金融資産とは

金融資産とは、現金および金融価値のあるものを受け取れる権利のことを意味します。


金融資産と金融負債

金融負債とは金融資産の対義語。

金融負債は金融資産と真逆の意味をもっており、金融価値のあるものを相手に渡す権利や支払い義務のある債務を金融負債と呼びます。


金融資産の種類とは

金融資産が「現金および金融価値のあるものを受け取れる権利」と言われてもピンとこないはずです。

具体的に金融資産がどのようなものに該当するかを紹介していきます。


金融資産1「現金」

多くの方がイメージする金融資産である「現金」

銀行に預けている場合がほとんどなので、この場合は現金とは言わず「預貯金」と呼ぶのが一般的です。


なぜ、私たちが「金融資産 = 現金」と考えるかという理由は簡単です。

日本人の金融資産のほとんどが預貯金だからです。


また、現金とほぼ同じように利用される商品券や小切手も金融資産に含まれます。


金融資産2「国債」

国債とは、国の借金を肩代わりしたという証明書。

現金と国債の取引量に応じて、わずかな配当金を受け取ることができる金融資産です。


国債は国家が破綻しない限り元本が保証されるため、絶対に損をしたくないという投資家に人気の金融資産。

外国債や地方債も金融資産に該当します。


金融資産3「証券」

証券とは東証やナスダック市場など証券取引所に上場した企業が発行する株券のことです。

Apple株価

Google社やApple社の株価チャートを見るとわかりますが、現金や国債よりも値動きが激しく一枚あたりの価格が常に変動するため価値が下がるリスクと資産が増える可能性(リターン)を持った金融資産となります。


金融資産4「投資信託」

投資信託の仕組み

投資信託とは、上図のように金融の専門家が世の中にある投資商品を1つにまとめた金融商品のことを言います。

投資信託も証券同様にリスクとリターンが発生しますが、売却することによって現金を受け取ることができるため、立派な金融資産として認識されています。


金融資産5「生命保険」

生命保険も解約や満期まで契約し続けることによって現金を受け取ることができるため、金融資産として認識されています。

ただし、掛け捨てタイプの生命保険については金融資産としては考えられていないので注意です。


金融資産と勘違いしやすいもの

いくつかの金融資産をご紹介してきましたが、あれ?これ入ってないの?というものもあるはずです。

特に金融資産として勘違いされやすいものが以下の2つです。

  • 実物資産:不動産、絵画、骨董品やブランド品など
  • 知的財産:商標、特許、著作権など

実物資産と知的財産はどちらも現金と取引されており、流通量や市場価格の視点から見ても金融資産として扱う場合も少なくありません。

ただし一般的には金融資産と実物資産、知的財産はわけて考えられることもあるため注意が必要です。


1世帯の金融資産とは

全国8,000世帯の調査によれば、日本人の平均金融資産保有額は1,151万円(中央値は380万円となっており、1世帯あたりの金融資産構成比は以下の通りです。

金融商品別構成比
金融商品 保有割合
預貯金54.1%
有価証券18.0%
生命保険16.7%
個人年金保険5.9%
損害保険2.0%
財形貯蓄1.9%
その他0.8%
金銭信託0.6%

出典:【知るぽると】「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査] (2017年)

金融資産のほとんどが預貯金

「家計の金融行動に関する世論調査」を参考にすれば、日本人の金融資産のほとんどは預貯金であり、1世帯あたりの貯金額は約200万円ということになります。

日本は海外と比べると投資をしないということが2018年8月に発表された日本銀行の調査で明らかになっています。

投資比率一覧
国名 預金率 投資比率
日本52%16%
アメリカ13%47%
ヨーロッパ35%25%

金融資産がまったくない世帯が多い

金融資産を全く持っていない世帯は2018年時点で全体の31.2%。

前年では30.9%、10年前が20%台だったことを考慮すれば年々金融資産を持たない人が増えているということになります。


現金を含めた金融資産額では海外の差が大きく広がっており、老後や働けなくなってからの心配も大きくなります。


【まとめ】金融資産を持とう

学校教育に税金や投資などの学習が含まれていなかったという文化の違いもあり、日本人は資産運用に疎い傾向となっていますが、今更そんなことを嘆いても意味がありません。

これからは自分で金融知識をつけていくべきです。


時間があれば当ブログや他の金融メディアを見ながら勉強するもいいですが、最もおすすめなのはとりあえず少額から資産運用をしてみることです。

資産運用を実施することによって学習意欲が湧くだけでなく、活きた経験が最も学習効果が高いためです。


非課税で投資できるNISAがおすすめ

これから投資を始める場合は金融庁が用意している非課税制度を使うのがオススメです。

株式投資など投資で利益を得た場合は約20%の税金を支払うことになりますが、非課税制度であるNISAを使うと税金を支払う必要がなく、税金分もまるまる自分の利益にすることができます。


興味のある方は以下の記事を参考にNISAで投資をはじめてみてはいかでしょうか。

関連記事:つみたてNISA、おすすめの証券口座【2019年版】

ほったらかし可能なソーシャルレンディング

銀行預金よりも4000倍近くパフォーマンスがあるソーシャルレンディング

長期にほったらかし可能な投資を言われており、初心者にとってはハードルがかなり低い投資商品となっています。


ただし、金融商品としてはミドルリスク・ミドルリターンと言われており一定のリスクがあることは覚えておきましょう。

最近おすすめなソーシャルレンディングは「Funds」という商品です。

関連記事:Fundsの評判が良い理由とは?

仮想通貨で分散投資

最後にご紹介する投資は仮想通貨です。

ハイリスク・ハイリターンと言われていますが、毎月数千円単位など同額をずっと積み立てていくドルコスト平均法で購入することをおすすめします。

関連記事:【2019年最新版】日本のおすすめ仮想通貨取引所ランキング

将来価格が跳ね上がる可能性もあります。