仮想通貨投資初心者の方にも、わかりやすく、丁寧に伝えていくことをコンセプトとしています。

タイトルにある「ロスカット」を理解するためには、いくつか事前に必要な知識がありますので、それらも合わせて紹介しながら、最終的には初心者がやりがちなミスやロスカットに陥らないための方法について解説していきます。

FXやレバレッジ取引のルールを把握し、効率的な仮想通貨投資を目指しましょう。


もくじ(コンテンツ)







ロスカット関連の規約を確認

ロスカットを理解するためには、以下のレバレッジ取引の規約を把握することが何より大切です。


レバレッジ取引の規約
  • 必要証拠金
  • 証拠金維持率
  • ロスカット
  • 追加証拠金制度
  • レバレッジ手数料

規約とは、「約束事」「ルール」という意味です。

GMOコインをはじめとした仮想通貨取引所でFXやレバレッジのかかった取引をするには、誰もが守らなければいけないルールとなります。

本記事では、上記のルールを1つずつ紹介していきます。


無理のない「必要証拠金」を用意する

必要証拠金とは、ユーザが証拠金取引をするために用意する投資資金です。

GMOコインで仮想通貨FXを始める場合、0.001BTC以上の投資資金が必要となります。

1BTC価格が100万円だった場合は、1,000円からGMOコインでFX、レバレッジ取引を始めることができるということです。

GMOコインでは、レバレッジを5倍と10倍の2つから選択する必要がありますが、1,000円から仮想通貨FXを始める場合はレバレッジ10倍を選択し、ビットコイン投資から始めましょう。


反対に取引上限は1回2BTCまで、1日1,000BTCまでの取引が可能です。

1BTC価格が100万円だった場合は必要証拠金1億円あれば、10億円分まで運用ができるということになります。

必要証拠金には当然個人差があります。10万円の人もいれば、1万円や5,000円程度で手軽に始める方もいます。

重要なことは、無理のない範囲、もしくは余剰資金で投資資金を作ることです。

使う予定がのあるお金や、生活費を削ってまで投資資金に回すことは危険ですので、やめましょう。


証拠金維持率は100%以上維持が大切

証拠金維持率とは、GMOコインに預けている必要証拠金を運用(投資)した結果、どの程度プラスもしくはマイナスになっているかという事を表す数字です。

    証拠金維持率の計算式

証拠金維持率 = 時価評価総額 / 必要証拠金


ここからは、2つの例題で「証拠金維持率」を理解していきましょう。

    証拠金維持率を理解するための例題1

以下の条件で取引した場合の証拠金維持率は「102%」 となります。

  • 必要証拠金は100万円を用意
  • 90万円を口座に残す
  • 10万円分をレバレッジ5倍に設定し、BTCの取引開始
  • BTC相場が高騰し、10万円が12万円まで上昇した。

このとき時価評価総額は102万円(口座残高90万円+評価損益12万円)となり、証拠金維持率は102万円 / 100万円 = 102%となります。


    証拠金維持率を理解するための例題2

以下の条件で取引した場合の証拠金維持率は「60%」 となります。

  • 必要証拠金は100万円を用意
  • 50万円を口座に残す
  • 50万円をレバレッジ10倍でBTC取引開始
  • BTC相場が下落し、50万円が10万円まで減少した。

このときの時価評価総額は60万円(口座残高50万円+評価損益10万円)となり、証拠金維持率は60万円 / 100万円 = 60%となります。


証拠金維持率は運用中の資産があれば、常に変化します。

証拠金維持率が100%以上であれば、損失がないということなので、その後も健全に運用することが可能です。

しかし、100%を下回る場合は取引所によってペナルティが発生するのが一般的です。


ロスカットは強制的に発動するルール

GMOコインでは証拠金維持率75%を下回るとロスカットというルールが自動的に発動する仕組みとなっています。

(他の取引所では発動タイミングが75%以外の取引所もあるので十分にご注意ください。)

ロスカットとは

ロスカットとは、一定の証拠金維持率を下回ったときに、取引中のポジション(資産)をすべて約定(取引終了)させる行為です。

すべての取引を強制的に終了させることにより、自己資産総額がマイナスに拡大する事を防ぎます。

GMOコインで必要証拠金10万円でFXを開始したのなら、取引中の資産を含めた総資産資産が75,000円を下回ると、自動的にロスカットルールが発動し、取引中の資産が約定され、25,000円のマイナスが確定します。


追加証拠金制度

追加証拠金制度とは、一定の証拠金維持率を下回った場合に、必要証拠金を追加で入金する制度です。

一般的には「追証」「追証ルール」と呼ばれます。

追証は、証拠金維持率が100%より下回ったタイミングで発動し、基本的には取引中のポジションが約定されることはありません。

しかし、期限内に追加の証拠金を支払わない場合に取引中のポジションが約定される場合があります。

追証もロスカットと同様にペナルティとして考えられますが、追証の方がロスカットよりも軽度なため、ロスカットよりも100%に近いパーセンテージに到達した時に発動することが多いです。

