こんにちは。Gazです。

今回は【 ディフェンシブ株 】について解説したいと思います。

先日、ディフェンシブ株のツイートに多くのいいねをいただきました。

ブログではより詳しく解説していきたいと思いますので、最後までどうぞよろしくお願いします。


ディフェンシブ株とは

ディフェンシブ株とは「景気動向に業績が左右されにくい銘柄」のこと。

株の大暴落や経済が落ち込んでいる際でも需要が下がりにくく、安定して業績を上げられる企業を意味します。

株式投資家にとって、安定してゆっくりと成長してくれるディフェンシブ株は人気の投資対象となりやすい傾向にあります。


ディフェンシブ株の特徴は以下のとおり。

    毎月必ず利用される商品やサービスをもっている。
    人の生活になくてはならない。
    外需に影響されない。


ディフェンシブ株の代表例として通信会社の「KDDI」があります。

スマートフォンは日本の生活に深く根付いており、景気が悪くなったからと言ってスマホを解約する人も多くはありません。

毎月使用され安定した収益が見込めるのがディフェンシブ株の特徴となっています。


ほかにも医薬品や食料品業界などもその傾向が強く、景気が悪くなったから食べるのをやめる、薬を飲まないという選択肢はありません。

これらの業界も安定した収益を見込みやすい傾向にあります。


ディフェンシブ株の代表セクター

ディフェンシブ株の多い業界(セクター)は以下のとおり。

  • 生活必需品
  • 食品
  • 医薬品
  • エネルギー(電気、ガス)
  • 鉄道
  • 通信

これらの業界には安定した成長を実現している企業が多く存在します。

ただし、上記のような業界にいる企業だからといって必ず安定した収益を見込めるわけではありません。

たとえば、エネルギー事業を展開する東京電力は東日本大震災の影響により株価を大きく下げる結果となりました。

東京電力株価

その後は安定していますが、株価を以前の水準まで大きく戻ることもありません。


また、飲料メーカーである「アサヒビール」や「キリンHD」は安定して株価を伸ばし続けています。

アサヒ株価

キリン株価


ディフェンシブ株の選定基準

チェックリスト

ディフェンシブ株の銘柄選びにはいくつかコツがあります。

    ストック型の収益構造を持ってる。
    増配を継続している。
    拠点が各国に分散している。


ストック型の収益

優良なディフェンシブ株の特徴の1つ目は、ストック型のビジネスモデルをもっていることです。

ストック型ビジネスモデルの代表例がAmazonプライムやNetflixなどの月額課金モデルです。

ネットサービスは一度契約すると、毎月自動で引き落としがかかるため収益が一気に下がるリスクは少なく、安定した収益を生み出します。


このストック型ビジネスモデルが盤石であるディフェンシブ株を見つけることが重要です。

ストック型ビジネスモデルで安定している企業の参考例は以下のとおり。

  • Amazon
  • Netflix
  • Visa
  • Microsoft

  • NTTドコモ
  • ソフトバンク
  • KDDI
  • オリエンタルランド
  • JT(日本たばこ産業)
  • 東海旅客鉄道


高配当銘柄

ディフェンシブ株のデメリットとしては市場が成熟し、大きな業績アップを見込めない可能性もあります。

だからこそ、その分だけ配当金を重視する企業というのは優良であると言えます。


ディフェンシブ株の高配当企業の参考例は以下のとおり。

  • JT(日本たばこ産業)
  • NTTドコモ
  • KDDI
  • 関西電力
  • 九州電力
  • 東北電力
  • 中部電力
  • 北海道ガス


拠点が各国に分散

経済というのは国によってトレンドが異なるため、1つの国に集中投資する分リスクも大きくなる傾向にあります。


日本は高度経済成長を経て1995年までは好景気と言われる状態でしたが、それ以降はデフレ経済が進みどんどん景気が悪くなっています。

対して、アメリカ、中国、インドなどの国に関しては経済が急成長しており、株式市場も活況となっています。

日本だけでなく、海外に拠点が複数あることによって企業の業績は分散し、より安定した成長を遂げやすくなるというのが投資のセオリーです。


ディフェンシブ株の海外に拠点が分散されている企業の参考例は以下のとおり。

  • JT(日本たばこ産業)
  • キリンHD
  • アサヒビール
  • 日本ハム
  • 味の素
  • 日清食品

ディフェンシブ株ついて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

少しでも金融知識UPのサポートになれれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。