USDTとは
USDTとはTether Limitedが発行する仮想通貨Tetherの通貨単位。USDTは「U.S dollar Tether」の略称として使われており、USDTの事をTether(テザー)と呼ぶ人も多く、言い方に決まりはありません。USDTの最大の特徴は、法定通貨であるアメリカドル(USD)とほぼ同一価格であるという点です。
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USDTの概要
項目 | 詳細 |
シンボル | USDT |
公開日 | 2014年10月6日 |
システム | Proof of Reserves |
公式サイト | tether.to |
ホワイトペーパー | Whitepaper.pdf |
USDTの仕組み
利便性の高いUSDT
USDTはステーブルコインという価格変動がほぼ発生しない仮想通貨。急激な価格変動が起きないため資産が減った増えたという心配から解放され、国際送金の手数料を銀行よりも安く済ませることができます。
価格変動しないUSDT
USDTの価格はほぼ1USD(アメリカドル)と同じ価格を保っていますが、それでも微妙にドルとの価格差が発生しています。価格差が発生する理由はUSDTの需要と供給バランスを取引によって解消しているからです。
USDTの需要が高まるとUSDTを高値で得ることができ、買う方も高値でまとめて購入するため、USDTの全体価格は上がっていきます。その場合は新しくUSDTを発行し、1USDと同じ価値に近くまでUSDTの総量を増やすことによってUSDTの価格を調整します。
反対にUSDTの価格が安くないと売れない需要が下がっている状態ではUSDTの総量を減らさなければいけないため、USDTを運営側が自社で買い付け後処分することで1USDと同じ価値に近づけます。そしてこれらの仕組みを「Proof of Reserves(PoR)」と呼んでいます。
USDTの疑惑
Proof of Reservesの仕組みを理解すると、USDTは時価総額と同じだけの準備金(ドル)を用意していなければ価格は保てなくなるということがわかります。USDTの時価総額は2019年6月時点で32億ドルを超えており、3年前の時価総額と比べると約500倍程度も増えています。
これからも増え続けるであろう32億ドル以上の準備金を運営側が用意できているかというのはかなり疑問です。
USDTが保管できるウォレット
Ledger Nano S
Ledger Nano Sとはハードウォレット の1種で取引所と比べると利便性は低くなりますが、セキュリティ性能がよくUSDTを長期的に保管するにはおすすめのウォレットです。購入方法は「仮想通貨ブロガーがおすすめするハードウォレットの買い方」をご覧ください。
マイイーサウォレット
USDTはERC20トークンの規格を採用した仮想通貨のため、マイイーサウォレットで保管することが可能です。無料でウォレットを作成できるので、匿名性を高めることが可能です。ただし過去の事件等もありセキュリティ面が不安視される部分もあるため、以下の記事を参考に利用方法には十分ご注意ください。
USDTの買い方
日本では購入不可
USDTは日本の仮想通貨取引所では取り扱いがないため、手にいれるには海外の仮想通貨取引所を利用するしかありません。
USDTの購入方法 |
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