こんにちは。Gazです。
先日、Twitterで以下のようなツイートをしたところ反響を頂きました。
ロボアドバイザーと投資信託の手数料は大きいもので【 0.912%の差 】があります。
— Gaz(ガズ) (@gazooblog) December 28, 2019
これを軽視すると、長期で痛い目にあいます。
月3万円積立を10年で【 16万円の差 】がでます。家賃なら2ヶ月分タダになる計算。
20年続ければ、【 69万円の差 】が生まれます。
投資先変えるだけでこの差はヤバイ🔥
本記事では【 ロボアドバイザーと投資信託の手数料比較 】について、詳しく解説していきます。
ロボアドバイザーと投資信託の手数料を比較
今回はロボアドバイザーと投資信託の手数料を比較していきます。
比較する銘柄は以下のとおり。
項目 | ロボアドバイザー | 投資信託 |
銘柄名 | wealthnavi | eMAXIS Slim 全世界株式 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 1% | 0.104% |
組入銘柄 | 11,000銘柄 | 3,027銘柄 |
つみたてNISAであれば売却益に対して課税がかからないなど、他のメリットやデメリットに関しては今回は触れません。
手数料だけにフォーカスした記事とさせていただきます。
信託報酬とは
信託報酬(しんたく・ほうしゅう)とは、資産を保有している時にかけられる運用手数料を意味します。
信託報酬は毎日徴収されますが、1年間分にかかる手数料割合を表記することが一般的です。
たとえば、信託報酬1%の投資商品を100万円分購入し1年間保有した場合は、毎日約27円の手数料が徴収され1年後には合計で1万円の手数料が徴収されるという仕組みです。
信託報酬は保有資産に対して一定率の手数料がかかるため、保有資産の評価額の増減に対して手数料率も増減します。
たとえば、先ほど100万円で購入した保有資産が200万円に上昇すれば、毎日の信託報酬は54円となります。
手数料の違いをシミュレーションしてみる
先ほど紹介した金融商品の信託報酬の差は【 0.896% 】となっています。
0.896%の手数料差がどのくらいの資産形成に差を与えるかを以下の表でまとめてみました。
積立金額 | 5千円/ 月 | 1万円/ 月 | 3万円/ 月 |
10年後 | 27,456円 | 54,913円 | 164,738円 |
20年後 | 113,705円 | 227,410円 | 682,231円 |
30年後 | 264,256円 | 528,512円 | 1,585,535円 |
40年後 | 485,133円 | 970,266円 | 2,910,799円 |
50年後 | 782,927円 | 1,565,854円 | 4,697,561円 |
表を見ての通り、ものすごい資産形成に差がでることがわかります。
- 最初の10年で2.7万円〜16万円の差がでる可能性がある。
- 50年以上保有すると78万円から469万円の差がでるかもしれない。
- 信託報酬の安い投資信託は大きな資産形成がしやすい。
たかが手数料で【 0.896% 】の差でしかないと考えられがちですが、たったこれだけの違いで数十年後には複利効果で驚くほど運用成績にさがでることになります。
【まとめ】
投資をする場合は手数料が思わぬ失敗となってしまうことは多く、1%の違いにもシビアになるべきです。
とくに信託報酬は毎日かかる手数料であり、信託報酬が1%下がるのと利回り1%上がるのはイコールとなるので、信託会社にとっては信託報酬は利益ですが投資家からみれば負債でしかありません。
人生は後戻りすることができません。
長期資産運用を始める場合には、手数料の安い投資信託を選ぶことをおすすめします。