イノベーター理論

イノベーター理論とは、新しい商品や技術などのイノベーションが生まれてから普及するまでの人々のグループを早い順に分類したマーケティング理論のひとつです。

イノベーターの由来であるイノベーション(英: innovation)は「技術革新」という意味があり、イノベーター理論は新しい技術やサービス、概念が世の中に普及する人々の種類とその量を以下のような釣鐘(つりがね)の形をしたグラフに表されます。

イノベーター理論

イノベーター理論は1962年にスタンフォード大学教授および社会学者のエベレット・M・ロジャーズ氏が提唱した理論(別名:普及学)です。これから5つのグループについて説明します。


イノベーター(革新者)

イノベーターの特徴
  • 全体のわずか2.5%しかいない希少価値の高い存在
  • 新しい価値を創造する探究心旺盛な研究者
  • テクノロジーや新しい物事に夢中なオタク

イノベーターはグラフでいう一番左側にある最も希少価値の高く全体のたった2.5%しか存在しないグループです。彼らは世の中の固定概念や世論よりも自分の信じた信念のもと新しい技術に熱中し、常日頃独自世界への冒険心が湧き上がっている人たちです。

彼らは世間一般からみるとおかしく異端な存在に思えますが、世界に新しい技術が普及するきっかけをつくってくれるなくてはならない存在です。

仮想通貨で言えば、サイファーパンクに関わっていたメンバーがイノベーターの分類に入ると想われます。彼らは暗号技術によって健全な世の中をどのように創造していくかを考え続けている方々です。

関連記事:仮想通貨用語「Cypherpunk(サイファーパンク)」とは?わかりやすく解説

アーリーアダプター(インフルエンサー、有名人)

アーリーアダプターの特徴
  • 世の中のトレンドに敏感なグループ
  • 常にアンテナをはって情報収集する人たち
  • 流行を追い続けることで影響力や発信力が高い傾向にある

アーリーアダプターはイノベーターに普及している技術を拡声器のように普及させる役割を果たしています。世の中の流行り廃りに敏感なだけにトレンドの波に乗って大きな影響力を持っている傾向もあります。

仮想通貨で言えば、2017年3月くらいまでに参入できた人くらいなのかなと思います。2017年4月以降爆発的に仮想通貨市場が成長するので、おそらくそのくらいなのかなという考察です。


アーリーマジョリティ(影響を受けやすい多数派)

アーリーマジョリティの特徴
  • 情報収集能力は高いが、少し現実主義者
  • 今の社会に満足せず、新しい変化に前向き

マジョリティとは「多数派」という意味で、アーリーマジョリティは新しい物事に対して前向きかつ高い情報収集能力あはあるものの、「1人だと怖いけどみんなで進めば怖くない」的な精神傾向にあるグループです。

個人的な見解にはなりますが仮想通貨で言えば、2017年4月〜2025年くらいまでに仮想通貨市場に参入してくる人たちを呼ぶような気がします。仮想通貨の普及率は2018年の日本だと3〜5%前後と言われており、今後の技術革新とともに徐々に広がっていくものだと考えています。


レイトマジョリティ(現実主義者、リアリスト)

レイトマジョリティの特徴
  • まさに現実主義者(リアリスト)
  • エビデンスや証拠ありきで行動するタイプ

既成概念や目に見える確証を信じ、新しい技術に対しては歌がり深くかなり安定思考な傾向にあります。新しい技術が完全に既存の技術を上回るもしくは一定数以上の勝率がないかぎり行動を起こしにい存在です。


ラガード(伝統主義者)

ラガードの特徴
  • 保守派、伝統主義者
  • 世の中のトレンドに関心がなく、変化を好まない

ラガードは世の中のトレンドや変化を好みません。インターネットがこれだけ流行しているにもかかわらず、スマホやパソコンを所有していない人たちがラガードにあたります。