不正指令電磁的記録に関する罪

不正指令電磁的記録に関する罪とは、コンピュータ・ウィルスに関する罪とも言われており、この法律に抵触すると刑事事件として扱われ3年以下の懲役刑、もしくは50万円以下の罰金刑が課されることになります。

不正指令電磁的記録に関する罪はコンピュータ・ウィルス「作成」「提供」「共用」「取得」「保管」などの行為に対して刑罰が課せられる法律であり、平成23年6月24日に公布され、同年7月14日に施行されています。(2018年からおよそ7年前の事となります。)

2018年Coinhiveによるマイニングが刑事事件となる

今回の事件2018年6月11日に読売新聞によって報じられています。また当人のブログでもその経緯が公開されています。

外部リンク:仮想通貨マイニング(Coinhive)で家宅捜索を受けた話
外部リンク:他人のPC「借用」仮想通貨計算 ウイルスか合法技術か

仮想通貨MoneroをマイニングするCoinhive

Coinhiveとは、所有しているWEBサイト内に数行のJavaScriptを埋め込むことによって、サイトを閲覧したユーザのブラウザCPUで仮想通貨Monero(匿名系仮想通貨)のマイニングを行うツールです。アクセス数が多ければ多いほど大きな計算ができるようになり、マイニングによる収益も大きくなります。


悪意のあるハッカーたちの間で流行するクリプトジャッキング

日本のみならず海外ではWEBサイト訪問者のCPUを無許可で利用し、仮想通貨マイニングをすることをクリプトジャッキングと呼んでおり、Coinhiveやそれに似たマイニングツールによってクリプトジャッキングが世界中に広まることになりました。

問題は「無許可」で他人のCPUをレンタルするところにあり、各国のサイバーセキュリティ機関の間ではコンピュータ・ウィルスなどの感染とよく似た見方をされています。


スウェーデンの超人気サイト「Pirate Bay」で仮想通貨Moneroがマイニングされる

スウェーデンを拠点に映画や音楽などのトレンドファイルを配信するポータルサイト「Pirate Bay」は月間利用者が数百万人と言われている超人気サイトです。そのPirate Bayが、2017年9月にユーザのCPUを無断借用し、仮想通貨Moneroのマイニングをしていることを明らかにしました。

サイト運営者は「サイト内にある広告を取り除きたい、そのために仮想通貨マイニングの活用を探っていた」と回答していますが、フォーラムでは「無断でテストした事について咎められうべき」と論議が続いています。