仮想通貨でICOに参加するとき、どのようなポイントで将来性を判断しますか。


おそらく、人それぞれで違うのかもしれません。

これからもICO(仮想通貨での資金調達)は、ごく当たり前になるくらい人気が出てくると予測できますし、参加する機会も増えてくると思うので、私なりに見るべきポイントについてこの記事でまとめていきたいと思います。


技術や実績のあるチームと十分なマーケティング活動

過去、仮想通貨プロジェクトが終わる時になると、ファウンダーや広報担当のツイッターが急に更新されなくなっり、技術的な問題を抱えているとSNSやミートアップは良くやってるけど、プロジェクトの進捗についてはなかなか更新されないみたいな状況になっていて、結局プロジェクトがリリースされないということが多い気がしています。


最近では、チームとマーケティング活動状況をすごい見てます。

私の中では、他の項目よりもこれが一番重要と思うくらい、重要項目です。


チームの状況については、本当に見えにくい状況だったりします。

ICOではないですが、MyEtherWalletのチームが分裂した時もそうでした。

便利なサービスで利用ユーザも多いし、マネタイズ(収益化)も容易で今後もチームが続いて大きくなっていくと勝手に信じきっていたのですが、結局二つのチームに分裂してしまいましたし、

もっと過去に遡れば、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)も考え方の違いで、急速に分裂することを経験しているので、本当にチーム構成については、吟味しすぎることはないくらい重要視するべきだと思います。


もし可能なら、プロジェクトメンバーに直接訪問して、自分の目と耳で吟味する事も出来るならした方がいいですよね。

ちなみに、日本発ICOのALISでは、ポインさんが直接訪問してるんですよね、投資家の鑑!!

こういう行動は本当に重要だと思います。


チームメンバーを見るときは、優秀なエンジニアがチームに多くいるかということが重要です。

エンジニアとしての経歴はlinkedinを見れば、過去にいた会社などがわかります。

ファウンダーがシステムやプログラミング、暗号技術に対してどの程度の理解があるのかを測る指標になりますし、過去に在籍していた会社と戦略的なパートナーシップがあれば、その人が信頼されているかどうかも判断できると思います。

逆に、エンジニアがCTO(最高技術責任者)しか掲載されていない、営業畑の人材や資産家、広報担当が多いチームはちょっと危ないかもしれません。


そして、次はマーケティング活動です。

主にツイッターやFacebook、テレグラムなどのSNSでの情報発信が重要だと思っています。

しかも、最悪進捗がなくても短いタイミングで報告する事が、プロジェクトの推進力につながっていると思います。

ICOに参加する前に見るのは結構頻繁に利用しているファウンダーも多くいるのですが、難しいのはICOした後それがどこまで続くかというのが、肝です。

すごく感心しているのが、これもまたALISです。

ALISは毎日活動報告をしてるんですよね!

これだけちゃんと報告できるICOはそうないですし、こういうマーケティング活動が土台となって、実際にプラットフォームがリリースした時に利用者拡大の起爆剤になると思っています。

それに、ミートアップやイベントへの登壇も結構頻繁に実施されています。


対照的に、COMSAも日本発のICOで100億円を超える金額を調達した事で有名になりましたが、現在SNSの活動はまさかのストップをしている状況です。。

最後のツイートが2月7日で、テックビューロ代表の朝山氏のツイッターにおいてもストップ中となります。。。

ただし、将来の継続性について、予測しづらいのは事実です。いいと思っていたプロジェクトも代表のモチベーションや何らかの事件によって、良くも悪くもなってしまいます。

つまり、いかにマーケティング活動を辛抱強く続けられるかが重要で、逆にモチベーションや状況の変化で変わりやすい組織体制であれば投資しない方が賢明だと思っています。


将来のリスク

プロジェクトのリスクやウィークポイントを分析するのは、なかなか難しいですよね。

今は当たり前かもしれませんが、ホワイトペーパーに自らのプロジェクトのリスクについて、明記されている事はありません。

もしホワイトペーパーに「タイムマシーンを作ります」と書いてあっても、どういう技術を使って実現するのか、もしその技術を用意できない場合、代替え案は効くのかなどを想定しながら、プロジェクトの成功率を測る必要があるはずです。

しかし、ブロックチェーンやP2Pネットワークなどのキラーワードに夢を描きすぎて、リスクについて想像しない人や事の方が多くなっているんだと思います。


会社で新規事業立ち上げの経験やコンサル、投資業務をしている人にとっては当たり前かもしれませんが、事業の行く末を判断する一つの方法として、SWOT分析という手法があります。

SWOTは「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の頭文字をとってつけた造語になります。

それぞれの項目を洗い出す事によって、将来的に事業がスケールしていくのかを判断します。


特に分析が難しいのは「弱み(Weakness)」「脅威(Threat)」だと思います。

利用している暗号技術などの脆弱性やハッキングリスクについては、十分に注意しなければいけません。

新しいハッシュ関数や運用実績のない新しい技術にはバグや欠点が多く発見される可能性もあり、その穴を狙ってシステムがハッキングされる可能性を考慮しておくべきです。

また、仮想通貨関連の法律や各国の法律や規制についての動きも「脅威」として加味する必要があります。

たとえば、コインチェックでも取り扱いがある仮想通貨Augerが、実際のプラットフォームを作り上げる際は日本の法律に賭博法という法律に抵触する可能性が高く、金融庁や日本政府からの圧力がかかる事が十分に予測されます。

このようなSWOT分析はホワイトペーパーには書いていないので、ミートアップや動画配信などでプロジェクトメンバーとコミュニケーションする機会があれば、事前に解決しておきたい内容です。


他にも、見るべきポイントはたくさんある

その他にも「妥当性のあるトークンセール計画」や「ガバナンスへの対応」について、注視しています。この辺りも過去にかいた記事もありますが、古くなればリライトして情報提供していければと思います。