仮想通貨Lisk(リスク)とは?わかりやすく解説

Liskとは、分散型アプリケーション(DApps)を作って、収益をあげるためのプラットフォームです。

Liskは、イーサリアムの一部を進化させたプロジェクトとも言えます。

AugurやイーサエモンなどERCトークンでイーサリアムのブロックチェーンを使ったDAppsがイーサリアムから生まれていますが、DAppsをより簡単に生み出し、その後のICOや利益の回収までをスムーズに実行できるようにしようとするのがLiskの特徴です。


Liskの概要
項目 詳細
創始者Max Kordek
通貨単位LISK
トークン発行上限なし
システムProof of Stake

仮想通貨Lisk(リスク)の仕組み

Liskの最大の特徴といっても過言ではありませんが、Liskを理解する上で重要な技術を紹介していきます。


仮想通貨Lisk(リスク)の技術「サイドチェーン」

通常の仮想通貨(ビットコインやイーサリアム)において、ブロックチェーンの数は1つです。

これに対して、Liskは基軸のブロックチェーン(メインチェーン)の他にサイドチェーンというブロックチェーンがいくつも存在しています。

サイドチェーンの特徴
  • ハードフォークなどシステム改修のリスクが低い
  • メインチェーンへの計算処理などの負荷が削減される
  • ブロック生成感覚は10秒で実行可能
  • Liskのサイドチェーンは無数に存在できる

サイドチェーンとは、主軸となるブロックチェーンと並行するブロックチェーンの総称です。

sidechain

主軸となるブロックチェーンにバグや不正操作などが発生した場合、ハードフォーク(大規模なシステム改修)が必要となります。

改修方法の考え方によっては、イーサリアムが「イーサリアムクラシック」と分裂したDAO事件のように通貨が分裂していきます。

しかし、Liskのサイドチェーンはバグなどが発生した場合、サイドチェーンでメインチェーンの情報を保管することができるので、メインチェーンを残したまま大規模なシステム改修を実行することが可能となります。


Liskのサイドチェーンはスケーラビリティの問題も解決します。

2018年においては人口のわずか数パーセントしか普及していない仮想通貨ですが、利用人口や一人当たりの取引回数が増えれば増えるほど、ブロックチェーンでの計算処理は負荷が増していきます。

1つしかないビットコインのブロックチェーンに対して、Liskはメインチェーン以外にもサイドチェーンでも計算処理などを代替することができるため、今後拡大する需要に対して供給が追いつかないという危険性が低くなっています。

ブロック生成間隔はビットコインが約10分なのに対して、liskは10秒ととても早い仕様となっています。


仮想通貨Lisk(リスク)の技術「JavaScript(プログラミング言語)」

イーサリアムのSolidityのように、仮想通貨を使ったブログラムは様々な難しいブログラミング言語を必要としますが、Liskでは「JavaScript」というブログラミング言語だけでシステムを構築することが可能です。

JavaScriptを採用するメリット
  • 世界中のプログラマーがLiskに参入しやすくなる
  • ICOやビジネスに応用しやすい

書店でもJavaScriptの本が平積みされているように、JavaScriptは世界中のブログラマーが使っているメジャーで比較的簡単なプログラミング言語です。

多くのブログラマーが習得している言語を採用することにより、Liskへの参入障壁が格段に低くなり、誰でも使えるプラットフォームとなるわけです。

このあたりに目をつけたマイクロソフトがLiskに対して大きな出資をしている理由の1つです。

また、Liskはプラットフォーム上でアプリケーションの開発だけでなく、トークンの発行や様々なビジネスに応用していくことが目的となるので、それらのシーンに合わせたシステム改修もすべてJavaScriptで行えるというメリットがあります。


仮想通貨Lisk(リスク)のリブランディング

2018年2月20日にLiskのリブランディング(イベント)がLiskの本拠地であるベルリンで行われました。

リブランディングの内容
  • 新しいロゴの発表
  • プロダクトネームとアイコンを公開
  • 新ホームページ
  • LiskIDの詳細

簡単に説明すると、Liskが今後展開する新しいサービス(LiskCore,LiskElements,LiskCommander,LiskHub)に対して、アイコンやプロダクトネームをつけて発表したという内容です。

そのために、Liskのロゴやホームページも刷新し、新しい技術に触れやすくしたということになります。

もし、お時間があれば、以下のyoutube動画にイベントの全容が記録されていますので、ご覧ください。

リブランディングとは

ブランドのイメージを刷新することです。

プロダクトイメージをよりプロジェクトがめざしているゴールに一致させるために行います。

LISK(リスク)以外にもリブランディングしているプロジェクトはあります。

リブランディングの効果がどの程度あるのか測ることはできませんが、現在仮想通貨時価総額ランキングの上位にいる仮想通貨プロジェクトもリブランディングを経験しています。

