ソーシャルレンディング失敗する人しない人

人気が高まっているソーシャルレンディングですが、投資には必ずリスクがあり失敗している人も多くいるのが現実です。ではどんな人が失敗しているのか、失敗しやすい人の特徴とそうでない人の失敗しにくい方法を解説していきます。




ソーシャルレンディングの人気が高まっている

クラウドファンディングの1つとして有効な投資方法である「ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディング市場規模

ZUU fundingの調査結果によれば、ソーシャルレンディングの市場規模は単月でも上昇し、「富士キメラ総研」や「矢野経済研究所」などの研究データを見ても2020年のオリンピック以降も急激に成長していく分野として注目されています。

Googleトレンドで確認してみても、2016年7月頃から急に検索数が伸びているのがわかります。

ソーシャルレンディング検索数


ソーシャルレンディングが人気の理由

ソーシャルレンディングが人気の理由
  • 少額投資が可能
  • 定期預金や国債に比べて利回りがいい
  • 毎月もしくは毎年配当金がもらえる
  • 上場企業など有名企業がソーシャルレンディングサービスを展開している

ソーシャルレンディングは少額で始められることから、投資に厳しい日本人でも数万円ならと財布の紐が緩みやすく、手軽に投資できることが人気の理由となっています。さらには金利が良かった時代から低金利の時代となったこともソーシャルレンディングが注目される理由です。貯金していてもお金は増えないという不安から、どうせ銀行に預けるならソーシャルレンディングで資産運用をはじめてみようと決心される方が増えている傾向にあります。


ソーシャルレンディングで失敗する人の特徴

調査不足で失敗

ソーシャルレンディングには3つのリスクがあります。

  • 元本保証がない
  • 事業者の倒産リスク
  • 借り入れ企業の貸し倒れと延滞リスク

これら3つのリスクを理解することで取るべき対策に変化がでてきます。たとえば事業者が倒産するリスクがあるということを把握しておけば、ソーシャルレンディングを提供する事業者の経営状況を調べるのは当たり前です。PL、BS、キャッシュフローなどの財務三表をチェックするのはもちろんのこと、他事業展開や人事などを調べることで限りなく倒産リスクの低いソーシャルレンディング企業を選ぶことができます。


集中投資で失敗

投資では全資産を失うということは、再起不能を意味します。全資産を失うと投資資金を貯めるところからスタートしなければいけないため、大きな利益を出すまでには相当な時間がかかってしまうからです。

ソーシャルレンディングにおいても単一の企業に集中投資してしまうと、万が一その事業者が倒産もしくは貸し倒れが発生した場合にあなたの全資産が危険な状態にさらされてしまいます。投資案件が少ないほど資産を大きく失うリスクが高くなります。

ソーシャルレンディングは1万円からなど少額で投資することができるため、かならず資金を分散させて投資をすることで大きな失敗を回避することができます。


投資資金で失敗

ソーシャルレンディングで失敗しやすい人の特徴の1つは「投資に使ってはいけないお金を使う」ということ。そもそも投資では以下のようなお金を資金に充ててはいけません。

  • 生活費
  • 返済予定のあるお金(借金)
  • 将来使う予定のあるお金(養育費や結婚資金)
  • 大きすぎるお金(ボーナス、退職金)

退職金や生活資金を投資に回すと「必ず成功しなければいけない」という非常に大きなプレッシャーがかかります。大きすぎるプレッシャーは投資判断を確実に鈍らせてしまい、最適な判断ができない状態へと陥ります。


100%成功する投資などはこの世の中ではありえません。投資にはリスクがあり、損失を被ることもあるということを理解しなければいけません。


利回りで失敗

ソーシャルレンディングの利回り相場はおおよそ3〜15%と言われています。利回りとは年間で増える資産割合のことで利回り10%の場合は1万円を1年間運用し続けると、1年後の資産は11,000円になるという意味です。

