仮想通貨NEMとは

アルトコイン一覧

NEM(ネム)とは、ビットコイン同様に仮想通貨の1つです。

「仮想通貨とは何か」を説明するとかなり長くなってしまいます。

もし、わからない方は以下の記事にビットコインと仮想通貨についてまとめてありますので、是非参考にしてみてください。

関連記事:仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の仕組み、相場、取引所をわかりやすく解説

NEMは富を再分配する

NEMという名前は「New Economy Movement(新たな経済運動)」の頭文字から由来します。

New Economy Movement

新しい経済活動とは、今の経済(資本経済)の仕組みを変化させるということです。

2018年現在、ビル・ゲイツ(マイクロソフトCEO)やジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)など世界TOP10に入る資産家の資産総額は、世界の下位50%の資産額と同じだと言われています。

つまり、資産を持っている人がより資産を増やしやすく、貧乏な労働者は資産家以上に資産を増やすことができない世の中となっているということです。

これらは、経済学者ピケティも「21世紀の資本」という書籍で十分に説明している事実です。

貧乏な人がずっと貧乏のままというのは、健全な経済ではありません。

誰にも一定のチャンスがあり、十分な資本を得られる経済であるべきです。

NEMがこれから作る経済は「資本を持つ人がより資本を持つ社会」から、「経済活動に積極的に参加する人が資本を持つ社会」へと変化させることを目的としています。

それが富の再分配へとつながります。


2017年NEMの成長率は250倍

NEMが公開されたのは、ビットコイン(2009年)のおよそ6年後。

NEMはビットコインに使われているシステム(PoW)やイーサリアム、XRPの技術などを参考に組み立てられた仮想通貨です。

そんな技術が集結しているNEMは、仮想通貨が脚光を浴びた2017年にビットコインを10倍以上上回る成長率を記録しました。

ビットコインは14倍、イーサリアムは86倍もの成長を見せましたが、なんとNEMは1年間で250倍の成長を記録したのです。

NEM価格推移

それは、NEMが今まで過小評価されていたことの証明で、今後は今以上に世の中に流通していく仮想通貨です。


NEM基本情報一覧

NEMの基本的な情報を以下の表にまとめました。

NEMの基本情報一覧
項目 詳細
公開日2015年3月31日
トークンシンボルNEM(ネム)
通貨単位XEM(ゼム)
発行枚数8,999,999,999 XEM
トークン新規発行なし
システムProof of Importance
送金コスト10,000XEMあたり0.05XEM
ブロック生成間隔約1分
マルチシグ実装済
NEM専用ウォレットNanoWallet

NEMの特徴、仕組み

NEMの仕組みを理解するには以下の特徴を知る必要があります。

NEMの特徴
  • Proof of Importance(プルーフ・オブ・インポータンス)
  • ハーベスティング(収穫)
  • NanoWallet
  • アポスティーユ(Apostille)
  • Mosaic(モザイク)
  • mijin
  • TipNEM

初めて見る単語ばかりで、難しそうかもしれません。

NEMを知る上では重要なキーワードとなりますので、1つずつ説明していきます。


Proof of Importance(プルーフ・オブ・インポータンス)

ビットコインやNEMなどの仮想通貨にブロックチェーンという技術が使われていることは、ご存知だと思います。

ブロックチェーンは公開台帳として機能しており、世界中の取引履歴を記録しています。

ブロックチェーンを使った取引では、アカウントAからアカウントBに資金が移動する際、第三者のアカウントCが取引承認を行い、報酬(仮想通貨)を得る仕組みになっています。

そして、取引承認の方法は仮想通貨によって異なるのが一般的です。


ビットコインの場合は、計算処理が最も速いアカウントが取引承認をする権利と報酬が与えられる仕組みになっています。

この仕組みを「Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク、PoW)」と言います。

しかし、PoWには以下のようなデメリットがあります。

PoWのデメリット
  • 計算のために大量の電気を消費する(環境に良くない)
  • 資産家しかハイスペックのコンピュータを用意できない
  • 資本主義同様に独占状態となる

実際にビットコイン(マイニング)市場では、Bitmainという中国企業の独占状態となっており、新規参入はほぼ不可能です。


そして、上記の3つのデメリットを解消できる仕組みが、NEMに採用されている「Proof of Importance(プルーフ・オブ・インポータンス、PoI)」です。

PoIもビットコイン同様にAからBというアカウントに資金が移動するとき、第三者であるCが報酬を得る仕組みとなっていますが、異なる点は、取引承認の権利を獲得する方法にあります。

PoIでは、取引承認の権利を獲得するために計算処理を必要としません。

NEM(XEM)の取引量、取引回数、取引相手など総合的に評価した重要度(ポイント)が高いアカウントに取引承認の権利が与えられる仕組みです。

重要度の計算方法は非公開となっていますが、ある一定の条件を満たすことによって誰でも報酬を得ることが可能です。

報酬を受ける行為を「ハーベスティング(収穫)」と言います。

PoIでは、資産を保有し続ける(新しい取引を行わない)アカウントの重要度を低くすることで、ビットコインのように資産家の独占状態を作りにくくします。

計算処理を必要としないことで環境にも配慮し、新しくNEM経済参入者でも資産を集めることができる仕組みとなっています。


ハーベスティング(収穫)

