こんにちは。Gazです。

先日、Twitterで以下の内容を発信しました✨

本記事では【 SPYD 】について詳しく解説していきます。


【高配当ETF】SPYDとは?

SPYDとは、分配金実績が極めて高いレベルにあるETFになります。

「配当金生活を実現したい」と考えている投資家にとっては間違えなく選択肢の1つとなるはずです。


さっそく、SPYDの概要を見ていきましょう。

SPYDの基本情報
項目 詳細
ファンド名SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF
ファンド名(日本)SPDR ポートフォリオS&P500 高配当ETF
ティッカーSPYD
設定日2015年10月21日
ベンチマークS&P 500 High Dividend Index
ファンド総資産$2,176.18M
(約2,387億円)
組入銘柄数80銘柄(2020/2/6)
経費率0.07%
配当時期四半期ごと
平均利回り(直近4年)8.19%
分配金実績(直近4年)$ 1.326 / 口
分配金利回り(直近4年)4.68%
※参照元:State Street HP(2020年2月時点)

SPYDは世界最大級の投信会社3つのうちの1つとなるステートストリート社が運営するETFです。

SPYDの特徴は以下のとおり。

    開始してまだ6年目
    組入銘柄は80社(均等平均)
    分配金実績が群を抜いて高い
    基準価格の成長率は低い

他の高配当ETFと比べて歴史が浅く、純資産総額も低めです。

最大の特徴は「組入銘柄の構成率が均等平均された80社」であること。

2020年2月6日時点の構成比で最も構成比の高い銘柄(L Brands Inc)と低い銘柄(Seagate Technology PLC)を比較しても、わずか0.35%しかありません。

  • L Brands Incの構成比:1.445529
  • Seagate Technology PLCの構成比:1.089696
      → 上記2社の差分は0.355833

一般的なインデックスファンドは加重平均といって、時価総額や株価が高い銘柄ほど構成率が大きくなる仕組みです。

加重平均の利点は時価総額が高い(= 社会的信用価値の高い)企業ほど安定した成長が見込めるということ。


対して、SPYDのような均等平均は社会的信用価値が低い銘柄であっても時価総額が高い銘柄と同程度の投資を行います。

均等平均による利点は「分配金実績(リターン)が高くなる」ということ。

高いリターンの裏には高いリスクがあるということを投資家は忘れてはいけません。

社会的信用価値が比較的高くない銘柄を利用している分、経営悪化や倒産リスクは高くなるということを覚えておきましょう。


SPYDのセクター

セクター 構成比率
一般消費財17.65%
不動産17.28%
金融14.05%
エネルギー13.34%
公益事業8.77%
生活必需品8.66%
素材6.35%
ヘルスケア5.21%
通信4.95%
情報技術3.72%
※参照元:State Street HP(2020年2月時点)

上位セクターが一般消費財と不動産がランクインするあたり他のETFと比べて珍しく、ポートフォリオの分散性を高めるには有効策となります。

また一般消費財や金融、素材セクターについては景気に左右されやすいものの、不動産やエネルギーセクターなどによりポートフォリオはうまく分散されているように考えられます。


SPYDの組入銘柄

保有銘柄TOP10
銘柄名 業種 保有比率
L Brands Inc.一般消費財1.44%
Coty Inc. Class A生活必需品1.43%
International Business Machines Corporation情報技術1.39%
Cardinal Health Inc.ヘルスケア1.35%
Gilead Sciences Inc.ヘルスケア1.35%
Tapestry Inc.一般消費財1.32%
Amcor PLC素材1.31%
Unum Group金融1.31%
Gap Inc.一般消費財1.30%
AbbVie Inc.ヘルスケア1.30%
※参照元:State Street HP(2020年2月時点)

SPYDの銘柄構成比が均等平均なので「保有銘柄TOP10」という表現が正しいかはわかりませんが、「L Brands Inc.」「Tapestry Inc.」「Gap Inc.」などアパレルブランドが多く組み入れられています。

また他の高配当ETFにもある人気銘柄も以下のような構成率で組み入れられています。

  • AT&T Inc.:1.24%
  • Verizon Communications Inc.:1.23%
  • Chevron Corporation:1.22%
  • Pfizer Inc.:1.20%
  • Exxon Mobil Corporation:1.16%


SPYDの分配金利回り

分配金実績SPYD
※参照元:State Street HP(2020年2月時点)

2015年11月から開始したSPYDは2016年以降、分配金利回りが4%を下回ったことがありません。

3%あれば高配当と言われる中で4%以上を維持するETFは驚異的であるとも言えます。

特に2016年と2019年の実績が高く、どちらも5%を上回る分配金利回りとなっています。


SPYDの基準価格推移

基準価格推移
※参照元:tradingview

上記は2015年11月〜2020年2月までの価格推移。

オレンジ色の線がS&P500となりますが、基準価格は大きく乖離していることがわかります。

SPYDの成長率(約4年間)は+29.34なのに対して、S&P500は+60.36%も成長していることがわかります。

分配金利回りで4%もあるのに対して、基準価格の伸びについてはあまり期待できません。

VYMとHDVとの比較

同じ高配当ETFとしてよく比較されるVYMとHDVとの比較を検証していきます。

比較から得られた結果は以下のとおり。

    基準価格はVYMより成長率が低い
    経費率と基準価格成長率が比例している
    分配金利回りはSPYDがぶっちぎり


基準価格比較

基準価格比較
※参照元:tradingview

基準価格においては2016年から2017年までは最も成長率が高いものの、トータルで見るとHDV(青線)より騰落率は低く、VYM(オレンジ線)と比べると8%以上の乖離があります。


分配金比較

分配金利回り比較

分配金比較
VYM HDV SPYD
2016年3.53%3.28%5.17%
2017年3.40%3.27%4.08%
2018年3.02%3.70%5.13%
2019年3.93%3.27%5.17%
平均値3.47%3.38%4.67%
※参照元:各社公式サイト

分配金利回りについてはVYMとHDVが接戦していますが、SPYD(黄色線)が飛び抜けて高いことがわかります。

それぞれの経費率を考えれば、SPYDのインカムリターンが高いことは明白です。

  • VYMの経費率:0.06%
  • HDVの経費率:0.08%
  • SPYDの経費率:0.07%


SPYDの配当金生活シミュレーション

老後生活

ではSPYDで積立投資した場合、どんな配当金生活ができるのかをシミュレーションしていきましょう。

なお利回り実績は直近4年間の平均値である以下の数値を参考にします。

  • キャピタル・リターン:8.19%
  • インカム・リターン:4.67%


各積立金額に応じて、想定される毎月の配当金額は以下の通りです。

分配金シミュレーション
積立期間 毎月1万円 毎月3万円 毎月5万円
5年後2,874円8,621円14,368円
10年後7,196円21,587円35,978円
20年後23,472円70,415円117,358円
30年後60,287円180,860円301,433円
40年後143,560円430,679円717,798円
※これはあくまでもシミュレーション。実際の数値ではありません。

毎月1万円の積立投資でも5年後には毎月のスマホ代(格安SIM)程度の収入を産むことができます。

毎月5万円の積立投資を30年間続けた場合であれば30万円程度の実績が狙えるため、完全に労働から解放されることも夢ではありません。


現在の年齢や今後予想される実績を想定して、それぞれ配当金生活で何ができるかを想像するのも楽しみの1つです。


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