イーサリアムとは?わかりやすく解説

イーサリアムとは、ビットコイン同様に暗号通貨と呼ばれるものです。

まだ暗号通(仮想通貨)のことがわからない、仮想通貨を基本から知りたいという方は以下の記事を読んでみてください。暗号通貨の概要がつかめるはずです。

関連記事:仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の仕組み、相場、取引所をわかりやすく解説

上記の記事を読んでいただき、仮想通貨の知識が入ったところで、今度はイーサリアムについて説明をしていきます。


イーサリアムを理解する上で重要なキーワードが2つあります。

それは、「スマートコントラクト」と「DApps(ディーアップス)」です。


スマートコントラクトは契約を自動化する技術

スマートコントラクト

イーサリアムは「スマートコントラクト」と「ブロックチェーン」を使って、現代社会にある契約システムを全て自動化できる可能性があります。

スマートコントラクトは、ペットボトル飲料やタバコを販売する「自動販売機」がわかりやすい例えです。


自動販売機は、自動販売機自体があれば管理する人がいなくても”商品の受け渡し”と”代金の回収”を自動で行うことができます。

消費者は代金を投入し、希望する商品のボタンを押すことができれば、国籍、年齢、性別に左右されることはなく、誰にでも使うことが可能で、契約は自動で実行されます。これがスマートコントラクトの原型です。


スマートコントラクトは、不動産、銀行・証券、ID証明、WEBサービスなどのあらゆる契約を全て自動販売機のように人の手を介さずに自動化できる技術です。

つまり、銀行業や不動産業者がイーサリアムを使うことによって店舗を無人化できたり、人的ミスを抑止することでコスト削減に繋げたりすることができます。これがイーサリアムが革新的と言われる理由の一つです。


イーサリアムとイーサリアムクラシックが誕生した歴史

イーサリアムは、2014年1月にVitalik Buterin(@VitalikButerin)という若き天才によって提案された技術です。

/p>Vitalik Buterin氏は、2014年6月にイーサリアム財団を設立し、翌月ICO(仮想通貨による資金調達)で開発に必要な資金を調達する事に成功しています。

その後、仮想通貨史上ビットコインに次いで時価総額2位となるわけですが、初期に72,000,000 ETH発行し、1ETH(通貨単位)当たりの価格は,2015年8月時点で120円、2016年8月時点で1,200円、2017年8月時点で34,000円と急激に成長し、現在の時価総額は以下の通りとなっています。


※「MARKET CAP」が時価総額を意味します。
※「T JPY」という単位は、兆円を意味します。


2016年6月17日、イーサリアムのスマートコントラクトを使ったDAOというプロジェクト上において、複数回の不正送金が発生し、総額3,600万ETHが送金(盗難)されている事が判明しました。事件当時の価値に換算すると65億円相当のイーサリアムが盗まれた事になります。

DAO上のスプリット(オリジナルのDAOを親と例えると、子供のDAOを作れる)機能により27日経過しないと通貨(不正送金された3,600万ETH)が使えない仕組みだったため、この約1ヶ月近い時間の中で、盗まれた通貨を含めた今後の対応方法が検討された結果、イーサリアムをハードフォークし不正が行われる前の状態に戻すという方法によって解決に至りました。

しかし、この中央集権的な対応に不満な集団がイーサリアムから分裂し、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)という通貨が誕生しました。


イーサリアムとビットコインの違い

イーサリアムを理解するために、ビットコインとの違いを見ていきましょう。


イーサリアムとビットコインの違い
項目 イーサリアム ビットコイン
シンボルETHBTC
起案者Vitalik ButerinSatoshi Nakamoto
公開日2015年7月30日2009年
初期発行量7,200万ETH2,100万BTC
発行上限未定2,100万BTC
時価総額4兆5895億円12兆6347億円
システムProof of WorkProof of Work
言語Solidity言語スクリプト言語
ブロック生成間隔およそ15秒~17秒およそ10分
取引手数料単位GasBTC
国内決済可能店舗80店舗52,190店舗
DApps無数にあるなし
国内取引量5348億円10兆4975億円
※時価総額、DAppsは2018年4月の値を参考にしています。
※国内決済店舗数は2018年3月の値を参考にしています。
※国内取引量は2017年度となります。

