こんにちは。Gazです。
先日、Twitterで以下の内容を発信しました✨
今日のブログ記事が完了したので、
— Gaz(ガズ) (@gazooblog) January 24, 2020
これからトレーニング行ってきます😁#今日の積み上げ
ブログは今日の19時公開予定。
内容は投資本の紹介です。
次の記事は「ETFと投資信託の選び方」についてまとめてみようと思っているけど、もうありふれすぎてダメかな。。。でも検討してみよう🔥
本記事では【 ETFとは?投資信託との違い 】について詳しく解説していきます。
ETFとは?
ETFとは、Exchange Traded Funds(上場投資信託)の略称で呼ばれる金融商品の1つ。
上場投資信託と言われるようにETFも投資信託に分類されますが、一般的な投資信託とはいくつか異なる特徴を持っています。
その特徴がこちら。
- 投資信託より信託報酬が安い
- 米国株のETFが人気
- 売却益と分配金を受け取れる
ETFに関しては上記3点を把握できれば十分です。
これから上記3点を詳しく説明しますが、わからなければ 次項まで飛ばして構いません。
投資信託より信託報酬が安い
一般的な投資信託にかかる信託報酬(運用手数料)というのは以下の要素で構成されています。
- 販売会社に支払う手数料
- 運用会社に支払う手数料
- 信託銀行に支払う手数料
しかし、ETFは取引所で直接購入することが可能で販売代理店を通す必要がありません。
その分だけETFの手数料は安く設定されているという仕組みになります。
ETFでは信託報酬のことを経費率と言いますが、内訳は「運用会社」と「信託銀行」に支払う手数料のみです。
米国株のETFが人気
投資信託同様に米国株を組入銘柄としたETFが人気となっています。 特に人気の運用会社は以下の3つ。- ブラックロック
- バンガード
- ステートストリート
注目の銘柄でいえば、SPYD(ステートストリート社)やVYM(バンガード社)のような高配当が期待できるETFが人気です。
高配当ETFは売却益が期待できる上に資産保有中は分配金ももらえるというスタイルが人気の理由です。
ETFと投資信託の違い

では本題でもある「ETFと投資信託の違い」について解説していきます。
項目 | ETF | 投資信託 |
上場・非上場 | 上場 | 非上場 |
取引時間 | 取引所開催中 | 9時〜15時 |
取引価格 | リアルタイムで変動する市場価格 | 1日1回算出される基準価格 |
購入方法 | 証券会社 | 証券会社や銀行、郵便局 |
購入手数料 | 有り | 無し |
信託報酬 | 投資信託より安い | ETFより高い |
解約手数料 | 有り | 無し |
分配金再投資 | 手動 | 自動 |
元本払戻金 | 無し | 有り |
※購入手数料、解約手数料および分配金の取扱については各投資信託によって異なり、一概に上記内容を決定しているわけではありません。あくまで一例と捉えてください。
細かく違いを分けるのであれば上記の表のとおりですが、大まかな違いは以下の通りです。
- ✅ トータルコストはETFの方が高い
- ✅ ETFは分配金再投資の効率が悪い
ほぼETFのデメリットですが、詳しく解説していきます。
トータルコストはETFの方が高い
ETFは圧倒的に安い経費率(= 信託報酬)が魅力の1つです。
しかし、経費率が安くてもトータルコストが高くなる理由があります。
- 理由1:投資信託の手数料無料化
- 理由2:二重課税と為替コスト
- 理由3:NISA対象銘柄が少ない
投資信託の手数料無料化
投資信託の取引手数料は無料の商品がほとんどで、信託報酬も0.1%を下回る商品も少なくありません。
対して経費率の安いETFでも購入するためには0.45%(2020年1月時点での最安値)の約定手数料がかかります。
全くもってETFが高いというわけではありませんが、投資信託を比べるとトータルコストが高くなりやすいです。
二重課税と為替コスト
投資信託では企業からの配当金や株主優待などの利益を自動的に再投資していますが、ETFでは四半期ごとに分配金として支払われるルールになっています。
米国ETFの分配金には米国で10%課税された後に日本で20%の課税が二重で加味されるため、最終的に受け取ることができる分配金は課税分だけ少なくなります。
トータルリターン(売却益 + 配当益)が同じ投資信託の場合は課税されない分投資信託の方が儲けが大きくなるということです。
さらに言えば、海外ETFの場合は為替の変動も影響します。為替が不利な方向に動けば儲けは少なくなりますし、為替差益が発ししてしまうと課税対象となるため非常に厄介です。
NISA対象銘柄が少ない
日本には2018年1月からスタートした「つみたてNISA」という売却益にかかる20.315%の課税を免除することができる優遇税制があります。
これを利用することによって圧倒的にパフォーマンスを得ることができるのですが、ETFに関してはつみたてNISAの対象となっているものがほとんどありません。
実質ETFには優遇税制が適応されないため、その分だけ儲けは小さくなるという現象が起きてしまうんです。。。
以上、「投資信託の手数料無料化」「二重課税と為替コスト」「NISA対象銘柄が少ない」という3つの理由からETFのトータルコストは高くなりやすいということがお分かりいただけましたでしょうか。
ETFは分配金再投資の効率が悪い
先ほど「二重課税と為替コスト」について解説したとおり、ETFは分配金再投資を考えた場合は米国と日本での課税により投資効率が鈍化するという現象が起こります。
さらに買付も手動で行わなければいけないため、買付をするたびに約定手数料がかかってしまう点と約定手数料を抑えるために一括投資をするにしても投資タイングを読みにいく時間と勉強コストがかかるため、大きな利益を狙いにいくには非効率的だと言えます。
複利の力を最大限活かすなら、ETFよりも投資信託を選ぶ方が効率的になりやすいということです。
ETFのメリット
ここまで読んでいただけると「ETFを購入するよりもつみたてNISAで投資信託を買った方が良い」という結論がでますが、それも1つの正解です。
しかし、最後にETFを使うメリットをお伝えしたいと思います。
私は投資をするなら「投資目的と投資手法を合わせる」ことが本当に大切だと考えています。
ETFという投資手法と相性のいい投資目的は以下のとおり。
- 生活のクオリティを上げたい
- 固定費を軽減したい
上記のような投資目標は米国株を組入銘柄にした高配当ETFによって達成しやすくなります。
トータルリターンや投資効率は投資信託に劣るかもしれませんが、毎年入ってくる分配金によって毎日の生活が少しでも豊かになったり、家賃や子供の養育費の支払いを軽減することができれば精神的な安定も手に入れられるはずです。
投資信託のデメリットを無理矢理あげるとすれば、引き出すタイミングがわからないということです。
ETFは決まった期間に分配金を指定された口座に振り込まれるため、完全な不労所得を得ているという感覚が好きな人は少なくないはずです。
だからこそ「住宅ローンを軽減したい」「趣味に使えるお金を増やしたい」という投資家がETFを活用するのです。
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