ハーベスティング(収穫)とは、NEM(XEM)の取引を承認する事によって報酬を得ることです。

以下の要件を満たせば、だれでも取引承認するチャンスが得られます。

ハーベスティングの条件
  • 11,000XEMをNEM専用ウォレット「NanoWallet」に保管
  • 11,000XEM保管した状態から、既得バランスが10,000以上になるまで待つ(20日程度)

実際に私も試してみているのですが、1回の取引で0〜6XEM程度報酬をもらうことができました。

ハーベスティング

多い人だと2桁3桁の報酬をもらっている人もいるそうです。

NEMを収穫できるハーベスティングは、自分のパソコンを使って実行する方法と他人のコンピュータに委任する方法があります。

他人(スーパーノード)のコンピュータを使ってハーベスティングする方法を「委任ハーベスティング」と言います。

委任ハーベスティングの最大のメリットは、パソコンの電源を切っていてもNEMを収穫することができることです。

つまり、10,000XEM以上のNEMを保有しつつ、ハーベスティングをしていれば勝手にNEMが溜まっていく仕組みになります!!


NanoWallet

NanoWalletとは、簡単に言うとNEMを管理するためのお財布(ウォレット)です。

ios、windows linux上で起動することができ様々な機能が実装されています。

NanoWalletができること
  • NEM(XEM)の管理
  • 独自トークン(Mosaic)の発行
  • 証明証(アポスティーユ)の発行
  • 委任ハーベスティング
  • 投票

NanoWalletはディスクトップ上にダウンロードして利用します。

仮にPCが故障したとしても、NanoWalletはログインIDとハスワードさえあれば、別のデバイスからでもログインすることができます。(NEMを失うことはありません。)

委任ハーベスティングや新しくトークンを作るには必要不可欠なツールです。

インストールは無料でできるため、委任ハーベスティングしたい人にはおすすめです。

外部リンク:NanoWalletダウンロードサイト

アポスティーユ(Apostille)

アポスティーユ(Apostille)とは、証明書の発行、監査、権利の譲渡をブロックチェーン上で実行できるブログラムです。

利用用途として、資産価値のある不動産、絵画などの契約書を管理したり、著作権のある音楽や特許を管理などが期待されています。

その他にも、様々な用途が期待されています。

アポスティーユの用途
  • 不動産や絵画などの所有権
  • 音楽や書籍などの著作権
  • 議事録、タイムカードなどのタイムスタンプ記録
  • 財務諸表や貸借対照表などの情報記録

NEMのシステムは、デジタル通貨だけではなく、証明書もブロックチェーン上で管理できる機能が備わっており、それをアポスティーユが担っています。


Mosaic(モザイク)

Mosaic(モザイク)とは、独自トークンを作るための機能です。

通常、ネームスペース(モザイクを設定するための枠)と一緒にモザイクが作成されます。

モザイクを作成するには以下の項目を設定する必要があります。

  • モザイク名:32文字まで
  • 説明:モザイクの説明文(最大128文字)
  • 初期発行枚数:発行上限を設定することも、しないことも調整可能
  • 小数点以下の桁数:小数点以下6桁まで設定可能
  • 譲渡許可:モザイク作成者を含まない者同士の取引の可否
  • 手数料設定:取引手数料を固定もしくは割合で設定可能

モザイクは、インターネット上のドメイン(.comや.jpなど)と同様のレンタル料がかかります。

現在設定されているレンタル料は以下の通りです。

  • ネームスペース:年間100XEM
  • サブネームスペース:年間10XEM
  • モザイク:年間10XEM

1度に設定できるレンタル期間は1年間で、期限1ヶ月前から翌年の更新手続きが可能となります。

モザイクを使って作られた仮想通貨は数多くあり、当ブログでもLCNEMというモザイク機能を使った仮想通貨を紹介しています。

関連記事:仮想通貨LCNEM:日本初の日本円ステーブルコインが販売開始

mijin

ビットコインやイーサリアムのようなパブリックブロックチェーンは、世界中の誰でも参加可能で、ノードの立ち上げ、データのシェア、監査をすることができます。

しかし、実社会に存在するサービスや企業を見てみると、参加できる人間が限られたブロックチェーンが求められています。

それらは許可制ブロックチェーン、もしくはブライベートブロックチェーンと呼ばれており、mijinはそれに必要な機能を提供しています。


関連記事:テックビューロ社が開発するプライベートブロックチェーン「mijin(ミジン)」

Mijinと合わせて知っておきたいのが、mijinのアップデートプログラムである「カタパルト」です。

カタパルトが実行されると、取引処理が早くなったり、マルチシグという署名機能の汎用性がさらにあがります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:仮想通貨用語「カタパルト」とは?

