dfinityとは?わかりやすく説明

dfinityを一言で説明すると、「分散型クラウドコンピューティングプラットフォーム」ということになります。

これだけでは全く何のことはわかりませんので、少々長くなりますが、歴史的な背景から簡単に説明していきます。


まず、GoogleやAmazonが生活の一部となっている現在のインターネット社会では、多くWEBサービスが誕生するたびに、さらに多くのコンピューターリソースが必要となっている時代です。

今後は、ビットコインをはじめとした仮想通貨のマイニングやVRゲームなどの新しい技術とサービスの誕生により、さらに多くのコンピューターリソースが必要とされる時代であることは間違えありません。


また、コンピューターリソースを提供する方法も時代のニーズとともに変化しています。

昔はパソコンでメールをするときにはOutlookやBeckey!というメールソフトを自分自身のPCにダウンロードをして利用していました。

しかし現在では、GmailやHotmailなどPCにシステムをインストールしなくてもメール機能が使えるクラウドサービスが当たり前となっています。

つまり、コンピューターリソースは「自分が使う分は自分で用意する」という時代から「ユーザが使うコンピューターリソースを企業が用意する」という時代に変化してきたということです。


そして、dfinityが提唱する分散型クラウドコンピューティングは「ユーザが使うコンピューターリソースを企業が用意する」という考え方の次の新しい考え方となります。

dfinityの分散型クラウドコンピューティングは、どんなサービスを提供している法人でも、どんなPCを持っている個人でも構わず「誰でもコンピュータリソースを提供したり、誰でも借りたりすることができるプラットフォームを作ることで、いろんなサービスのコンピューターリソースを確保しよう」という考え方になります。


dfinityの特徴

dfinityの特徴をまとめてみましたので、ご覧ください。

dfinityの特徴
  • プロトコルをシームレスにアップグレード可能
  • ハッキングの被害を取り戻し、エンジニアリングエラーを修正する
  • ネットワークがプライベートとパブリックに分かれており、同時もしくは片方だけ動かす事が可能
  • ID作成時のデポジット金額に応じて、提供されるサービス容量の上限が制御される(不正利用防止)
  • サービス提供に人的資本を必要としないので、従来のサービスよりも90%のコストカットできる
  • 世界中のユーザに利用されることを想定し、現在のビットコインとイーサリアムのよりもスケーラビリティの高いシステムを構築中

dfinityはブロックサイズやシステム改修において、イーサリアムやビットコインキャッシュのように激しい激論の末にハードフォークが行われるわけではありません。プロトコルのアップグレードは自律的にアップグレードされ、「The DAO事件」で経験したようなハッキング被害が起きたときにも、その被害を取り戻すプログラムが実行される仕組みになっています。

分散型ネットワークはすべてがパブリックなブロックチェーンではなく、プライベートなネットワークとともに共存しており、無尽蔵に複数アカウントや不必要な容量を要求するアカウントを防止できる仕様になります。

dfinityのインフラを活用することによって、現在費やしているサーバー管理コストの9割を削減する事が可能となります。


dfinityのチーム

チームには大学教授など暗号技術に精通したメンバーやGoogle出身者など、かなり優秀なメンバーが揃っています。

dfinity-team

チームには日本人も加わっており、三越繁雄氏やトモミメンジョ氏が参加していることも親近感がもてる理由のひとつかもしれません。


dfinityのスケジュール

dfinityには、イーサリアム(メトロポリス、セレニティ)のようなアップデートスケジュールが存在します。

dfinityのスケジュール
    1:Copper ⬅︎ 現在はここ!
    2:Zinc
    3:Tungsten

Copperでは、プロトコルの変更と最適化について行われます。

Blockchain Nervous System(BNS)を使って、将来のプロトコルアップグレードを容易にし、イーサリアムの50倍以上の速い計算を実現する予定です。