ちなみに、GMOコインでは追証ルールを採用していません。証拠金維持率が下回った時に発動するのはロスカットのみになります。


特定の時間に発生するレバレッジ手数料

レバレッジ手数料とは、特定の時間をまたいで取引を行った際に、支払わなければいけない手数料のことです。 他の取引所ではレバレッジ手数料の事をスワップポイントという言い方をすることもあります。

GMOコインでは、ニューヨーク・クローズをまたいで取引を行った場合、0.04%の手数料を取引所へ支払わなければいけません。

ニューヨーク・クローズ(NYクローズ)とは

外国為替市場において、一日の区切りとなる時間(米国東部時間17時00分)のことをいいます。

ニューヨーク市場が一日の取引を終了する時間であり、日本時間においては、米国東部標準時間時は朝7時00分、米国東部夏時間時は朝6時00分となっています。

他の取引所と比較してみると、以下のようになります。

取引所 手数料率
GMOコイン0.04%
DMM Bitcoin0.04%
bitFlyer0.04%
Zaif0.039%

基本的には1日1回、0時をまたいだ場合に手数料の支払い義務が発生します。

ただし、海外の取引所など他の取引所では1日に2回以上スワップポイントが発生したり、レバレッジ手数料を取らない取引所もあることを認識しておいてください。


ルールを踏まえた仮想通貨FXのやり方

これまでご紹介したルールを踏まえて、勝ちやすい仮想通貨FXのトレード術をご紹介していきます。

投資ですので、必ず(100%)勝つ方法ではありません。

ただ、1%でも見ている方のためになるよう力を入れて書いてますので、ぜひ参考にしてみてください。


必要証拠金は余剰資金以外は使わない

投資はメンタルを削られる心理戦です。

あなたにとって「大金だ」と感じる運用資金は、取引中の資産がマイナスになった時、確実にあなたのメンタルは削ぎ落とされます。

上がると思って取引開始したビットコインFXが見る見るうちに下がっていくとき、

    「ここで取引を確定させると大きなマイナスになってしまうので、上がるまで待とう」
    「いや、絶対あがるはずだ。」
    「もうマイナスは耐えらえない、損切りしよう」
    「損切りした瞬間上がってる。。売らなきゃよかった。。」

といったような迷いや不安は、自己資金が多ければ多いほど大きな気持ちになっていきます。

その結果、間違った投資判断をしやすくなります。

これは良くない傾向です。


『投資は余剰資金で運用する』という鉄則があります。

余剰資金とは、生活費や将来のための貯金を抜いた「今後特に使う予定がない自己資金」のことです。

結婚や旅行、将来ほしいものなどのためにためているお金は、余剰資金ではありません。

極端な言い方をすれば、余剰金とは『明日なくなっても精神的ダメージをほぼ受けることはない資金』です。


金銭感覚は人それぞれなので一概には言えません。

仮に余剰資金が100万円など、大金となる場合は10万円や5万円などに分解してから、少しづつ投資を始める事をおすすめします。

自己資金が1万円しかない場合でも、全く恥じることはありません。

投資は戦略的に行うもので、初心者や素人にとってはやさしくありません。

いきなり大きな金額を運用して、一攫千金などといった甘い考えは捨てるべきです。

特に価格変動の激しい仮想通貨FXでは、不安要素は少しでも削っていくのが鉄則です。


ロスカットが発生したら大きく戦略を見直せ

ロスカットは、自己資金防衛策だと捉えるのが正しい投資への第一歩です。

ロスカットが発生しない場合でも、証拠金維持率が100%を上回らない場合は、戦略を大きくみなすことが必要です。

投資には様々なテクニックが存在しますので、基本から応用編まで多くの投資戦略に触れましょう。

代表的な投資テクニックはテクニカル分析です。

当ブログでも「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」「MACD」など基本的なテクニカル分析を紹介しています。

これらは絶対に覚えておくべきです。テクニカル分析なしで投資を開始することは無謀な綱渡りだと思っていただくほうがいいと思います。

また、FXには様々な注文方法がありますので、それらも習得しておくべきです。

関連記事:仮想通貨(ビットコイン)FXの注文方法を解説

自分ルールを徹底させる

価格変動が激しい仮想通貨FXは、自分ルールを作ることで、勝ちやすくなります。

仮想通貨FXを始めたばかりのころは、その時の感情や気分に左右されがちで、同じミスを繰り返したり、うまくいかないことも多いはずです。

そこで、私は利益が発生した時と損失をした時、自分がどんな行動をとっていたかということを記録し、感情で投資をしないように自分ルールを確認した上で、仮想通貨FXをしています。

