匿名系仮想通貨Zcash(ZEC)とは

仮想通貨Zcash(ZEC)とは、取引内容を匿名化することによって利用者のプライバシーを守ることができる暗号通貨です。

Zcashに使われている「zk-SNARK」という技術は、2017年10月にイーサリアムにも採用されるなど、暗号通貨のプライバシー技術を向上させる解決策として非常に注目されています。

最近では、アメリカの大手取引所であるCoinbaseへの上場も噂されており、今まさにトレンドの仮想通貨であると言えます。


匿名系仮想通貨Zcash(ZEC)の基本情報

項目 詳細
起案者Zooko Wilicox
開発企業Zcashcompany
公開日2016年10月28日
通貨単位ZEC
発行枚数2,100万枚
システムProof of Work
公式サイトhttps://z.cash/
ホワイトペーパーWhitePaper

匿名系仮想通貨Zcash(ZEC)の特徴

Zcash(ZEC)の特徴まとめ
  • オープンソース
  • ZOEプロジェクト(Zcash on Ethereum)
  • ゼロ知識証明によるzk-SNARKプロトコル

オープンソース

Zcashは、世界中で使えるオープンソースとして設計されています。

関連記事:仮想通貨関連でよく使われる「オープンソース」とは?

今後はイーサリアムをはじめとした様々なブロジェクトで使われたり、企業の商品やビジネスにも応用されることを目的としています。


ZOEプロジェクト(Zcash on Ethereum)

2017年1月29日、イーサリアムファウンデーションより、Zcashとイーサリアムの統合プロジェクト、ZOEプロジェクト(Zcash on Ethereum)が発表されました。

2017年10月16日に実施されたビサンチウム(イーサリアムのハードフォーク)では、イーサリアムにZK-SNARKの技術を追加し、匿名性を高めることに成功しています。


ゼロ知識証明によるzk-SNARKプロトコル

ビットコインを始めとしたブロックチェーン技術が使われた仮想通貨には、送金の履歴やあらゆる内容が可視化され世界中の誰でも確認できるという特徴があります。

しかし、Zcashではブロックチェーン技術を使用しつつも、送金に利用されるアドレス、取引内容、取引数量などの情報を確認することができない仕組みになっています。

他の通貨よりも格段に匿名性が高く、利用価値が高い通貨として注目されています。

匿名系通貨 送金先 取引履歴 送金数量
Zcash匿名化匿名化匿名化
Monero匿名化匿名化可視化
Dash可視化匿名化可視化

この仕組みを実現するのが、『zk-SNARKプロトコル』です。


zk-SNARKプロトコルについて

ゼロ知識証明「zk-SNARK」とは

zk-SNARKとは、『Zero Knowledge – Succinct Non-interactive ARgument of Knowledge』の略称です。

日本語に言い換えると、「相手に情報の内容を公開することなく、情報自体は知っていることを証明する技術」という意味になります。

細かく解説すると以下のような意味が使われています。

zk-SNARKの意味
  • Zero Knowledge:ゼロの知識(証明)
  • Succinct:実行される計算量が小さいこと
  • Non-interactive: 一方的にということ(証明者と承認者のやり取りをする必要がないという意味)
  • ARgument of Knowledge:計算による知識の証明

ゼロ知識証明の条件

ゼロ知識証明では、「相手に情報の内容を公開することなく、情報自体は知っていることを証明する」ことができるため、Zcashを利用する「証明者」とZcashの取引を承認する「承認者」の間に3つの条件が設けられています。

ゼロ知識証明の条件
    条件1:証明者が正しい情報であると証明できた場合のみ、承認者は承認をする
    条件2:証明者が嘘をついたり、情報を知らないのに知っているものとして証明した場合、承認者は承認をしない
    条件3:承認者は証明された情報の内容を知ることはできない(情報の存在性のみ知れる)

匿名系仮想通貨Zcash(ZEC)のロードマップ、歴史

2013年にZerocoinプロジェクトをスタートさせ、1年後には新しいプロトコル「zk-SNARK」が開発されます。

ZcashはICOを実施せずに、2016年よりZcashが公開されました。

ビットコインと同様のProof of Workというアルゴリズムにより、初めの4年間はマイニングによってマイナーと開発元に報酬が送られる仕組みになっています。

開発者にマイニング報酬の10%が付与される仕組みは、Zcashの需要が拡大するにつれてマイニングが活発になり、開発者のモチベーションをコントロールできるようになるからです。

2018年6月と9月には、テストネットのアップグレードが予定されており、2018年には独自の暗号技術をスマートフォンに導入し、世界で20億人のユーザに利用出来るようになる計画です。


2018年6月:ネットワークアップグレード「OVERWINTER」

OVERWINTERはガバナンス競争においてもユーザーや今後のネットワークアップグレードでより安全性向上に力を入れています。


2018年9月:ネットワークアップグレード「Sapling」

SaplingはSaplingプロトコルのアップデートを有効にして、保護取引において時間とメモリーの大幅改良によりモバイルウォレットサポートをより実行可能にします。

加えて、SaplingはPowers of Tauオープン参加パラメーターセットアップに頼るため、zkSNARKアプリケーション(Zcash外のアプリケーションを含む)パラメーター設定のリスクに対する心配が激減します。


匿名系仮想通貨Zcash(ZEC)のチャートと将来性

Zcashチャート

Coinbase上場の可能性

2018年7月13日、登録者数が1,300万人を超えると言われているアメリカの仮想通貨取引所Coinbaseが、Zcashを含む5つの通貨を上場させるか検討段階に入っていると発表しました。

大手仮想通貨取引所に上場するタイミングで大きな価格高騰を経験できるチャンスが生まれるかもしれません。

過去には韓国の大手仮想通貨取引所である「Bithumb」にZcashが上場した際は、キャンペーン効果もあり30分で150%近い高騰を見せました。

bithumb

Zcash(ZEC)には後ろ向きな声も。。

日本の仮想通貨取引所であるコインチェックが2018年6月18日に匿名系仮想通貨であるZcashおよび、Monero、DASHと予測市場通貨であるAugurの廃止を実行しました。

2018年現在では、仮想通貨のマネーロンダリングが問題となっており、その温床となる匿名系通貨への批判が多くあるのが現状です。

匿名性にはセキュリティ性能を向上させる一方で、犯罪に使われるリスクもあるため、今後どのように扱っていくか十分に議論されるべきだと考えています。


匿名系仮想通貨Zcash(ZEC)の口コミ、評判


匿名系仮想通貨Zcash(ZEC)の購入方法

Zcashはコインチェックでの上場が廃止となってしまったため、国内の仮想通貨取引所で購入する ことができない状態です。

Zcash(ZEC)の購入方法
    手順1Zaifに登録する
    手順2:ZaifでBTCを購入する
    手順3:Huobiに登録する
    手順4:Zaifで購入したBTCをHuobiに送金する
    手順5:HuobiでBTCを使ってZECを購入する