家計の見直しといえば食費や保険などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、現在の主流は通信費です。通信費を見直すことで圧倒的に家計を節約することができます。今回は節約できている夫婦とそうでない夫婦の通信費を比較し、節約の効果をしっかりと解説していきます。




夫婦の通信費相場

平均通信費は約3,382円

総務省の統計データを参考にすれば、1世帯(2.47人)の平均的な通信費(携帯代のみ)は100,250円。一人たりの月額利用料金に直すと約3,382円という結果になります。ただし、平均的に3,000円程度の通信費を払う人は稀で通信費が1,600円程度(格安SIM利用ユーザ)の方と7,000円程度(大手キャリア利用者)の人の割合が多いことは容易に想像できます。


通信費を節約できない夫婦

Docomo,au,ソフトバンクなど大手キャリアの携帯を利用する夫婦はの通信費は1万円以上かかってしまいます。通話やネット利用料が増えれば毎月2万円以上の請求書が届いている家庭もいるはずです。日本の市場では格安SIMを使って通信費を節約している家庭は少なく、ほとんどの方が大手キャリアの高い料金を支払っています。知らず知らずに高い料金を支払わされているということにまずは気づくべきです。


通信費を節約する夫婦

格安SIMシェア率

MMD研究所の調べによれば、auやソフトバンク、docomoなどの大手キャリアの携帯を利用している方は全体の約8割(79.1%)を占めており、料金が安い格安SIMを利用されている方は全体のわずか12%程度しかいない状況です。

ただし、わずか12%の家計は大手キャリアを利用している家計の通信費と比べると、おおよそ半分以下から4分の1以下の通信費となっているはずです。今後の夫婦生活や老後を考えた場合、必ずやっておいたほうがいい節約は通信費です。


通信費を安くする格安SIM

格安SIMとは毎月請求される携帯(スマホ)代をau、docomo、ソフトバンクなどの大手キャリアよりも格安に抑えることができるサービスです。

通信サービスを提要する事業者には「MNO」と「MVNO」2つが存在します。

  • MNO:通信設備を持つ事業者
  • MVNO:通信設備を借りている事業者

MNOは日本全国に電波塔や管理センターなどの通信設備を保有する事業者。日本全国を網羅した通信設備の維持、運営費をユーザから請求するために高い月額費用がかかっています。au、docomo、ソフトバンクなどの大手キャリアがMNOに該当します。

MNOの通信設備を借りている事業者「MVNO」が、格安SIMを提供する事業者です。MVNOはMNOの通信設備の一部を借りて運営しているため、通信設備のコストが安く抑えられる分ユーザに低価格でサービスを提供できるという仕組みになります。最近ではMVNOの通信環境が改善され、格安SIMでも大手キャリアと大差なく使えるため、格安SIMへの乗り換えブームが起きています。


格安SIMのメリット

  • とにかく料金が安い
  • 最新機種にも対応
  • 切り替え作業が簡単

格安SIMのメリットはとにかく料金が安いという点です。大手キャリアの解約手数料を払ったことを想定しても月額費用は安く抑えることが可能で、3GBの通信費であれば1,600円程度に抑えることができる上に大手キャリアで使っているiphoneなど最新機種をそのまま利用し続けることが可能です。切り替え作業もインターネットですべて完結し、手続きから1週間もあれば利用開始可能です。


格安SIMのデメリット

  • 支払いはクレジットカードのみ
  • 地域によって通信速度が遅い

格安SIMのデメリットは通信速度が大手キャリアよりも遅くなることです。ただし、都心など電波が強い地域や生活圏内にWiFiがある方であれば正直遅いと感じることはほぼありません。格安SIMの支払いはクレジットカード以外(銀行口座引き落とし)を選ぶことはできないので、クレジットカードを持っていない方はクレジットカードを持つか、クレジットカードを持っている家族に支払ってもらう必要があります。

格安SIMはサポートが弱いと言われる方もいますが、mineoなど企業によっては実店舗でのサポートを展開しているところもあり、電話対応など大手とほとんど遜色ないサポートを受けることができます。


通信費節約効果を比較

節約しない夫婦の通信費

auでiphoneを利用する場合にかかる月額費用は「一人当たり6,480円」。個人の利用状況によって月額費用は変わってくるため「料金シュミレーター」で確かめてみてください。そして、スマホ代以外にも自宅でインターネットをするため光回線を追加で契約することを想定したすれば以下の料金が毎月かかります。

    毎月の通信費内訳
  • スマホ代:12,960円(6,480円 × 2人)
  • 光回線:5,000円

    合計:17,960円

これからの時代スマホを手放すことはほぼありません。例えば上記のプランで50年間スマホを持ち続けた場合は、1,077万円(= 年間通信費215,520円 × 50年間)かかることを考えておきましょう。


節約する夫婦の通信費

節約を実施した夫婦の通信費は以下の通りです。
    毎月の通信費内訳
  • スマホ代:3,020円(1,510円 × 2人)
  • モバイルWiFi:3,000円

    合計:6,020円

格安SIMは代表企業であるmineoでiphoneを利用するとデータ通信量3GBで1,510円で収めることができます。通信料が足りない場合はモバイルWiFiで補うことで通信制限を感じることはりません。上記プランで50年間スマホを持ち続けた場合、通信費は181万円(= 年間通信費36,240円 × 50年間)となり、節約しない夫婦と比べると896万円も節約していることになります。