自分ルールですので、人によって合う合わないもあるはずですし、必ずしも正解があるわけではなく、時間がたつことで有効ではなくなることもあることをご了承ください。

以下に私の自分ルールの一部を紹介しますので、参考にしてみてください。


    自分ルール(BTCFX編)
    1:投資銘柄に関する情報を収集し、24時間以内のトレンドが上昇か下降かを予測する。
    2:1で予測した方でしか取引しない。(1日の間にロングとショートを混在させない)
    3:スプレッドが2,000円以上の時は取引しない。
    4:連続注文はしない。(毎回1回ずつタイミングを見て注文を出す)
    5:移動平均線がクロスする付近で新規注文を出さない。(移動平均線から離れている時が狙い目)
    6:直近3〜5時間のトレンドと逆の注文は入れない。
    7:1時間ごとのチャートで直近1時間のローソクは参考にしない。

実際は、指標(インジケーター)毎にもっと細かいルールが書かれているのですが、条件が混在して見にくいため、見やすさを重視するために削らせてもらいました。


勝てるときだけ勝負する

相場にはいろいろな局面があります。

ビットコインの相場を振り返ってみると、ずっと上がりっぱなしの日もあれば、上がったり下がったりを繰り返す日もあります。

タイミングによって、相場の動きが全然異なりますので、自分の得意じゃない相場状況の時に投資を開始するのは賢明ではありません。

予想しやすいときだけ参加して、利益を上げることを狙いましょう。

わざわざ、どちらに転ぶかわからない状況で投資をするのは、ただのギャンブルでしかありません。

レバレッジ手数料(スワップポイント)でも学んだように、特定の時間を避けて投資をすれば、不要な手数料を払う必要もありません。

上昇している時が儲けやすいのであれな、相場が下降している間は投資を控えましょう。得意な相場になった時だけ積極的に参加し、損失を発生させないことが次の投資を成功させ、どんどん自己資金を拡大させる秘訣になります。


初心者がはまりやすいFXの落とし穴

ここでは、はじめて投資をした人が結構やってしまいがちなことについて紹介します。

事前に知っておくことで、損失するリスクを低くしておきましょう。

損切りに抵抗してしまう心理がある

人間は、「投資で損切りすることができない生き物」です。

行動経済学に『プロスペクト理論』というのがあり、人間は以下の選択を迫られると、ほとんどの人間が「A」の方を選ぶといいます。

    A:勝負に勝つと100万円もらえるが、負けると200万円支払わないといけないゲーム
    B:勝敗にかかわらず、必ず100万円支払わないといけないゲーム

つまり、自分の感情や気分で投資をしていると、資産がマイナスになったときに損切りできず、最悪は損失が膨らみすぎる状態まで陥ってしまうという現象が、かなりの確率で起こります。

初心者はこの事実を知らずに、自己資産を必要以上に溶かしてしまいます。

気づいた時には自己資産がゼロになっていることも珍しくないはずです。

この事実を知っているのと、知らないとでは投資結果に大きな差がでてくるばずです。


では、プロの投資家はどのように対処しているかというと、機械的に損切りをします。

保有している仮想通貨が「◯◯%下がったら、損切りする」ということを決めてから投資を開始しています。

もしくは、GMOコインでは取引を注文する際に約定する価格を決めて注文をだすことができるので、その結果、自動的に損切りすることが可能となります。


投資の基本「安く買って、高く売る」ができない

食品スーパーで目当ての商品が大幅値下げをしていれば、大抵の人が購入するように、投資の世界でも安くて値打ちのある商品を取引をするのが基本です。

将来性のある金融商品が値下がりする時に購入して、過剰に評価されている時や価格が高騰している時に売るのが鉄則です。


しかし、投資の世界では、こんな当たり前のことができない人がほとんどです。

できない理由の一つは「値動きを気にして購入する」というところにあります。

値動きだけを気にしていると、価格が下がっている時に「将来もっと価格が下がってしまうかもしれない」と思ってしまいます。

本当は、水面下で大きな技術革新や輝かしい将来性が育っている場合も、それを見逃してしまいがちです・・・

逆に、価格が上昇するとSNSやニュースさサイトで話題になり、多くの人たちに情報が行き渡っていきます。

それを見た人たちは、上がっている値動きを見て「さらに上がりそうだ、買ってみよう」と思ってしまいます。

本当はその頃には、すでに多くの人が購入済みで価格のビークを迎えている可能性が高くなっているにもかかわらず・・・


これに対応するには、値動きだけにとらわれず、いろんな角度からその商品を判断することが大切です。

大きな価格変動がある場合は、その理由を自分なりに分析し、納得して投資できるだけの理由が見つかった場合のみ投資をするべきです。

逆に難しくて理解できない場合や、不明瞭な部分がある場合は投資に参加しないこともおすすめします。


もう一つ大切なことは、大きな下落相場が来たら、逆に購入するチャンスと思うことです。

この感覚を植え付けるだけでも、今後の投資結果はだいぶ変わってくるはずです。


まとめ

「GMOコイン(FX、レバレッジ取引)でロスカットしないためのやり方」はいかがでしたでしょうか。

これを機に少しでも、楽しい仮想通貨投資ができることを願っています。