項目ごとに同じ部分もとそうではない部分を一覧表示でみると、2つの通貨の違いが見えてきます。

私が特に注目している点(イーサリアムを評価している点)は「DApps(ディーアップス)」という項目です。

ビットコインのDappsは存在しませんが、イーサリアムのDappsは数え切れないくらいに存在しています。


分散型アプリケーション「DApps」

Dapps(ディー・アップス)とは、分散型アプリを意味します。

英語で言うと、「Decentralized Applications(ディセントライズド・アプリケーションズ)」となります。


いきなり分散型アプリと言われても理解できませんので、少しづつ説明していきます。

アプリやアプリケーションのことは、スマートフォンに搭載しているGoogleMapだったり、ディズニーツムツムなどのアプリでご存知かと思いますがコンピュータブログラムや、それらのパッケージのことを総称してアプリといいます。

問題は、「分散型」という言葉がつくことで、より難しくなります。


DApps(分散型アプリ)には、3つの定義があります。

それらの3つの定義を満たしたものがDappsと呼ばれるため、定義を理解することで、Dappsの理解を深めていきましょう。


Dappsの定義
  • 定義1:オープンソースである
  • 定義2:非中央集権ネットワークである
  • 定義3:トークンがある

オープンソースとは、誰でも手軽に使えるリソースであるということです。

GoogleMapやyoutubeのようにインストールすれば世界中の誰でも簡単に地図を検索したり動画をアップロードすることができるのが特徴です。


非中央集権型は、管理者や運営団体が存在しないということです。

アプリケーションの改善やネットワークの構築はユーザ同士で行われる仕組みとなります。


最後にアプリケーション内でユーザ同士の価値の交換は、トークンを利用して行うことができるということです。

これらの要素を満たしているのが、DAppsです。


これから、イーサリアムのDApps例をご紹介します。


DAppsゲーム「イーサエモン」

イーサエモンを簡単に説明すると、「イーサリアムブロックチェーン」と「ポケモン」を掛け合わせた分散型アプリケーションゲームです。


あのイケハヤさんが勢力的に広めているブロックチェーンを使ったゲームです。

詳細は、イケハヤ氏のブログにまとまってあるので、そちらを見た方が早いと思います。

このイーサエモンも先ほど紹介したDApssの定義どおり、オープンソースで誰でも使える上に、非中央集権型のネットワークでユーザ同士のコンセンサスがとれるアプリケーションです。

モンスターもイーサリアムを使って購入することができ、システム内でトークンが回る仕組みになっています。


イーサエモン以外にもイーサリアムブロックチェーンを使ったDAppsはたくさんあります。

以下のサイトでは、イーサリアムブロックチェーンベースのDAppsを確認することができます。

イーサリアムのDAppsが確認できるサイト

コインチェックでアルトコインとして取り扱われている仮想通貨「Auger(オーガー)」もそのひとつです。

DAppsはイーサリアムだけから派生するわけではありませんが、将来のDAppsの用途としては以下のような市場が生まれると予測されています。

DAppsが期待される市場
市場分類 プロジェクト候補
取引所NEX、Waves
ゲームイーサエモン
予測市場Auger
ID認証uPort
ストレージ管理Storj(ストレージ)

イーサリアムはまだまだ発展途上の技術です。

イーサリアムが今後アップデートを重ねて、より効率的に改良されることと比例してDAppsも進んでいくことが容易に想像できます。

これが、ビットコインにはないイーサリアムの魅力となります。

他にもイーサリアムの魅力は「スマートコントラクト」だったり、「Plasma」など色々あるのですが、DAppsもかなり輝かしい魅力の一つです。


ハードフォークスケジュールから見るイーサリアムの今後

イーサリアムのアップデートスケジュールは4段階と発表されており、現在はその3段階目となります。

イーサリアムアップデートスケジュール
    1:フロンティア(未開拓)
    2:ホームステッド(開墾)
    3:メトリポリス(都市) ⇦ 現在ここ!
    4:セレニティ(安定)

