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イーサリアムとは?わかりやすく解説

イーサリアムとは、ビットコイン同様に仮想通貨(暗号通貨)と呼ばれるものです。

仮想通貨市場の約半分を占めているビットコインを例に仮想通貨の要点をまとめると、仮想通貨には以下のような特徴があります。

  • 世界中で利用することができる
  • 送金に費用と時間がかからない
  • 取引を改ざんすることできない

仮想通貨はデジタル通貨なので、ネットにつながる環境さえ確保できれば世界中どこでも仮想通貨を送金することができます。

従来海外の銀行やサービスにお金を支払う場合、4日以上の時間と大きな手数料がかかっていますが、仮想通貨を利用すれば、そのコストは大幅に削減できる上に、ブロックチェーンという技術によって誰かの取引を改ざんしたりすることもできません。

安全かつ低コストで利用できるため、未来のお金として注目されています。

もうすこし仮想通貨について理解を深めたい場合は以下の記事を参考にしてみてください。


関連記事:仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の仕組み、相場、取引所をわかりやすく解説

イーサリアムとビットコインの違い

仮想通貨の特徴を理解したところで、次はビットコインとイーサリアムの違いについて説明します。

以下にビットコインとイーサリアムの基本的な情報を比較した表があります。

イーサリアムとビットコインの違い
項目 イーサリアム ビットコイン
シンボルETHBTC
起案者Vitalik ButerinSatoshi Nakamoto
公開日2015年7月30日2009年
初期発行量7,200万ETH2,100万BTC
発行上限未定2,100万BTC
時価総額4兆5895億円12兆6347億円
システムProof of WorkProof of Work
言語Solidity言語スクリプト言語
送金時間およそ15秒~17秒およそ10分
取引手数料単位GasBTC
国内決済可能店舗80店舗52,190店舗
DApps無数にあるなし
国内取引量5348億円10兆4975億円
※国内決済店舗数は2018年3月の値、国内取引量は2017年度の値をを参考にしています。

表を比較すると以下のようなことがわかります。

  • イーサリアムには発行上限が設定されていない。
  • ビットコインよりブロック生成時間が早い。
  • DAppsが数え切れないほどある。
  • ビットコインと比べるとあまり取引はされていない。

一見、どちらも同じような仮想通貨に見えるかもしれません。

イーサリアムがビットコインと決定的に違う点は、様々なシステムやアプリケーションに応用しやすい技術「スマートコントラクト」があるということです。

その結果DApssの数が桁違いに多くなっています。(DApssについては、後ほど詳しく説明いたします。)

DAppsがどれだけ多く存在しているかをチェックするには「State of the DApps」「Dapp Radar」がおすすめです。

stateofthedapps.com:公式ページ
Dapp Radar:公式ページ

スマートコントラクトは契約を自動化する技術

スマートコントラクト

イーサリアムは「スマートコントラクト」と「ブロックチェーン」を使って、現代社会にある契約システムを全て自動化できる可能性があります。

スマートコントラクトは、ペットボトル飲料やタバコを販売する「自動販売機」がわかりやすい例えです。


自動販売機は、自動販売機自体があれば管理する人がいなくても"商品の受け渡し"と"代金の回収"を自動で行うことができます。

消費者は代金を投入し、希望する商品のボタンを押すことができれば、国籍、年齢、性別に左右されることはなく、誰にでも使うことが可能で、契約は自動で実行されます。これがスマートコントラクトの原型です。


スマートコントラクトは、不動産、銀行・証券、ID証明、WEBサービスなどのあらゆる契約を全て自動販売機のように人の手を介さずに自動化できる技術です。

つまり、銀行業や不動産業者がイーサリアムを使うことによって店舗を無人化できたり、人的ミスを抑止することでコスト削減に繋げたりすることができます。これがイーサリアムが革新的と言われる理由の一つです。


イーサリアムとイーサリアムクラシックが誕生した歴史

仮想通貨市場では、イーサリアム(ETH)の他にイーサリアムクラシック(ETC)という仮想通貨も存在しています。

人間でいうと双子のような仮想通貨ですが、2つとも別の仮想通貨です。


イーサリアム(ETH)は、2014年1月にVitalik Buterin(@VitalikButerin)という若き天才によって提案された技術です。

Vitalik Buterin氏は、2014年6月にイーサリアム財団を設立し、翌月ICO(仮想通貨による資金調達)で開発に必要な資金を調達する事に成功しています。

