Burn(バーン)の仕組み

Burn(バーン)とは文字通り「焼却する」という意味ですが、仮想通貨界隈でいうBurn(バーン)はトークン(暗号通貨)を永久に利用不可能な状態にすることという意味で使うのが一般的です。

たとえば、ハードキャップ(上限目標)が100BTC、ソフトキャップ(成功目標)が50BTCのICO(トークンセール)があった場合に、結果として50BTC分しか売れず、残りの50BTC分が売れ残った場合プロジェクト側の判断でトークンをバーンすることがあります。

トークンがバーンされると、市場ニーズに合わせて多く供給しすぎたトークンを永久に利用不可能な状態にすることが可能です。


Burn(バーン)の目的

どれも似たり寄ったりですが、バーンする目的は以下のような理由が考えられます。

  • 希少性を高めるため
  • 利用価値がなくなったものを抹消するため
  • 市場ニーズに合わせて供給量を調整するため

Burn(バーン)の功罪

バーンしたことによって「トークンの価値が上がる」というように解説しているサイトも多く存在しますが、私個人的には間違えだと思います。

確かに市場に出回るトークンの数が減ることで、一件あたりのトークンの希少性は高まるかもしれません。しかし、それと一件あたりの価値が上昇するという事象は全く別物です。

一件あたりのトークンの価値は人間の心理や相場に左右されるからです。もし、バーンしたことによって希少価値が高まったと考える人が多ければ価値があがりますし、逆にバーするほどトークンを市場に供給しすぎた(もしくはプロジェクト側が市場のニーズを見誤った)と判断する人が多ければ、バーンした後でも価値が下落します。

仮想通貨のバーンニュースを察知して、価値が上昇すると考える人は急ぎ足にならないように気をつけましょう。すぐ落とし穴にはまってしまうかもしれません。


Burn(バーン)とロックアップとの違い

以前当ブログでまとめた「ロックアップ」もバーンと同様に流通を止める働きがあります。

関連記事:仮想通貨リップル社のロックアップとは

ロックアップとの違いは、停止期間です。バーンが永久停止するのに対して、ロックアップは停止期間が有限です。いつかは段階的に解消されます。


Burn(バーン)を実施した仮想通貨の事例

バーンされる仮想通貨の実例は仮想通貨取引所Binanceが発行するBinance Coin(BNB)が最も有名です。

Binance Coin(BNB)の特徴
  • BNBの総供給量の50%を段階的にBINANCEがバーンしていく
  • バーンするタイミングは四半期に一回
  • バイナンスの総利益額の20%を使って市場から買い戻したBNBをバーンする

Binanceは2017年7月8日に発行したBNBを定期的にバーンイベントを開催することによって、市場からの注目と希少性の向上を図り、最終的に価値の上昇を狙っています。

BNBチャート

結果として、2018年年明け市場全体の下落とともに下がりますが、その後は堅調に回復傾向にあります。