コインチェック電気とは?

コインチェック電気が再開

日本で仮想通貨取引所を展開するコインチェックは2019年1月に起きたNEM不正流出事件をきっかけに全てのサービスが停止しましたが、経営統合や運営体制の見直しにより2019年4月よりコインチェックでんきサービスを再開しました。

コインチェックでんきの仕組み

コインチェック電気とは、丸紅新電力と提携する株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)という電力販売企業を使ったサービスです。コインチェック電気の最大の特徴は電力供給する「地域」と「アンペア数」によって、ビットコインを付与(もしくは値引き)する仕組みにあります。


値引きか付与を選べる

ビットコイン付与・決済

コインチェック電気は毎月支払う電気料金の1〜7%分のビットコインをコインチェックのウォレットに貯めるか、1~7%分の割引を受ける事ができます。付与率(割引率)は以下の通りです。

付与率・割引率一覧
地域 30A 40A 50A 60A
北海道1%4%6%7%
東北1%3%4%5%
東京/中部1%4%5%6%
北陸1%3%4%5%
関西平均使用量300kWh以上 : 5%
中国平均使用量300kWh以上 : 5%
四国平均使用量300kWh以上 : 5%
九州1%2%4%5%

なお、コインチェック電気は沖縄とその他の離島は対象外地域となります。


使わなきゃ損

ENSの電気料金東京電力の電気料金を比べてみると、ほとんど差がない事がわかります。つまりコインチェックによってビットコインが付与される分は得(もしくは節約)をするということになります。コインチェックの公式サイトでは料金シュミレーションも用意されています。


コインチェック電気でいくら節約できる?

二人暮らしで毎月の電気代が1万円(40Aの設定、東京住み)になる家庭の場合、どれくらい節約できるかを計算してみましょう。(想定はビットコイン付与ではなく、割引を選択した場合です。)

節約額の推移
契約期間 節約額
1ヶ月目400円
1年目4,800円
3年目14,400円
5年目24,000円
10年目48,000円

単月で節約できる金額は400円ですが、10年続けると節約額は48,000円となります。


ビットコインの値上がり益を計算する

では今年の4月からビットコイン付与を選択した場合、ビットコインの値上がり益を加味するといくら得するかを計算してみましょう。利益額は8月10日時点のBTC価格1,250,350円を参考にしています。

ビットコイン資産の推移
契約期間 取得単価 成長率 値上り益
4月548,940円+127%511円
5月869,610円+43%175円
6月1,219,995円+2%9円
7月1,026,585円21%87円
合計値上り益782円

2019年4月〜7月までコインチェック電気からビットコイン付与を受けていた場合、BTCの合計資産額は2,382円となります。割引を選択していれば1,600円分の節約が可能でしたが、ビットコイン資産として保有していたことにより782円の含み益を獲得したことになります。

同じようにビットコイン価格が上がっていく場合は継続すればするほど、保有資産が純増していくと考えることができます。(しかし、値上りは確実性があるものではないので要注意です。)


コインチェック電気のデメリット

最初の手続きに手間がかかる

コインチェック電気を使う際のデメリット?なのか不便に思う点は、やはり手続きの多さでしょう。単純に電力会社の切り替え作業だけではなく、コインチェックアカウントの登録やメーター交換などが必要となります。

サービス利用開始までの流れ
  • 1.コインチェックにて本人確認の完了
  • 2.プラン選択と規約確認
  • 3.ENSの申し込みフォームにて手続き
  • 4.メーター交換
  • 5.供給開始
  • 6.料金請求とビットコイン付与

サービス開始までに身分証明証の提出、供給地点特定番号の入力など面倒な手続きがいくつか発生し、申し込み開始から約1ヶ月後に電力供給が始まる仕組みです。今日からすぐに始めることはできないので、前もって進めておく必要があります。


ビットコインの影響を受ける電気料金

コインチェックの割引を受けるには電気料金をビットコインで決済する必要があります。交換レートは対象日の12時時点でのレートとなるため、ビットコインの価格変動によっては節約にもなりますが、逆に損をすることにもなります。

2017年や2019年の4月以降のビットコイン相場であれば電気料金を大幅に節約することができますが、2018年に起きた大暴落時期であれば電気料金は必然的に高くなっていくため、暴落時にはあまりおすすめできない手法となります。


コインチェック電気の評判

ビットコインを持つキッカケになる

SNSのコメントを見ていると、ビットコインの価格変動するよりも電気代支払いと一緒にビットコイン資産を積み立てできるという点を強化するツイートが多数存在しています。