仮想通貨Loom Networkとは

LoomNetwork

Loom Network(ルームネットワーク)とは、Ethereum(イーサリアム)上にあるDAppsのスケーラビリティの問題を解決するソリューションです。


DAppsとは

DAppsとは、Decentralized Applicationsの略称で直訳すると「分散型アプリケーション」となります。

関連記事:「分散型アプリケーション(DApps)」とは?わかりやすく解説

アプリケーションとは、GoogleマップやInstagramなどスマートフォンでも起動できるソフトウェアのこを指します。

しかし、「分散型」という言葉がつくと全く違ったアプリケーションを意味になります。

特定の企業や組織よって管理されず、参加者によってシステムがアップグレードされたり、報酬が支払われるアプリケーションが「分散型アプリケーション」です。

当ブログでもDAppsについてはいくつも取り上げており、いくつかのDAppsのリンクを以下に記載します。

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スケーラビリティの問題とは

スケーラビリティの問題とは、ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨の利用者が増えると、現在のブロックチェーンの特性上「送金速度が遅くなったり」「送金コストが高くなったり」する問題のことです。

ブロックチェーンには鉄道などの交通機関のように、高い料金を払うことで早く取引を処理してくれる機能が実装されてます。

東京から名古屋まで小田急線や東海道線を使って向かうよりも、特急料金を払って新幹線に乗る方が目的地に早くつく原理と同じで、料金を多く払っている人の方が後から取引を開始したとしても優先的に処理される仕組みになっています。

この原理から、仮想通貨の需要がますほど取引は混雑するため処理が遅くなり、料金も高くなるという現象が起こるのです。

これをスケーラビリティの問題と仮想通貨界隈では呼んでいます。

ビットコインやイーサリアムなど人気の仮想通貨だけが抱える問題ではなく、現状ではどの仮想通貨もこの問題を解決できていないため、どの仮想通貨ブロジェクトにも起こりうる課題なのです。


Loom Networkはイーサリアムを利用した仮想通貨ブロジェクトに特化して、このスケーラビリティの問題を解決するためのプロジェクトです。

人気が増えても安くて便利なアプリケーションを実現することで、仮想通貨の将来性はさらに明るくなっていきます。


Loom Networkの基本情報

項目 詳細
通貨単位LOOM
発行枚数10億LOOM
ICO未実施
トークン規格ERC20
公開日2018年3月
運営拠点アジア
公式サイトhttps://loomx.io/
公式ブログhttps://medium.com/loom-network

Loom NetworkはICOを実施せず、プライベートで資金調達に成功しています。


仮想通貨Loom Networkの特徴

Loom Networkを理解するにおいて、特に重要なのが以下の言葉です。

Loom Networkの特徴
  • DAppsChain
  • Loom SDK
  • Plasma Cash

サイドチェーン「DAppsChain」

サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンから派生するブロックチェーンのことを指します。

サイドチェーン

メインチェーンからサイドチェーンを走らせることにより、以下のようなメリットがあります。

サイドチェーンのメリット
  • メインチェーンの欠陥を補完できる
  • メインチェーンの負担を軽減できる

サイドチェーンは本来メインチェーンで処理すべき取引を代替する役割があります。

メインチェーンの取引量をサイドチェーンよって減らすことで、メインチェーンの取引が混雑することを防ぎます。

また、通常のメインチェーンに大きな欠陥があった場合システム全体を改修(ハードフォーク)する必要がでてきます。

しかし、サイドチェーンがある場合はその欠陥を補完する役割も担えるため、ハードフォークせずにシステムを運用することもできるようになります。

サイドチェーン技術は仮想通貨市場ではかなり注目されている技術であり、当ブログでも取り上げているLISKという仮想通貨にも使われてる技術です。

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Loom Networkでは、Loom Network内で利用されるサイドチェーンのことを「DAppsChain」と呼んでいます。

他のサイドチェーンとの大きな違いは、「Solidity」というイーサリアムと同じ特殊なプログラミング言語が採用されていることです。

LISKでは「javascript」という簡単で世界的にもメジャーなブログラミング言語が採用されていますが、イーサリアムの創始者ヴィタリク氏曰く「スマートコントラクトを実現する上で最も効率的な言語である」と言われています。