中国のイーサリアムと言われているNEOもその一つです。

もともとNEOはAntshares(アントシェアーズ)というプロジェクトでしたが、新しい経済を作るという要素を取り入れることでNEOにリブランディングし、今では多くのDappsが存在し、今後もDEXが期待されるなどプロジェクトが活発化しています。


もう一つは、匿名系仮想通貨と言われるDashです。発足当時はDarkcoin(ダークコイン)と名乗っていましたが、技術開発が進んだことによって高速のイメージを加え、DASHにリブランディングしたようです。


仮想通貨Lisk(リスク)ウォレット

Liskには専用のウォレットが3つ存在します。


Lisk Nano Wallet(ディスクトップウォレット)

Lisk Nano Walletは、ご自身のパソコンの中にウォレットを作ることができる公式ソフトウェアです。

Lisk Nano Walletのメリット
  • 取引所がハッキングされても、何の影響も受けない。
  • マイニングに参加できる
  • 必要な時以外オフラインなのでセキュリティがかなり高い

取引所に保管しているくらいなら、絶対に「Lisk Nano Wallet」がおすすめです。

仮想通貨界隈では大きなハッキング事件が日常茶飯事に起きています。日本でもコインチェックがNEMの不正送金事件に見舞われましたが、海外でもかなりの頻度で同じような事件が起きているからです。

大きな資産を取引所に置くのは本当に危険なので、もし取引所に保管したままであれば、今すぐディスクトップウォレットに移しちゃいましょう。

逆に、Lisk Nano Walletの注意点も合わせて紹介しておきます。

Lisk Nano Walletの注意点
  • 秘密鍵やパスワードの管理は自己責任
  • PCのウィルス対策は必須
  • なるべくオフラインにしておく
  • 持ち運びができないので、店頭での決済には向かない。

Lisk Nano Walletは、自分自身でウォレットが管理できるというメリットがある一方で、自己管理が甘いと逆に資産を失うリスクが高くもなります。

海外サイトや新しいサイトを毎日ネットサーフィンするようなPCはウィルスへの感染リスクが高くなるので、ディスクトップウォレットを作るなら普段ネットにつながないパソコンでやるのがベストです。

さらに、ログインパスワードをPCの中に保存するのはやめましょう。必ずUSBだけに保管しておくか、紙媒体に書いて保存することで盗難のリスクがなくなります。


Lisk Wallet by Freewallet(モバイルウォレット)

Lisk Wallet by Freewalletは、Freewalletが提供している非公式のモバイルウォレットで、iOSとAndroidに対応しています。


Lisk Paper Wallet(ペーパーウォレット)

Lisk Paper Walletは、エンジニアのRicardo Ferro氏が提供している非公式のペーパーウォレットです。


仮想通貨Lisk(リスク)を取り扱う仮想通貨取引所

Liskは世界中の取引所で取り扱われています。特に取引量が多いのが、BINANCEとYoBitです。

取引所

日本の取引所では、コインチェックがもっとも早くLiskを扱っており、ついで2018年1月にビットフライヤーがLiskの取り扱いを開始しました。


仮想通貨Lisk(リスク)のチャート、価格推移

liskチャート

Liskは2017年の仮想通貨ブームに乗って、2017年12月から1月にかけて大きく時価総額を成長させますが、リブランディングイベント実施後は市場ととにも大きく下落相場へと転換しています。

ビットコインは他の仮想通貨は5月以降回復傾向も見えてきましたが、Liskがあまり回復していないのには、要因があると考えています。


それは、Liskが抱えるインフレ体質です。

Liskはイーサリアムと同様に通貨の発行上限をあえて設定していません。

つまり、通貨を増やしすぎると通貨の価値が気薄になってしまうため、投機市場として見られている現状の仮想通貨市場ではあまり評価されづらくなっています。


しかし、実際にプロダクトが稼働し、誰もが簡単にアプリケーションの開発やICOが手軽にできるようになれば、それはLiskから生まれDAppsが価値を持ち始めるため、DAppsの成長に合わせてLiskも成長するはずです。


仮想通貨Lisk(リスク)を購入するならビットフライヤー

Liskは海外の仮想通貨取引所を経由して購入する方が、やすく購入することが可能ですが万が一ハッキング起きた場合の対処方法や取引所の情報収集のしやすさという意味でも、日本の取引所を使うことをお勧めします。

つまり、Liskを購入するならビットフライヤーがおすすめということです。


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