TipNEM

TipNEMとは、Twitter上で簡単なコマンドをツイートするだけでXEMを好きな相手に送金できる機能です。

XEM以外にもMosaicで作成したオリジナルコインを送ることができます。

TipNEMはNEMウォレットを持っていないアカウントにもXEMを送信することが可能です。

言い換えれば、TipNEMはツイッター上の投げ銭です。

投げ銭

好きなアカウントや面白いツイートに対して、XEMやモザイクを送信し合うことで新しい経済が生まれます。

TipNEMの詳しい設定や使い方については以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:Twitterで簡単に仮想通貨が送れる「TipNEM」

仮想通貨NEM流出ニュース

NEMは2018年1月26日に発生した不正送金事件で大きく話題となりました。

事件の概要を簡単にまとめると以下の通りです。

NEM不正送金事件
  • コインチェックの複数のPCにマルウェア(ウィルス)が感染し、5億2,600万XEM(当時の価値で500億円相当)が犯人のウォレットに送金される
  • 盗まれたNEMはホットウォレットで管理され、マルチシグ未対応だった
  • NEM財団より、犯人に関わる情報を金融庁へ提出済
  • コインチェックの資産を使って、1XEM88円のレートで顧客資産を補償済

この事件は、顧客資産であるNEMの全額をホットウォレットで管理していたコインチェック社の仮想通貨管理方法、セキュリティ対策に過失があったことは明らかです。

NEM財団からも発表があった通り、NEM自体の過失・欠点ではありません。

ビットコインが盗まれたマウントゴックス事件と同様に、取引所へのハッキングは2018年となった今でも世界中で発生しています。


仮想通貨NEMの今後、将来性

チャート

2017年1月1日から2018年8月までのチャートを見れば、2018年1月をピークにNEMの相場は下がり続けています。

NEMだけに限らず、イーサリアムやリップリにおいてもBitcoinと同じ動きをしているのが現状です。

この下落相場は、仮想通貨関連の法整備やブロックチェーンの送金遅延などの問題が解決しない限りは続くと見られています。

しかし、法整備や技術革新が進んでいけば、相場はガラリと変化するはずです。

仮想通貨の価格が高騰する理由には、いくつかの理由があります。


  • プロダクトが豊富にリリースされていること
  • プロダクトの利用者が多いこと
  • コミュニティが活発であること

NEMは上記3つを全て満たしています。


NEMアプリケーション

NEMは仮想通貨プロジェクト以外でも、様々な企業のサービスやアプリケーションに活用されています。

NEM公式サイトを確認すれば、プロジェクトにどれだけ多く採用されているか一目でわかります。

関連記事:nemche、NFC、NEMアプリケーションが続々登場
公式サイト:Listing awesome NEM Projects

当ブログでも、いくつかのNEMアプリケーションを紹介しており、中でもNEM決済が使えるフリマサイト「nemche」は画期的です。


NEM決済店舗

NEMの決済店舗を集めた記事を当ブログでも公開しています。

関連記事:仮想通貨NEM(ネム)で決済できるお店一覧

NEMリアルイベント

日本全国でNEMのイベントが開催されています。

特にNEM公式の「NEMミートアップJAPAN」では、NEM決済できるスペースと共同しながら、NEMについての知識を深めることができます。

NEMミートアップJAPAN以外でも、NEMのイベントは開催しています。

詳しくは以下の記事で確認して見てください。

関連記事:仮想通貨NEM(ネム)はリアルイベントが熱い!

NEM関連のTwitterアカウント

仮想通貨の聖地といえば、Twitterと言われるくらいNEMもTwitter上では非常に活況です。

NEM公式Twitterアカウントのフォロワー数はすでに20万人を超えています。

NEMの残高やハーベスト履歴が確認できるXEMBOOKやNEM推しがすごいトレストさん。

渋谷でNEMを語るなら「nem bar」に行きましょう。

ご紹介した以外でもNEM推しのアカウントはたくさんいらっしゃいますし、イベントに参加すればたくさんのネムラーに会えること間違えなしです。

こんな活況なNEMを一緒に応援していける方々が増えると楽しくなりますね。


仮想通貨NEMの購入おすすめ取引所

NEMはBinanceやHuobiなど世界の主要仮想通貨取引所にも上場していますが、ETHやXRPと比べるとまだまだ上場している取引所は多くありません。

そして、世界で1番流通している取引所が日本のZaif(ザイフ)です。

NEMの取引にZaifが選ばれている理由は、圧倒的な安さです。

以前当ブログでも、手数料やスプレッドなどを比較した際に最も効率的にNEMを手にいれることができるのはZaifであることを説明しました。

日本の仮想通貨取引所は海外のCoinbaseなどと比べるとセキュリティ対策では一歩劣りますが、日本円から仮想通貨に換金するときの手数料を考えると、圧倒的に安く交換することができます。

また、サポートも当たり前に日本語で対応してくれるので日本人にとっては安心です。

もし、NEM購入を検討されている場合は、以下のバナーからZaifに登録し、購入してみてください。


Zaif公式HPはこちら