投資信託とは

投資信託の仕組み

投資信託とは「投資の専門家を信じて託す金融商品」のことを意味します。具体的には世界中に存在する金融商品を組みあわせて1つの指標とし、その値動きの差で利益を出す商品です。


初心者向けの投資

投資信託は数ある金融商品の中でも投資未経験者や投資経験が浅い初心者向けの金融商品と言われています。投資信託は金融商品の選定から売買など運用に関するほとんどのことを投資信託運営企業が実施するため、基本的にほったらかしで投資ができる仕組みとなっています。


積立NISAに対応

NISAは非課税

積立NISAとは日本政府が推進する少額投資非課税制度のことで、売却益や配当金に対して税金が課されない制度のことです。積立NISAの投資先は「投資信託」に限定されます。投資信託しか投資ができないのは他の金融商品よりも比較的リスクが低く、始めやすいと日本政府が認めているからです。


投資信託の選び方「信託報酬」

信託報酬は安くするべき

数ある投資信託を選ぶ際に気を付けなけれないけないポイントは「信託報酬」です。信託報酬とは運用手数料のことで資産を投資信託に預けている間にかかる手数料を意味します。信託報酬の相場としては0.1%から2%程度ですが、初心者の方であれば最低でも1%以下を目安に選びましょう。1%以上の信託報酬を設定している企業はぼったくり商品もしくは過去実績が異常に高い投資信託であることがほとんどです。

過去実績が高い投資信託を選ぶことも重要ですが、実績が高いということは上がりやすく下がりやすいということでもあるので、銘柄選びには注意が必要となります。


配当金に騙されない

投資信託の中には過去の配当金額が多いという理由で信託報酬を高く設定している投資信託もありますが、投資信託選びは配当金よりも信託報酬の低さを優先した方が懸命です。投資信託とは基本的に長期で運用することが前提で、長期間信託報酬を支払い続けることとなります。信託報酬が0.1%違うだけで長期的に見ると大きな差となっていくことは明らかです。


信託報酬が安い投資信託

信託報酬率が低くて有名な投資信託の1つが「eMAXIS Slim先進国株式」です。三菱UFJ国際投信が運用する投資信託で特にeMAXIS Slimシリーズは信託報酬がとにかく安く設定されており、2019年7月時点のeMAXIS Slim先進国株式の信託報酬率は0.107892%(税込)となっています。

eMAXIS Slim先進国株式について詳しく知りたい方は過去記事「【積立NISA】「eMAXIS Slim先進国株式」の特徴とおすすめ理由」をご覧ください。


投資信託の選び方「組入銘柄」

確実性の高い銘柄

組入銘柄とは投資信託の運営企業が買い付けている金融商品の割合(ポートフォリオ)のことを意味します。先ほど紹介したeMAXIS Slim先進国株式の組入銘柄は「アップル」「マイクロソフト」「アマゾン」など世界を代表する銘柄がランキング上位となっています。GAFAのように今後も世界経済を支えていくであろう企業に投資をすることによって、将来の資産が増える可能性が見えてきます。


将来性の高い銘柄

2020年からは新しい通信規格である5Gが普及することによって、インターネットサービスがさらに活況となると予測されています。日本で人気のひふみ投信の組入銘柄には日本のインターネットサービスを支える「協和エクシオ」という会社が組入銘柄上位となっています。

今後5Gの発展によってより多くの世帯にインターネットが普及していくことを予測し、高い値上がり益を得られる可能性があるかもしれません。ただし、高いリターンが見込めそうな銘柄は反対に高い損失を被る可能性もあるということは覚えておきましょう。


投資信託の選び方「利回り」

下がりにくい投資信託を選べ

投資信託を選ぶ際に気になるのが過去の実績とも言える「利回り」ですが、利回りを気にしすぎると痛い目にある可能性があります。基本的に投資とは高いリターンがある金融商品ほど、損失リスクも高くなっています。

つまり過去5年、10年間の実績を振り返ってみたときに他の投資信託よりも高い実績を上げている投資信託というのは、暴落時にも下がりやすい傾向にあります。あまり高すぎる利回りの投資信託を選ぶとかえって失敗してしまうのため、投資信託の平均利回りを把握しておくことが重要です。


市場で変わる利回り

日本経済の使用となる日経平均株価とアメリカ経済の指標となるダウ平均株価を過去30年間にわたって比べてみれば、その違いは明らかです。

ダウ平均株価
日経平均株価

ダウ平均が過去30年間で10倍に株価が膨れ上がっているのに対して、日経平均株価はマイナス12%も下落しています。どちらの市場に投資をするべきかはもう言うまでもありません。


間違った投資信託の選び方

ランキングから選ぶのは危険

投資初心者や未経験者は投資でなるべく早く利益を回収したいと考え、利回りランキング上位の投資信託を選んでしまいがちです。利回りが高い投資信託というのは先ほども説明した通り、リスクも大きいことを覚えておいてください。逆に利回りが低すぎる投資信託は高い利回りとなる場合もあります。

つまり、投資信託を選ぶ際は利回りだけで選んではいけません。信託報酬と組入銘柄を十分に見極めた上で利回りを参考にするべきです。


日本銘柄は危険

現在の世界経済をリードしているのは「アメリカ」と「中国」であることは間違えありません。今後はインドもその1つになるかもしれませんが、日本でないことはたしかです。

つまり、投資信託を選ぶ際に将来の成長率を期待していいのはアメリカ企業が入っている先進国株式、中国系企業が入っている新興国株式の二択になってきます。成長率が低い日本株式の投資信託は長期的に値上がりへの期待が比較的低いということになります。