その後、仮想通貨史上ビットコインに次いで時価総額2位となるわけですが、初期に72,000,000 ETH発行し、1ETH(通貨単位)当たりの価格は,2015年8月時点で120円、2016年8月時点で1,200円と急激に成長し、現在の時価総額は以下の通りとなっています。


※「MARKET CAP」が時価総額を意味します。
※「T JPY」という単位は、兆円を意味します。

2016年6月17日、イーサリアムのスマートコントラクトを使ったDAOというプロジェクト上において、複数回の不正送金が発生し、総額3,600万ETHが送金(盗難)されている事が判明しました。

事件当時の価値に換算すると65億円相当のイーサリアムが盗まれた事になります。

DAO上のスプリット(オリジナルのDAOを親と例えると、子供のDAOを作れる)機能により27日経過しないと盗まれた3,600万ETHが使えない仕組みだったため、約1ヶ月近い時間の中で盗まれた通貨を含めた今後の対応方法が検討されました。

その結果、イーサリアムをハードフォークによって、不正が行われる前の状態に戻すという方法で解決に至りました。

しかし、この中央集権的な対応に不満な集団がイーサリアムから分裂し、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic、ETC)という通貨が誕生しました。

イーサリアムクラシック(ETC)は、悪質な事案でさえ、中央の判断によって通貨の仕様を変えたり、取引を編集したりすることに判断する集団が起こした仮想通貨です。

それだけ仮想通貨にとって法定通貨のように銀行や国のような権利を持った機関が存在しない「非中央集権」というテーマが重要視されていることになります。


イーサリアムの関連リンク

イーサリアムに限らず仮想通貨の情報は日々進化しています。

今日正しかった情報も明日になれば、そうではない可能性もあります。

イーサリアムの情報をいち早く手に入れるために活用してほしい関連サイトのリンクをご紹介します。

今後の勉強に役立ててみてください。

イーサリアム(Ethereum)関連サイト

イーサリアムゲームで稼ぐ

先ほどイーサリアムとビットコインの違いを説明した際、DAppsというアプリケーションが無数にあることを記載しました。

まずは、DAppsが何を意味するのかについて説明させてください。

DAppsとはディーアップスもしくはダップスと発音し、「分散型アプリケーション」という意味になります。

英語で言う「Decentralized Applications(ディセントライズド・アプリケーションズ)」の略称がDAppsとなります。

関連記事:仮想通貨用語「分散型アプリケーション(DApps)」とは?わかりやすく解説

アプリケーションとは、スマートフォンに搭載しているGoogleMapだったり、ディズニーツムツムなどのアプリでご存知かと思いますがコンピュータブログラムや、それらのパッケージのことを総称してアプリ(アプリケーション)といいます。

アプリケーションに「分散型」という言葉がつくことで、アプリケーションの意味が少し変わります。


分散型アプリケーション(DApps)には、3つの定義があります。

それらの3つの定義を満たしたものがDappsと呼ばれるため、定義を理解することでDappsの理解を深めていきましょう。


Dappsの定義
  • 定義1:オープンソースである
  • 定義2:非中央集権ネットワークである
  • 定義3:トークンで価値交換、取引ができる

オープンソースとは、利用目的に関わらず利用、修正、配布することを許可(オープン)にしている製品のことを意味します。

最も有名なオープンソースはGoogleが提供するAndroid(アンドロイド)です。

Androidは日立、シャープ、SONYなどの携帯に採用されているシステムでGoogleの技術を無償で商用目的に利用しています。

関連記事:仮想通貨関連でよく使われる「オープンソース」とは?

非中央集権型とは、管理者や運営組織が存在しない状態を意味します。

法定通貨でいう中央銀行や政府が存在しない状態、YoutubeやGoogle検索で言えばそれを運営するGoogleが存在しない状態です。

つまり、システムの仕様変更や新しい機能の追加などはすべてネットワークに参加するユーザが決定していくスタイルとなります。

アプリケーションの仕様を運営が独断で操作できない状態が非中央集権型です。


DAppsはアプリケーションを利用することによって、参加するユーザ同士で価値を交換、取引することが可能です。

取引するのは通貨とは限りません。デジタル資産であったり、不動産、権利などあらゆるものを専用のトークンを使って取引することが可能です。


具体的にDAppがどのような仕組みなのかを、イーサリアムのゲームで説明します。


イーサリアムのDApps:Etheremon(イーサエモン)