ソーシャルレンディングや投資を始めたばかりの方であれば高い利回りを選んでしまいがちですが、高い利回りを設定している金融商品というのは、相応の損失リスク(失敗する可能性)が高いことも意味しています。10%を超えてくるような高い利回り案件への投資は投資額を小さくするなど、十分に注意が必要です。


事業者選びで失敗

日本人が金融商品を購入する場合は金融庁の認可を受けている企業からしか購入することはできません。株式も仮想通貨もソーシャルレンディングであってもこのルールは変わりません。万が一、金融庁の認可が確認できない企業や個人が金融商品を斡旋してきた場合は確実に詐欺だということを覚えておきましょう。

ソーシャルレンディングで失敗しやすい人の特徴としてはうまい儲け話に騙されてしまい、正規ルートと外れた方法で投資を開始してしまうところにもあります。


ソーシャルレンディングで失敗しない人の特徴

余剰金で失敗しない

投資で成功している人の特徴は「余剰金」を投資資金にするということです。余剰金とは「生活費以外のお金」「明日無くなっても生活が困らない資金」のことです。

万が一無くなったとしても良い勉強代だったと思える金額や毎月の労働収入で補える金額を投資資金に回すことによって冷静な投資判断につなげています。


分散投資で失敗しない

ソーシャルレンディングで成功する人は1つの事業者に投資するよりも、複数の事業者に投資をすることによってリスクが分散されることを知っています。

例えばリーマンショックのような大恐慌が再度起こった場合、不動産投資関連の事業は軒並み倒産していくことになります。投資の全額を不動産のみに集中させていた場合は、その時点で終了です。手元には何も残らないはずです。しかし、不動産投資以外の金融商品も持っていたなら話は別です。不動産投資をカバーもしくは一部補填できる資産を築けるはずです。

投資というのは常にどのような危機が襲ってくるかわからない状態を維持しなければいけないため、基本は資産を分散させておくことが重要です。


長期投資で失敗しない

  • 利回り3%の金融商品を3年間保有する
  • 利回り9%の金融商品を1年間保有する

上記はどちらも同じだけのリターンを得ることができます。失敗しない人は前者を選択し、失敗する人は後者を選びます。


理由は簡単。「長期投資の方がリスクが低いから」です。後者の利回り9%の金融商品は利回り3%の金融商品に比べると、資金を回収できないリスクが3倍となります。投資とはいかに「損をしないか」という事が重要なゲーム。リスクをできる限りゼロに近づけ、確実に儲ける方法を考え出すのが失敗しないためのコツとなります。


複利で失敗しない

複利とは配当金など投資によって得られた利益を運用することによって新しく得られる利益のことを意味します。失敗しないかつ、大きく儲けるためには複利を利用する事をおすすめします。

では、さっそく100万円の投資で利回り3%の金融商品を対象に、複利を利用した場合とそうでない場合を比較してみましょう。

複利計算
時間 複利を利用 複利を利用しない
1年目100万円100万円
2年目103万円103万円
3年目106万円106万円
4年目109万円109万円
5年目112万円112万円
6年目115万円115万円
7年目119万円118万円
8年目122万円121万円
9年目126万円124万円
10年目130万円127万円

複利を利用した場合、10年後には複利を利用していない場合と比べると約3万円の利益差が生まれます。投資資金が多くなれば当然利益額は増えますし、20年30年と続けていくことで利益はもっと大きくなっていきます。


情報収集で失敗しない

最も重要な事と言えますが、投資において情報収集は生命線です。ソーシャルレンディングは「ほったらかし投資」と言われていますが、経済動向やマーケット情報などの情報収集をしておくことによって、自分が投資をしている金融商品のリスクがどの程度のものなのかをはかる事ができます。

また、情報収集している過程で新しい金融商品やよりリスクの低い金融商品を見つけることもできるはずです。投資に失敗しないためには、あらゆる情報をインプットしておく事が重要となります。