2019年8月、厚生労働省は年金の所得代替率が下がり現行制度よりも年金受給の年齢を引き上げる可能性があることを発表しました。

少子高齢化が進む日本において年金システムがうまく機能せず、若者が将来受け取ることができる年金額はどんどん減っていくばかりです。


そんな中、自分自身は年金をいくらもらえるのか。

年金手帳を確認することによって、取れる対策もあるはずです。

この記事でわかること
  • 年金定期便の見方がわかる
  • 年金定期便の見方は50歳超えると変わる
  • 年金だけに頼らない人生を考えることができる




50歳未満の人に届く年金定期便の見方

年金手帳

「年金定期便」とは、年金の支払い状況、受給開始年齢などが確認できるハガキのことです。(年金手帳とは別のもの)

毎年誕生日の前月に届くため、多くの人が見慣れているはずですが、どこをどのように確認すればいいのかわからないことも多いのが事実。


この記事では年金定期便の見方について説明していきます。

ただし、前提として50歳未満の方と50歳以上の方に届く年金定期便の内容は異なる点があります。50歳以上の方は次の章「50歳以上の人に届く年金定期便の見方」の説明も参考ください。


年金の加入期間を確認する

年金定期便-加入期間

年金定期便を受け取ってから、まず初めに確認することは「年金の加入期間」です。

上図(ねんきん定期便のサンプル)の赤枠で囲ってある部分に記載されている年金加入年数は個人事業主だった場合や会社員の場合でもすべて含まれています。

特に在学中の場合でも20歳を超えている場合は年金を収める必要があります。その期間も納めているのであれば、その分も計算されていますので事実と記載されている内容に齟齬がないか十分に確認しましょう。

万が一、支配期間と加入期間に相違がある場合はすぐに年金事務所へ問い合わせるべきです。


年金額を確認する

年金の現行制度(2019年8月時点)から言えば、年金納付期間が10年以上ある日本人の方なら年金受給開始年齢は65歳からとなります。

会社員の方であれば、受け取ることができる年金額は「国民年金」と「厚生年金保険」の二つにわかれます。(個人事業主やフリーランスの方は国民年金のみ)

年金定期便-年金額

上図の赤枠部分にて、国民年金と厚生年金保険の合計額を確認することができます。記入されている金額は年額となるので、単月換算するのであれば12等分した金額となります。上図の場合は国民年金と厚生年金の合計として毎月4.4万円もらうことができます。


50歳以上の人に届く年金定期便の見方

年金受給の開始年齢を確認する

50歳以上の方に届く年金定期便については50歳未満の方に届く「これまでの加入実績に応じた年金額」の欄が「老齢年金の種類と見込額」という欄に差し替えられます。

年金定期便50歳以上

受給開始年齢を延長した場合の年金受取額が記載されており、どのタイミングで受け取ると、どれくらいもらえるかというシュミレーション結果が記載されています。

延長する分だけ年額が増えていきますが、その分死亡リスクもあがるためできる限り早く受け取ることが重要ですが、人それぞれかと思うので65歳を迎えるまで十分に検討しておきまましょう。


年金定期便の表面

ねんきんネットでも確認可能

年金定期便には電子版「ねんきんネット」も存在します。最近の年金定期便ハガキを持っていなくてもハガキに記載されているアクセスキー(もしくは、基礎年金番号)を利用することで最新情報を確認することができます。


上記動画にも説明がありますが、ねんきんネット(WEBサイト)にアクセスし、必要事項を入力の上ユーザ登録を済ませると、年金定期便と同じ内容をすぐに確認することができます。


年金に頼らない人生とは

年金定期便でご自身の年金額を確認すると、「たったこれしかもらえないのか」と絶望する人がほとんどです。日々の暮らしを賄える程の年金額をもらえるのはごくごく一部。ほとんどの方は貯金を切り崩すか、新しく労働収入を増やすほかありません。

老後資金に苦労したくないと考えるのであれば、その対策は今からでも始めるべきです。


じぶん年金を始める

年金は国の税金と資産運用によって成り立つものですが、年金だけで生活を賄うことができないのは火を見るより明らかです。国のシステムに頼ることができないのであれば、自分の給料や金融知識を利用して、自分で資産を増やしていくしかありません。

自分で老後資金を用意していくことに「じぶん年金」というキャッチコピーが使われますが、その方法は様々です。


当ブログでおすすめしているのは「積立NISA」です。比較的リスクが他の金融商品よりも低く、時間とコストもかからない、さらに優遇税制を受けることができるため初心者向けの投資商品としては最適です。興味があれば以下の記事を参考くさい。


じぶん年金は積立NISA以外にもイデコや投資信託など様々な手法があります。自分にあった手法を見つけることが大切です。


副業を始める

投資は苦手だけど、働くことは大好きという方は副業もありです。副業での収入が増えることで将来の貯金が増えやすくなります。自分にあった副業を探してみることも始めてみましょう。