ソーシャルレンディングで投資案件を選ぶ際に注意しておきたいことが5つあります。この記事ではその内容を解説していきます。




ソーシャルレンディングの選び方「運営実績」

貸し倒れなどソーシャルレンディングの選び方で失敗しやすくなる理由は、事業者の運営実績を比較しないこと。事業者によって運営実績はかなりの差があり、この差に気づかないうちに投資を始めてしまうと失敗する確率が一気に跳ね上がります。


貸付総額が大きい事業者

運用実績とは完済(元本償還)したファンド件数および貸付総額のことです。貸付総額が大きければ大きいほど、安定してリスクの低いファンドを供給することが可能です。

運用実績が高いソーシャルレンディング事業者の1つとしてあげられるのが「SBIソーシャルレンディング」2019年5月末までの実績は累計融資残高が310億円を超えており、国内でもトップクラスの運用実績を誇っています。


貸し倒れ件数が少ない事業者

運用実績と合わせてソーシャルレンディングで事業者を選ぶ場合、必ず「貸し倒れ件数」を確認するべきです。貸し倒れとは貸し付けた資金が帰ってこなくなることを意味しますが、貸付総額に対して貸し倒れ額の割合が大きい事業者は絶対に投資先として選んではいけません。

たとえば、不動産関連のソーシャルレンディングを展開するオーナーズブックは創業以来貸し倒れになった案件は1つもありせん。オーナーズブックを運営するロードスターキャピタル社の決済説明資料を確認すれば、2019年1Q時点で累積投資金額は115億円を超えているにも関わらず、貸し倒れ件数が0件というのはソーシャルレンディング市場ではかなり貴重な存在となっています。

オーナーズブック

ソーシャルレンディングの選び方「利回り」

高すぎる利回りは注意

ソーシャルレンディングでファンドを選ぶ際には、高すぎる利回りに気をつけましょう。ソーシャルレンディングの利回り相場は3〜15%と言われていますが、実際に10%以上のファンドにはかなりのリスクが伴っています。

一般的にはリスクとリターンは比例します。利回り3%と利回り12%の案件を比べた場合、利回り12%の案件は利回り3%の案件に対して4倍も貸し倒れが起きる可能性が高いということになります。

事業内容によって変わる利回り

利回りはファンドの内容によっても差がでてきます。最も利回りが低く安定しているのが不動産投資関連のファンド。利回り相場は3%〜6%程度となっています。

対して、太陽光発電や海外支援などのファンドについては7%〜15%とかなり高い利回りが設定されており、貸し倒れ率と利回り共に不動産に比べると高くなっています。


ソーシャルレンディングの選び方「返済方式」

投資期間が短いファンドを優先

ソーシャルレンディングで受け取ることができる配当金の受け取り方法は2種類。1つは毎月配当金をもらえる方法で、もう一つ返済期間満了後(約1年間程度)に一括で配当金を受け取る方法です。どちらも配当金を受け取ることには変わりはありませんが、リスクが高いファンドほど毎月配当を嫌がる傾向にあるため極力一括返済型の配当方式を採用しているファンドは避けるべきです。 さらに返済期間も1年以上ものものとなれば、かなりリスクは高くなります。


元本一括返済は注意

配当金と同じように投資元本にも返済方式が2種類存在し、毎月定期的に返済されるものと、運用期間終了後に一括で返済されるファンドがあります。

毎月定期的に返済できないファンドというのは、キャッシュフローが悪いということを意味しています。毎月返済できる流動的なお金を用意することができない事業は倒産や貸し倒れのリスクが高いため、投資をする際は十分に注意が必要です。


複数ファンドに投資

ソーシャルレンディングでファンドを選ぶ際は1つに絞らないということも大切です。1つに絞って資産運用をした場合に、万が一貸し倒れとなると全資産を回収できなくなってしまうからです。

投資を始める際は必ず1つに集中投資せず、いくつかのファンドに分けて資産を運用させることがファンド選びでも重要な考えとなります。


ソーシャルレンディングの選び方「借り手企業」

2019年3月から金融庁は借り手企業の情報を匿名化する義務をは廃止することを決定しました。これにより、ソーシャルレンディング投資家は借り手企業の情報を細かく知ることが可能となります。

Funds」や「オーナーズブック」では情報開示を積極的に行うことをWEBサイトでも明記しており、事業の透明性や連帯保証人の有無などを知った上で投資をすることが可能となっています。

どんな場合に貸し倒れが起きるか、そのリスクがどの程度のものなのかを見極める上では、かならず借り手の情報は確認しておきましょう。