Segwitが導入されたことにより2019年のビットコイン価格は2017年のビットコイン道場同様の勢いを取り戻しつづある状況です。なぜこれほどまでにビットコインが急騰するのか、その理由は「Segwit(セグウィット)」という技術なしに語ることは不可能です。

では、「Segwitとはそもそも何?」という疑問をこの記事で解決していきます。




Segwitとはデータを圧縮する技術

Segwit(セグウィット)とは、ブロックチェーン上の仮想通貨取引データ量を圧縮する技術。Segwitを活用することによって1ブロックあたりのデータサイズを変えることなく格納されるデータ量が大きくすることができます。

ブロックチェーン構造

仮想通貨の代表されるビットコインのブロックサイズでは1MB(メガバイト)とデータサイズが決まっていますが、Segwitを利用することによって1MB分以上の取引データ量を1MBに収めることができます。


Segwitの仕組みを理解しよう

仮想通貨の取引データは以下の3つにわけることができます。

    取引データの内訳
  • 送信元データ
  • 送信先データ
  • 電子署名データ  ⬅︎ これを別で管理する

「電子署名」は取引データ全体の6割を占めるデータ量。電子署名データを別で管理することによって、Segwit導入前と比べると1.7倍程度のデータサイズを1MBに圧縮することが可能となる仕組みです。


Segwitのメリット

送金遅延が起こりにくくなる

今よりももっと貧相なSegwit技術が使われていた2017年のビットコインでは、一週間経っても取引が完了しないという現象が多数発生していました。ビットコインは1分間あたりに取引処理できる量に上限があるため、それ以上の取引量が発生すると送金が遅延してしまうという問題が発生します。Segwitの技術が進化していくことによって、送金遅延が緩和されより多くの人にストレスなく使ってもらえる環境を与えてくれるのがSegwitの魅力の1つです。

ビットコイン取引量

現実問題としてビットコインの取引量は2017年のピーク時と同水準のところまで来ています。今後は過去最高記録を更新し続けることも想定範囲内です。現時点(リアルタイム)での「ビットコインの取引量」を知りたい方はblockchain.comで確認してみてください。


送金コストが抑えられる

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は送金量が多くなると、送金コストが上がりやすくなります。

2017年に過去最高記録の取引量が発生した際は1回の送金で3,000円程度の送金手数料も珍しくありませんでした。Segwitは送金遅延だけでなく、送金コストが急騰するのを抑える効果もあります。


Segwitのデメリット

一般的な仮想通貨ユーザには直接関係しませんがSegwitが導入されることによりマイニング(取引処理)の仕組みが変わるため、マイニングマシンの仕様を変更しなくてはいけない事態に陥る可能性もあります。ただし、一般的にはSegwitはメリットしかありません。


Segwit2xのデメリット

Segwit2xとはブロックサイズを1MBから2MBにしようという取り組みです。実際にビットコインには採用されませんでしたが(B2Xというコインが誕生した経緯はある)、仮に実行されるとなれば大規模なブロックチェーンの改修作業と様々なセキュリティ対策が必要となります。同時にハッキングなど不正利用されるリスクも高まると予測されていました。よって、現時点でSegwit2xが採用されることはありません。


Segwitの歴史

ビットコインに導入されたSegwitの歴史

ビットコインに始めてSegwitが導入されたのは2017年4月21日です。その後、LitecoinやDigibyteなどの仮想通貨にもSegwitが導入されていきます。

2018年2月にはビットコインのアップデート「BitcoinCore 0.16.0」により完全にSegwitが対応されることになります。


モナコインに導入されたSegwitの歴史

モナコインにSegwitが導入されたのは2017年4月23日。日本初のSegwitが導入された仮想通貨として注目されています。詳しくは「モナコインとは?モナコイン価格の今後」の記事をご覧ください。