Loom SDK

これからLoom Networkでは多くのエンジニアにLoom Networkを利用して新しいDAppsを生み出してもらうことが大きな目標の一つとなっています。

その先駆けとして、「Delegate Call」や「Crypto Zombies」などLoom Networkを使ったDAppsが既にリリースされています。

より多くのエンジニアにLoom Networkを利用してもらうため、Loom NetworkではDAppsの開発をサポートするキット「Loom SDK」を開発しています。

loom SDK

Loom SDKは仮想通貨ゲームを開発するための便利ツールです。

高度なスマートコントラクトを作るためのコードやサンプルが用意されており、1からDAppsを立ち上げるよりも短期間で効率的にアプリケーションを実行することができるようになっています。


2018年9月には、韓国ソウルにて多くのエンジニアがLoom SDKを使ってDAppsゲームのプロトタイプをハックするイベント(ハッカソン)が開催され賑わいました。

loomnetworkソウルハッカソン

ソウル以外でも過去に東京(二回)、ニューヨーク、北京、上海、ロンドンでハッカソンは開催されており、今後Loom SDKを使ってより画期的なDAppsゲームが世の中に現れることが期待されています。


サイドチェーン上でPlasma Cashを実装

2018年6月30日、Loom Networkのサイドチェーン上で初期のPlasma Cashが実装されたことが発表されました。

Plasma Cashとは、無数のサイドチェーンでツリー(木の枝が生えているような)構造を作ることによって、スケーラビリティの問題を解決するソリューションです。

イーサリアム創設者のヴィタリク氏などによって提案されたPlasma Cashですが、Plasmaよりも優れていうという見方をされています。(BitcoinとBitcoinCashの関係と同じように。)

Plasma Cashがloom Nerworkに導入されるメリットは以下の通りです。

Plasma Cashを実装するメリット
  • ガス無しのトランザクション、及び1秒以下の承認時間を実現できる
  • ERC721トークンの利用が可能となる

Plasma Cashを導入することによって、取引や送金にかかる時間が大幅に削減されます。

取引時間が早くなると途中でゲームが止まることもなく、よりスムーズにゲームを進めることができるようになります。

Plasma Cash

ERC721トークンは取引履歴や所有権(NFT)の移動を記録できる仕様のため、ゲームで交換されるモンスターの所有権を変更するなど様々な用途に応用することによって、よりエキサイティングなゲームを作り出すことができるようになります。


仮想通貨Loom Networkを使ったDApps

Delegate Call

DelegateCall

Delegate Callは、ブロックチェーンベースのQ&Aサイトです。

ブロックチェーンを利用しているため、投稿された質問に対して答えることで報酬(トークン)がもらえます。

さらにLoom Networkによってより早い取引を実現することができます。


Crypto Zombies

CryptoZombies

Crypto Zombiesは、自分でゲームを構築しながらDAppsコードを学習することができるアプリケーションです。

プログラミング言語であるSolidityを使ってスマートコントラクトを作成することができます。


仮想通貨Loom Networkの将来性


loomnetworkチャート

Loom Networkは世界の大手仮想通貨取引所であるBinanceに上昇したことをきっかけに5月上旬では大きな高騰相場を見せました。

それ以降から6月までは徐々に下落傾向となっていましたが、2018年9月からは緩やかに上昇相場へと変化しています。

公式ツイッターでも語られれいる通り、Loom NetworkはDAppsの中でもゲームジャンルに特化して開発を進めており、今後半年の間に数百万人規模のユーザがイーサリアムに参加することを確信していると言われています。

スマートフォンゲーム利用者の動向や課金金額等を鑑みれば、かなり現実的なラインまでくる可能性は高く、今後DAppsゲームの将来性は期待できそうです。


仮想通貨Loom Networkの購入方法

Loom Networkが最も多く取引されている取引所はBinanceです。

KucoinやLATOKENという取引所にも上場しているのですが、取引するなら取引量が多い取引所で売買することをおすすめします。

Loom Networkの購入方法
    手順1Zaifに登録する
    手順2:ZaifでBTCを購入する
    手順3:Binanceに登録する
    手順4:Zaifで購入したBTCをBinanceに送金する
    手順5:BinanceでBTCを使ってLOOMを購入する

仮想通貨Loom Networkのwallet(ウォレット)

Loom NetworkはERC20に準拠したトークンとなっているため、取引所で購入した後にMyEtherWalletで保管することが可能です。

取引所のリスクを考えればMyEtherWalletに保管し、秘密鍵をオフラインで管理する方がまだ安全だと思うので、資産をゴックスしなように対策しておきましょう。