2017年10月にテストネットを録画した映像があります。


クライアントソフトウェアを利用して作成されたテストネットワークは2018年第一四半期に実行され、第二四半期に本リリースが開始する予定です。


Zincでは、Zincソフトウェアの開発により複数のネットワークを使ってアトミックコールを実現させることになります。

dfinity-network

Tungstenでは、マイニングクライアントのネットワークを拡張できるシステムを導入していきます。


dfinityの評価

2018年2月7日に投資企業(Polychain Capital と Andreessen Horowitz)から6,100万ドル(日本円にすると約66億円)を調達したことを発表しました。

この投資の背景には2017年10月にテストネットを公表した際に、イーサリアムのブロックチェーンでは600秒、ビットコインでは3,600秒かかる計算を1秒間で計算を完了することができたことも要因の1つだと考えられます。

そして、将来は大企業(eBay、Dropbox、Uberなど)の点在化されたコンピュータリソースが1箇所で全てのシステムを動かすことができるようになると創業者のウィリアム氏が語っています。


dfinityは、公式サイトにも記載してあるとおりイーサリアムのワールドコンピューターという考え方に似ています。

私個人的には、イーサリアムよりもArcblockやStorjなどの仮想通貨プロジェクトがライバルとしてでてくるんじゃないかなと予測しています。



何れにしても、将来ほぼ間違えなくニーズがある市場だと予測できるので、今後競争は激化していくでしょう。今後の動きを要確認です!


dfinityのICO

創業者の以下のブログ(medium)でICO(仮想通貨による資金調達)を実行しないと言及しています。
https://medium.com/@dominic_w

ICOを実行しない理由は以下の通りだと書いてあります。

ICOを実施しない理由
  • 2017年のICOブームが過剰に急騰した後では、資金調達が困難になっている
  • ICOを実施するプロジェクトが相次いで召喚令状がだされている
  • ICOよって素晴らしいチームが危険に晒され、間違ったステップを踏む可能性が高い

チームが危険に晒されるというのは、ICOによって十分すぎる資金を得ることによって不都合が生じるという意味かもしれません。

また、上記の理由には入りませんでしたが、投資企業から60億円もの資金提供を受けている点も当然ICOを実施しない理由に含まれているはずです。

ブログではICOだけを言及しているわけではありません。ICOは実施しませんがdfinityトークンを広めるためにエアドロップ(トークンの無料配布)を実施することを決定していると書かれています。


DFINITYのエアドロップ情報

dfinity-airdrop

現段階で分かっていることは以下の通りです。

DFINITYのエアドロップ情報詳細
  • 本人確認(KCY)は2018年5月30日(水)開始し、2018年6月8日に締め切る
  • DFINITYのエアドップの総価値は35,000,000 CHF(スイスフラン)
  • 2018年4月4日までにメーリングリストに参加したコミュニティメンバー)、最大25,000,000 CHFのDFNトークンの配信に参加する機会を得ます。
  • 4月4日以降にDFINITYメーリングリストに参加したコミュニティメンバーには、新しいメンバー全員に均等に配布されるDFNトークンで10,000,000 CHFを追加配布
  • DFINITYニュースレターからのEメールは届かず、参加を選択した場合にのみCoinListからの公式Eメールを受信する予定です。(DFINITYのテレグラム、Twitter、当社のウェブサイト、または他のソーシャルメディアのプラットフォームからKYC / AMLプロセスを開始することはありません。)
  • 各加入者は、KYC / AML処理手数料を支払う必要があります(この費用はお一人様約9ドルです)。Ethereum(ETH)またはクレジットカードを使用して、KYC / AMLユーザフロー内でCoinListに直接支払うことができます。
  • 本人確認を完了させるためには、政府発行のIDが必要です。
  • メールで送られるアクティベーションコードを使えば誰でも無料でTシャツを配布

参考記事は以下の通りです。

外部記事:Liftoff! The DFINITY Community Airdrop is here
外部記事:CoinList’s First Airdrop: DFINITY

dfinityは超有望な案件だと思うので、どこかの取引所に上場したタイミングで投資したいと個人的には考えています。(投資は自己責任でお願いします!)