今週の仮想通貨相場を振り返る
8月8日までのビットコインチャート
2019年8月1日にトランプ大統領は中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税(第4弾)を拡大するとツイッターで発表。内容は9月1日から3,000億ドル分の製品に10%の関税を上乗せするというもの。7月31日にFRBから発表された利下げも重なり、世界の株式市場は下落傾向かつ、人民元安を懸念して株式市場の資産は仮想通貨市場へ避難されるという流れができました。
結果としてビットコイン市場は8月1日から大きく躍進し、週間の最大変動率は19.82%(215,151円の上昇)を記録しています。さらにビットコインの難易度リボンが収束している状況から今後もビットコイン価格は上がり続けるという予測もあり、8月は買い場となる可能性が高くなっています。
Introducing the Bitcoin Difficulty Ribbon. When the ribbon compresses, or flips negative, these are the best time to buy in and get exposure to Bitcoin. The ribbon consists of simple moving averages on mining difficulty so we can easily see the rate of change in difficulty. pic.twitter.com/6kBz4sLG1d
— Willy Woo (@woonomic) August 1, 2019
8月2日~8月8日のビットコインの値動き |
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ライトコインの半減期
2019年8月6日にライトコイン(LTC)の半減期を迎え、文字通りマイニング報酬は25LTCから12.5LTCとなったが、9割以上のライトコインマイナーは変わらずにマイニングを続けている状況。
ライトコインの半減期によってハッシュレートが調整される影響でライトコインの価格は上がると考えられていましたが、相場の変動率はわずか9%の上昇にとどまり、14時間後には元の価格へ戻る結果となりました。そして報酬が減ったという事実がマイナス要因となって今のもなおライトコインの価格は下がり続けています。
半減期で値上がりしなさそうですね。そもそも半減期も織り込み済みで買ってる投資家が多いだろうし、半減期後はライトコインが下がるんじないかと思っている。 https://t.co/azxfgb6ZaQ
— Gaz(ガズ) (@gazooblog) August 4, 2019
半減期が起こる前のツイートでも発信していますがライトコインの半減期は前から決まっていた事実のため、織り込み済みと考える投資家が多くライトコインが下落し、ビットコインはやや上昇すると考えられていました。
来週の仮想通貨価格予想
ビットコインが急騰する!?
2019年4月から急激に上がり続けたビットコインですが、大きく下に反発したタイミングは全部で3回(6月27日、7月10日、8月6日)底値も100万円以下に下がらなくなり、ボラティリティは収束傾向にありますが、次のチャンレンジでビットコイン価格が上に抜ける可能性も見えてきました。
今月中に上記チャートにある抵抗線(赤)を超える事でビットコイン価格が140万円台に達する可能性もあります。
ビットコインに追い風
Facebookが提案するLibraやテザー社の問題を含めて、ステーブルコインの政治は不調。さらに対中関税の強化によりビットコインは避難通貨として躍進する将来は容易に想像できます。来週は大きなイベントは控えていないものの、過去から重なる経済不安やビットコイン以外の仮想通貨が失速することにより、ビットコインの価格変動は激しくなると予想されます。
今後の仮想通貨ニュースを予想
BTCドミナンス69%超え
直近1年のBTCドミナンスを見ると、2019年4月から急激に上昇し、8月9日時点では69.09%を記録しています。このままのペースが続けば、年内にはビットコインが80%を超える可能性も。イーサリアムなどの仮想通貨が誕生する前は90%以上のドミナンスがあったこともありますが、どこかでアルトコインブームが来るという可能性が考えられます。
2017年では日本の資金決済法の改正によりアルトコインブームが始まりましたが、2020年に予定されている金商法改正が同じ効果を生むのか、それとも別の要因がトリガーになるのかはわかりませんが、とりあえずビットコインの拡大は絶対ではないということに注意しておく事が重要です。
ビットコインETF
2019年8月14日、BitWise社のETF申請を判断する発表期限となっています。続いて8月19日にはVanEck社となっています。進展があるとすればナスダック証券取引所と提携しているVanEckですが、最終期限は10月となるため判断の延期が濃厚。
ビットコインETFが承認されれば仮想通貨市場に大きなインパクトを与える事ができますが、bakktや過去のSECの対応を見る限り、大きな進展はほとんど期待できない状況です。
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