Etheremon3

イーサエモンはイーサリアムネットワーク上に構築された分散型アプリケーション(DApps)の1つです。

イーサエモンのゲームのプレイヤー(MonSeekersと呼びます)は、イーサリアムのスマートコントラクトを利用しながら、三つのゴールを達成します

3つのゴール
    1:イーサリアムネットワークで発行された限定のバーチャルモンスター、イーサエモンを捕獲し、コレクションを完成させる。
    2:イーサエモンをトレーニングして卵を産ませたり、新種へ進化させたり、他のMonSeekersに貸したりする。
    3:様々なゲームモード(シングルモード、グループモード、トーナメント)でMonSeekers 同士のバトルを行い、EMONT(ゲーム内通貨としてERC-20トークンを使用)を集める。

イーサエモンは仮想通貨イーサリアムを使って、レアモンスターを収集、育成、バトル、トレードして遊ぶゲームです。

Etheremon2

モンスターの属性もかなり豊富用意されており、入手難度、見た目などの市場ニーズが高ければ高いほど、高値で取引されるため、潜在能力の高いモンスターを安値で仕入れて、育成後高く売ると、イーサリアムで収益が発生するという仕組みにもなっています。

Etheremon

あのブロガーのイケダハヤト氏も遊んでいますw

さらに、イーサエモンは今後4つのプレイモードを実装する予定です。

    P2Pプレイモード:MonSeekersは挑戦状を送った相手と一対一の対戦ができる
    グループプレイモード:MonSeekersはチームを編成して他のチームと対戦できる
    リーグとトーナメント :多数のMonSeekersが価値ある賞品を賭けて共に戦うことができる
    アドベンチャーモード:新種のイーサエモンハンティング

上記のような機能が設けらえることにより、さらにレアモンスターを収集、育成、バトル、トレードを楽しくさせる狙いです。

もし興味を持たれた方は、公式サイトへアクセスし、詳細を確認してみてください。

外部リンク:etheremon公式サイト

イーサリアムのDApps:ETH.TOWN(イーサタウン)

ETH.TOWN(イーサタウン)も、イーサエモン と同じDAppsゲームの一つです。

イーサタウンでは、アイテムやキャラクターを売買するだけでなく、キャラクター同士を戦わせたり、所有している資産に応じて配当がもらえるなどの仕組みも実装されています。

プロモーション動画を見ると、どのようなゲームなのかある程度雰囲気がつかめるはずです。

イーサタウン では、「クリプトタワー」と呼ばれるビルの各フロアに様々なミニゲームが用意されています。

各フロアには、バトル、ギャンブル、冒険、オークションなどのコンテンツが存在しており、まるでゲームセンターのような感覚です。

ethtown

コンテンツによっては、1回チャレンジするのに有料(仮想通貨を支払う)のゲームもあれば、無料で遊べるゲームもあり、今後も新しいゲームが登場する予定です。


期待されているDAppsの分野

イーサリアムはまだまだ発展途上の技術です。

イーサリアムが今後アップデートを重ねると同時にDAppsも進化いくことが期待されています。

これが、ビットコインにはないイーサリアムの魅力となります。

特にDAppsが期待されている分野は以下の通りです。

DAppsが期待される市場
市場分類 プロジェクト候補
取引所NEX、Waves
ゲームイーサエモン
予測市場Auger
ID認証uPort
ストレージ管理Storj(ストレージ)

イーサリアムの今後、将来性

イーサリアムが起案されてからシステムが完成するまでの間、具体的には4つのアップデートスケジュールが用意されています。

2018年では、その3段階目となります。

イーサリアムアップデートスケジュール
    1:フロンティア(未開拓)
    2:ホームステッド(開墾)
    3:メトリポリス(都市) ⇦ 現在ここ!
    4:セレニティ(安定)

フロンティアとホームステッドでは、テスト版からサービスリリースまで進むことで、イーサリアム上でのアプリケーション開発ができる環境となりました。

メトロポリスでは、プライバシー保護やセキュリティの強化、マイニング方式の変更などが予定されており、トークンの発行上限についても議論がなされております。

最終段階のセレニティでは、シャーディングやオフチェーン技術などの導入により、スケーラビリティを向上させるものとなるそうです。(予定なのでふわっとしてますw)


