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Arcblockがかかげるブロックチェーンの問題点

Arcblockを運営するプロジェクトメンバーは、現在の仮想通貨市場に存在するブロックチェーン問題点を以下のように考えています。

ブロックチェーンの問題点
    問題点1:パフォーマンスが貧弱(POOR PERFORMANCE)

仮想通貨の急激な需要に伴いビットコイン、イーサリアムを始め、送金遅延の問題が多く起こっている。

    問題点2:ユーザファーストではない(NOT CONSUMER FRIENDLY)

マイニングやアプリケーションの仕様が複雑すぎて、利用者が少ない。リテラシーを身につけないと使えない。

    問題点3:コストが高い(COST)

ブロックチェーンの開発費はもちろんのこと、送金手数料等も実用性がないほど高い。

    問題点4:汎用性が低い(PLATFORM LOCK-IN)

あたらしいアプリケーションの導入やハードフォークなどの改修作業が非常に困難。

    問題点5:機能が少ない(LACK OF FEATURES)

ブロックチェーンはまだ初期段階であり、現時点では機能が少なすぎる。


上記5つの問題を解決しブロックチェイン技術とクラウドコンピューティングを組み合わせた包括的なソリューション」を実行するのがArcblockという仮想通貨プロジェクトとなります。


Arcblockの技術

ArcBlockでは問題解決のために様々な技術が使われているのですが、本記事では代表的なものをいくつか紹介します。


高水準アプリケーションプロトコル「Blocklet」

Blockletは、最新のマイクロサービスアーキテクチャとサーバーレスコンピューティング技術を活用した革新的なコンポーネントであり、あらゆるプラットフォームまたは言語で実装できる高水準のアプリケーションプロトコルです。

Blockletはブロックチェーン上のデータだけではなく、既存のデータソースに接続し、オンチェーンとオフチェーンの両方のコンピューティングを実行できることから「ブロックチェーン3.0」と謳っています

blockchain3.0

プロトコルとは

コンピューター同士が通信をする際の手順や規約などの約束事。

ネットワークでコンピューターが使う言語のようなもので、双方が理解できる同じプロトコルを使わないと通信は成立しません。

たとえば、Webページを閲覧するためには、WebブラウザーとWebサーバーとがやり取りするためのHTTPというプロトコルが使われています。


プロトコル説明

さらに噛み砕いて説明すると、上記の画像に写っている外国人がそれぞれ異なった母国語で話せば、会話は成立しないですよね。

でも全員英語で話そうと取り決めてしまえは、会話は成立します。この規格を成立する役割がプロトコルです。


ArcBlock開発の第1段階では、ローカルテスト環境とAWSを備えたBlockletを実装する予定です。

その後、秒間10万件以上のトランザクションを処理出来る事が設計の目標Windows Azure、Google Compute Engine、IBM Bluemixなどのコンピューティングプラットフォームをサポートしていきます。

ArcBlockはテストと開発を1台のコンピュータで実行することも可能で、ユーザが追加のブラグインを利用することなく、ウェブブラウザもしくは、アプリストアからモバイルアプリを直接ダウンロードする事で簡単にアクセスすることができます。(この技術は現在特許出願中)

blocket

ArcBlockは、クラウドサービスをノードとして扱う最初のブロックチェーンプラットフォームであり、パフォーマンスの向上、優れたセキュリティを提供します。

このアプローチは、将来のブロックチェーンプラットフォーム設計のデファクトスタンダードになる可能性が高いと予測されます。


報酬がもらえる「マイナーズ(Miners)」

ArcBlockでは、BitcoinとEthereumでいうマイニングとは、マイニングの概念が大きく異なります。

ArcBlockでいうマイナーは、「リソースマイナー」と「コンポーネントマイナー」の2種類にわかれます。

リソースマイナー

リソースマイナーは、クラウド・コンピューティング・リソースをシステムに提供したり、クラウド・ノードとして実行したり、自己ホスティング・コンピューティング・リソースを提供することができます。

ArcBlockでは、複数の関係者間でリソースを共有するなどのモデルの選択は完全にMinersに任され、必要に応じて変更することもできます。


コンポーネントマイナー

コンポーネント・マイナーは、新しいチェーン・アダプター、ブロックレット・コンポーネント、アプリケーションなど、ソフトウェア・コンポーネントをシステムに提供します。

たとえば、深層学習ベースの画像認識サービスを独自サービスの外で実行することが可能で、さらに他のArcBlockアプリケーションで使用する事も可能な設計になっています。


