今年ICO(イニシャル・コイン・オファリンング = 資金調達)した仮想通貨プロジェクトでEOSというものをご存知でしょうか。

EOSはNEO,Lisk,Zcashを凌ぐスピードで成長し、既に時価総額500万ドルを超えています。時価総額ランキングでいうと12月時点で12位に位置しています。(ちなみに11位はMoneroでした)

わずか1年未満で時価総額500億ドルに成長した理由はどこにあるんでしょう、どんな通貨なのか興味が湧いてきませんか。

早速調べてみる事にしました。


はじめに理解いただきたい事は、EOS(イオス)がブロックチェーンのオープンソースソフトウェアであるという事です。


オープンソースとは

著作権権利を放棄し、商品を提供する事です。ユーザ(利用者)を共同開発者と捉えて、商品をアップグレードしていくモデルとなっています。オープンソースの代表として、携帯端末で使われているAndroid(Google社が提供)やブログ更新で使われているWordPress(Automattic社が提供)が有名です。

EOSは、ビットコインやイーサリアム、リップルのように通貨としての目的はなく、誰もが自由に利用できるオープンソースソフトウェアを公開することで、人生、自由、財産を保護するフリーマーケットシステムを設計するという目的を持っています。


注目するべきは、ホワイトペーパーの冒頭に書かれてる文章にあるように1秒間に100万件の取引を処理できる技術があるという事です。

The resulting technology is a blockchain architecture that scales to millions of transactions per second, eliminates user fees, and allows for quick and easy deployment of decentralized applications.

世界中で使われているクレジットのVISA取引量が5,000件/秒と言われているので、イーサリアムが15件/秒、リップルが1,000件/秒、NEMがカタパルト実装により4,000件/秒だと実現不可能ですが、EOSが100万件/秒のパフォーマンスを出す事ができれば、世界中で実現できるブロックチェーンシステムを構築する事ができる可能性が高いという事です。



もう一つ、EOSの特徴があります。

EOSトークンは通貨としての利用価値を否定しているという事があります。

おそらく、EOSがオープンソースなので、利用されるプロジェクトに合わせてイーサリアムのGASやFactomのEntry Creditのようなプラットフォーム内の通貨を優先させる事を目的としていると予測されます。だからこそ、EOSトークンはプラットフォーム内では利用できないという位置付けを示しているんだと思います。


EOSの将来性

秒間100万件の取引処理ができるというトランザクション性能だけでも、投資価値は十分にあります。銀行や証券会社などどこかの企業がEOSを導入したという実績が公開されれば、たちまち市場価格は跳ね上がるはずです。

なぜなら、VISAやマスターカードがブロックチェーン技術を導入する事で、莫大なコスト削減ができるからです。それ以外でも不動産や税務署などあらゆるシーンでブロックチェーンが活用されれば、膨大なコスト削減が実現できるはずです。


仮想通貨は通貨としての価値だけで将来性を判断する必要はありません。

ビットコインは通貨としての利用価値を含めて将来性を見られていますが、リップルは分散台帳技術が評価されて価値が上昇しているからです。

EOSのトランザクション処理技術は期待される利用シーンが多く、十分に評価できると言えそうです。(投資は自己責任ですよー)