ドミナンスから考えるイーサリアムの将来性

ドミナンス

上の画像は、CoinMarketcapのグローバルチャートを参考にしたグラフで、2017年1月から2018年4月までの仮想通貨市場の支配率を表しています。

一番上のオレンジがビットコインで支配率37%、真ん中の黒っぽい青がイーサリアムで支配率15%、一番下の青がRippleで支配率7%となっています。

2017年の3月から6月までは、資金決済法の改定で仮想通貨市場に一気に資産が流れ込み、アルトコインに投資をする割合も一気に増えました。

私の個人的な観点では、将来はビットコインの支配率がアルトコインに追い抜かれるのではないと予測しています。

なので、イーサリアムにおいてもビットコインの支配率に近づくもしくは、ビットコインの支配率が落ちてくるはずです。


イーサリアムチャート

2018年1月からのイーサリアムチャートを見ると、大きな下落相場が続いています。

チャート

イーサリアムは他のどの仮想通貨よりもコンテンツが豊富で、様々な仮想通貨ブロジェクトに応用されており、個人的にはどの仮想通貨よりも将来性が明るい仮想通貨だと考えています。

もしご興味ある方は、以下のブロジェクトを調べてみてください。

関連記事:Plasmaを実装した仮想通貨Loom Network(ルームネットワーク)とは?
関連記事:分散型仮想通貨取引所KyberNetworkの仕組みと特徴

しかし、2018年のイーサリアム相場が下落している要因を考えると、技術確信やサービスリリースの速度が投資家の期待値よりも遅いということもあります。

イーサリアムではPlasma、Sharding、Casperなど期待されている技術がありますが、サービスリリースまではまだまだ研究や開発が必要な状況です。

長期的に見れば、現状のイーサリアム価格はかなり安くなっているはずですが、プロダクトが完成するまで投資家の握力がどの程度かによって相場は変動していくと考えれらます。


イーサリアムの買い方

イーサリアムはビットコイン同様に多くの仮想通貨取引所で売買されており、むしろ取引をしてない仮想通貨取引所を見つける方が難しいくらいです。

国内であればZaifで購入するのがおすすめです。

日本国内の取引所でもビットコインでしか購入できない取引所もあるのでご注意ください。

Zaifであれば、日本円でイーサリアムを購入することができます。


Zaif取引所公式ホームページはこちら




関連記事:イーサリアム(Ethereum)の購入方法!手数料からスプレットまで日本の仮想通貨取引所を徹底比較
関連記事:仮想通貨取引所選び、比較のポイント

アービトラージ

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨はアービトラージという取引方法で利益を得ることができます。

アービトラージは日本語に訳すと、裁定取引を意味します。

複数の取引所のイーサリアムの価格には必ず差が存在します。

その差を利用して、イーサリアムの価格が安い取引所からイーサリアムを仕入れて、高くイーサリアムを取引している取引所で手持ちのイーサリアムを売却することにより、確実に利益を発生させる方法となります。

関連記事:仮想通貨価格が安定するアービトラージ(裁定取引)

イーサリアムのウォレット

イーサリアムのウォレットを考える際は、かならずコールドウォレットに保存することを考えましょう。

取引所もコールドウォレットに対応しているところは多いですが、コインチェックの不正送金事件やマウントゴックス事件を教訓にすれば、仮想通貨資産は自分でオフラインで管理する方法がおすすめです。

理由はいくつかありますが、最も大きな理由はログインIDとパスワードが盗まれてしまえば、秘密鍵を使用することなく、資産を盗み出すことが可能だからです。

2段階認証があるから万が一ログインIDとパスワードが盗まれても大丈夫と思っている人も多いかと思いますが、万が一を考えれば取引所にあずけることはお勧めできません。


ハードウォレット「Ledger Nano S」

特におすすめなのはハードウォレット。

リスクはどの方法もゼロではありませんが、資産を盗まれるリスクが現状で最も低い管理方法です。

気になる方は以下の記事をチェックしてみてください。

関連記事:おすすめ仮想通貨ハードウォレットの種類と使い方

マイイーサウォレット

おそらく最もイーサリアムを保管するのに利用されているウォレットです。

その理由としては、ICOへの参加が簡単になるからです。

今後、イーサリアムを使って新しい仮想通貨ブロジェクトへの投資を検討している人にとっては必須のウォレットとなります。

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