アトミックスワップとは?わかりやすく解説

アトミックスワップとは、第三者(取引所)を仲介することなく、別々の仮想通貨同士を交換する技術です。

アトミックスワップのメリットは、「仲介者なしで取引ができる」ということくらいです。

2018年5月現在においては、デメリットの方が多く、この技術がどのように今後進化していくのかを考えていく必要があります。


アトミックスワップの仕組み

アトミックスワップ

アトミックスワップは取引所を経由しない代わりに、専用の(マルチシグ)ウォレットを経由してから相手のウォレットに自分の通貨が振り込まれる仕組みになっています。

上の図を見ていただくとご理解いただけると思うのですが、自分から相手に送金されるまでにマルチシグウォレットを経由するため、送金作業を2回行っていることが確認できると思います。

そして、2つのマルチシグアドレスに双方の要望通りの金額が着金しないと2回目の相手への送金は実行されない仕組みです。

この仕組みが様々な弊害を生んでいます。


アトミックスワップの特徴

アトミックスワップの特徴
  • 取引に時間がかかる
  • 取引手数料が高い
  • 取引できる通貨が少ない
  • プライバシーの問題がある

アトミックスワップは取引所のように流通量が活発であればいいのですが、相手がいない場合は取引が成立しないので、待つしかありません。

また、「アトミックスワップの仕組み」でご理解いただいたように、2つのウォレットに互いが要望する金額が着金するまで、相手のウォレットに送金されないため、手元に欲しい通貨が揃うまで2回の送金を待つことになります。

ビットコインの送金を体験したことがある方であればご理解いただけるはずですが、2018年においてビットコインの送金遅延は深刻な問題の一つです。(おそらく今後送金遅延は解消される予定ですが、現状ではまだまだです。)つまり、かなりの時間待たされることになります。


2重にかかるのは送金時間だけではありません。送金手数料も同じです。

ある程度送金手数料をあげれば早くなる可能性はありますが、問題解決とまではいきません。


アトミックスワップに対応するにはブロックチェーンの規格を変更する必要があるため、どの通貨でも容易にできる技術ではありません。

そのため、現状アトミックスワップを対応できる通貨がほとんどありません。


ブロックチェーンは公開されている台帳なので、どのアドレスに自分の通貨が送金されているのかを調べることができます。

そうなると、相手の通貨の使い道もわかってしまうので、プライバシーの問題も発生してしまいます。