フロンティアとホームステッドでは、テスト版からサービスリリースまで進むことで、イーサリアム上でのアプリケーション開発ができる環境となりました。

メトロポリスでは、プライバシー保護やセキュリティの強化、マイニング方式の変更などが予定されており、トークンの発行上限についても議論がなされております。

最終段階のセレニティでは、シャーディングやオフチェーン技術などの導入により、スケーラビリティを向上させるものとなるそうです。(予定なのでふわっとしてますw)


ドミナンスから考えるイーサリアムの将来性

ドミナンス

上の画像は、CoinMarketcapのグローバルチャートを参考にしたグラフで、2017年1月から2018年4月現在までの仮想通貨市場の支配率を表しています。

一番上のオレンジがビットコインで支配率37%、真ん中の黒っぽい青がイーサリアムで支配率15%、一番下の青がRippleで支配率7%となっています。

2017年の3月から6月までは、資金決済法の改定で仮想通貨市場に一気に資産が流れ込み、アルトコインに投資をする割合も一気に増えました。

私の個人的な観点では、将来はビットコインの支配率がアルトコインに追い抜かれるのではないと予測しています。

なので、イーサリアムにおいてもビットコインの支配率に近づくもしくは、ビットコインの支配率が落ちてくるはずです。


イーサリアムのおすすめウォレットを紹介

イーサリアムのウォレットを考える際は、かならずコールドウォレットに保存することを考えましょう。

取引所もコールドウォレットに対応しているところは多いですが、それでも取引所のウォレットを扱うのは危険です。

理由はいくつかありますが、最も大きな理由はログインIDとパスワードが盗まれてしまえば、秘密鍵を使用することなく、資産を盗み出すことが可能だからです。

2段階認証があるから万が一ログインIDとパスワードが盗まれても大丈夫と思っている人も多いかと思いますが、私は万が一を考えてしまうタイプなので、取引所にあずけることはお勧めできません。


おすすめできるウォレットとしては、ハードウォレットです。

イーサリアムは、ほとんどのハードウォレットに対応しています(正確にはハードウォレットがイーサリアムに対応している)ので、ハードウォレットでの保存がおすすめです。

投資をするときの判断として、保存方法が取引所以外でも確立されているかということも大切なくらい、ハードウォレットは貴重な存在かつ、取引所よりも安全に資産を確保できる方法の一つです。

ハードウォレットに関しても、以前記事でまとめているのでよかったらご参考までにご覧ください。


関連記事:仮想通貨のハードウォレットは中古品は絶対NG、公式サイトから購入する事
関連記事:LEDGER NANO Sを公式サイトで購入する手順

イーサリアムの値動き、チャートの確認

イーサリアムの相場(チャート)をチェックするなら、この2つがおすすめです!

  • スマホなら「コイン相場」アプリ
  • PCならZaifチャート

コイン相場は取引所ごとのチャートをウォッチリストに加えておくことで、瞬時に確認することができます。

また銘柄と連動して、コインテレグラフなどのニュースも表示してくれるので、原因や今後の動向を探ることが可能です。

関連記事:コイン相場アプリの使い方を徹底解説

イーサリアムを買うなら、仮想通貨取引所「Zaif」がおすすめ

イーサリアムに投資をするなら、Zaifがおすすめです。


Zaif取引所公式ホームページはこちら




おすすめする理由は以下の記事にも掲載していますが、アルトコインの指値注文ができるからです。

関連記事:イーサリアム(Ethereum)の購入方法!手数料からスプレットまで日本の仮想通貨取引所を徹底比較

関連記事:仮想通貨取引所選び、比較のポイント

最後にイーサリアムの関連リンクを紹介します。今後の勉強に役立ててみてください。

イーサリアム(Ethereum)関連サイト