ビットフライヤーがビットコインの現物とFXの価格乖離の縮小を目的とした「SFD(Swap For Difference)」導入した事を発表しました。

ビットフライヤーに導入された「SFD」とは

「Swap For Difference」の略称で Lightning FX に適用されます。価格乖離が 10% 以上になった場合には、価格乖離が拡大する方向の約定をされたお客様から約定金額(日本円)に応じた SFD を徴収し、縮小する方向の約定をされたお客様に SFD を付与いたします。SFD は約定ごとに発生し、ポジションの決済時に清算されます。SFD は以下の式で計算されます。

SFD(日本円)= 取引数量 × Lightning FX 取引価格 × SFD 比率

例:Lightning FX(最終取引価格:920,000 円)が Lightning 現物(BTC/JPY)(最終取引価格:800,000 円)対比 15% 高く乖離しているときに Lightning FX で 1 BTC/920,000 円(A さん買い、B さん売り)の約定が発生した場合の SFD について

 
    計算式:1 BTC × 920,000 円 × 1.0% = 9,200 円
  • A さん:9,200 円を SFD として徴収
  • B さん:9,200 円を SFD として付与
  • 引用元:https://bitflyer.com/pub/announcement-sfd-implementation-ja.pdf

    ビットコインの現物(レバレッジ1倍)取引とFX(レバレッジが2倍以上)の取引価格は同じではなく、それぞれ別の価格で取引がされてます。

    date

    SFDを簡単に説明すると、こんな感じです。

    SFDのルールをおさえる

    SFDルール1:現物とFX2つの価格差(乖離幅)が大きくなる方に保有しているポジションを約定させた場合、0.5%〜3%の間で利益を没収されます。

    SFDルール2:現物とFX2つの価格差(乖離幅)が小さくなる方に保有しているポジションを約定させた場合、0.5%〜3%の間で報酬が与えられます。



    ただし、ユーザの一部では徴収金額が少なく、効果がでないのではないかという声も上がっています。



    実際には運用後、しばらくの間経過観測をしてみないと、結果はわかりません。もしかすると、今回の効果が薄ければ徴収する価格と報酬価格を調整する可能性もあります。



    ビットフライヤー(BitFlyer)が導入するSFDの仕組み

      そもそもSFDってどんな仕組み?
      どうしてビットフライヤーが導入しなきゃいけないの?

    という疑問に答えたいと思います。


    SFDは過去記事でも説明していますが、簡単に説明するとこんな感じです。

    SFD(Swap For Difference)とは

    現物とFXとの価格差が10%以上を超える場合、乖離が大きくなる方向にポジションを約定させると利益が没収され、逆にポジションが小さくなる方向にポジションを約定させると報酬が与えられる仕組みのこと。

    SFD導入後の結果

    bitFlyer価格差

    上図のように現物よりもFXの価格が上回り価格差が16%程度ある場合は、ロングで約定した時に利益を没収され、ショートで約定した場合に報酬がもらえるということになります。


    SFDを導入した結果、報酬をもらえるタイミングを狙って約定するプレイヤーもしくは投資額が急増し、ボラティリティ(価格の上がり下がり)がさら激しくなりました。

    ボラティリティが激しくなった結果、運用資金が少ない投資素人は根こそぎ瞬殺され続けているという現状です。


    投資の世界では、1割が成功し、9割の投資参入者が失敗すると言われています。言い換えると、1割のプレイヤーが残り9割の損失分を利益として受け取る構造になるため、儲かったりするわけです。

    運用資金が多ければ多いほどチャンスは多いので成功しやすいですし、仮想通貨市場のようにまだ市場全体が小さい場合は、あまり大きくない金額で相場を有利な方向に変動させることもできると言われています。

    つまり、SFDを導入することによって、より相場を変動させるような投資金額を仕掛けやすくなったとも言えます。(同時に経験値の少ないプレイヤーはやられています。。)

    ビットフライヤーがSFDを導入する理由

    Lightning FX をお客様に安心してビットコイン取引を出来る場としてご利用いただくため、 Lightning 現物(BTC/JPY)と Lightning FX の価格乖離の縮小を目的として、2018 年 2 月 8 日 午前 4 時(日本時間)に「SFD」を導入いたしました。

    ビットフライヤーは導入目的を上記のように謳っているため、これからお話しすることは推測の話になります。

    ビットフライヤーがSFDを導入する理由は他にもいくつかあります。

    SFD導入理由1:現渡リスクを回避する

    ビットフライヤーは仮想通貨取引所なので、主な役割は「ビットコイン」と「日本円」を交換するという役割がありますよね。

    ビットコインで大きな利益を得た方が、ビットフライヤーを介して日本円に交換したいという場合、ビットフライヤーは交換を希望する分の日本円を用意しなくてはいけません。(もちろん、日本円を渡す際には、同等額のBTCを保有することにもなりますが)


    この状況を踏まえた上で、ビットコインとFXの価格が大きく乖離した場合、ビットフライヤーは乖離が大きくなるにつれて、多額の日本円を用意しなければいけないという事が想像できますでそうか。

    もし、ビットフライヤーが担保する日本円が足りなければ、日本円で出勤ができなくなるということです。

    ビットフライヤーは現渡のリスクを回避するためにSFDを導入していると考えられます。

    SFD導入理由2:ボラティリティが大きくなる

    仮想通貨取引所は手数料ビジネスと言われています。

    仮想通貨の売買が活発になればなるほど、取引所の儲けは増えていきます。これは、相場が高騰しているときだけでなく、下落した時も同様に儲かるということになります。

    つまりは、仮想通貨のボラティリティが大きければ大きいほど、取引所は儲かります。

    今回SFDの導入でかなり相場が下落しましたが、取引所にとっては、かなり儲けが増えたということになります。


    ただし、ビットフライヤー側もここまで相場が動くとは想定していなかったはずです。

    相場のボラティリティが大きくなり小口投資家が瞬殺され続けている事態は、ビットフライヤーにとっても長期的な存続を考えた場合マイナスとなります。(短期的にはものすごいプラスです)


    現在、SFD導入について検討中とのお知らせがでているので、今後の対応が気になります。

    対応が遅くなると投資初心者の資産が溶けて投資人数が減っていくため、早期対応が求められていますが、ビットフライヤーが利益を先行するのであれば、しばらくは検討中のままかもしれません。