つまりリソースやシステムを提供することにより、報酬(トークン)がもらえるという仕組みになっているということです。

BitcoinとEthereumのようにトランザクションを処理した報酬をもらうマイニングとは大きく概念が異なります。


ICOも可能な「トークン(token)設計」

開発者は独自トークンのすべての機能を継承するカスタムトークンを作成することもできます。

トークンは暗号化のためだけではなく、ユーザーID、証明書、ドキュメントから実世界のアイデンティティまで様々なものを表現できます。近い将来ArcBlockのアプリケーショントークンでICOも可能になります。


ArcBlockでは、ユーザーが一般的にトランザクションごとに料金を支払うEthereumまたはBitcoinとは異なり、アプリケーションプロバイダがエンドユーザの取引手数料を月単位で支払うことができるように設計されています。

ただし、ArcBlockはクリティカルなサービスを提供する必要があるときに、多数のARCトークンを資産保護を目的としてロックするように開発者に要求します。


チームメンバー

チームはほとんどの人がフルタイムで、30名近い人員で稼働していると以下のYoutube動画で語っています。


チームを代表するのが、CEOのRobert Mao氏とCTOのFlavien Charlon氏で、二人とも元マイクロソフト出身でソフトウェアのエンジニア経験があり、Robert Mao氏は過去にスタートアップ企業を立ち上げ、Levitagramという浮遊写真をとるアプリの開発を行ったり、The World Wide Web Consortiumに10年間在籍し、2017年12月にワシントン州シアトルに「ArcBlock inc」を設立しています。


アドバイザーおよび投資家には、neteaseという時価総額437億円のオンラインゲーム会社社長だったり、元マイクロソフトジャパンのCIO(Chief Information Officer)が在籍しています。以下はインスタグラムにアップされた画像です。


パートナー企業

Arcblockpartner

Arcblockpartner2

パートナー企業にはLinuxやIBMなど大手企業が名を連ねています。

linuxFoundationについては、linuxのパートナーになると「インダストリ」「リーガル」「テクニカル」「コミュニティ」などでいろいろな特典を受けられるようになっています。


取引所への上場が約束されている

Arcblock取引所

上記公式サイトに載っている取引所はすでに上場が約束されてる取引所となります。

    公式サイトに記載のある取引所一覧
  • Huobi.pro ➡︎上場済
  • OKEx ➡︎上場済
  • coinbene
  • Bibox ➡︎上場済
  • DRAGONEX ➡︎上場済
  • CEX.com
  • DDEX ➡︎上場済
  • BTCTRADE.IM
  • gate.io ➡︎上場済
  • COBINHOOD ➡︎上場済

10社中、7社はすでに上場しています。(未上場なのは3社)

上記には表記されていませんが、「Kucoin」という取引所にも上場され、取引が開始されています。


関連サイトリンク

Arcblockの将来性

ICO案件というのは、スタートアップ企業に投資するのと同じで、本当に未知数な箇所が多いという印象です。

今回、Arcblockがブロックチェーンとクラウドを組み合わせる技術を実際に動かせることができるのか、Blockletというプロトコルが既存のサービスに応用することができるのか、不安な部分は数え切れません。

しかし、実際に実現することができれば、おそらく世の中の仕組みは大きく変わるでしょう。


個人的に共感できるというか、こんな未来があったらいいなと思うのは、ユーザが手数料を支払うことなく、資金を動かせるということです。

今までのブロックチェーンは送金スピードに応じて手数料を多く支払っていますが、正直移動するだけで手数料が取られるのはあまり気持ちのいいことではなく、資金はサービスの対価として支払うことの方が有効であると考えるので、サービスを受けるとき以外の手数料はないに越したことはありません。

また、ブロックチェーン技術がアプリ開発者にとって、より身近なものになればもっと画期的なサービスがArcblockのプラットフォームから生まれるかもしれません。


Arcblockの価格推移

Arcblockの価格推移
日付 ABT価格
ICO時43.1円
2018年3月99.2円
2018年4月150円
2018年5月166円

(※注)2018年5月8日のETH価格を参考に「1ETH = 82,000円」として日本円価格を表示しています。

ICO時から比べると2018年5月の価格は3.8倍まで成長しています。
Arcblockチャート

Arcblockの購入方法

Arcblock(ABT)は、残念ながら日本の仮想通貨取引所であつかっているところは今の所ありません。

Arcblockを購入するには、海外の取引所を使って購入する必要があります。


購入手順は以下の通りです。

Arcblockの購入方法
    手順2:Zaifでビットコインを購入
    手順3:OKEx(海外の仮想通貨取引所)に登録
    手順4:Zaifで購入したビットコインをOKExへ送金
    手順5:ビットコインを使ってOKExでArcblock(ABT)を購入