投資初心者の日本株勉強仕方

これから投資を勉強しようとすなら、最初の最初は「書籍で勉強 ➡︎ 危険な銘柄を避ける ➡︎ 気になる銘柄や情報を調べていく」というような流れで、つみたてNISAで投資信託を始めたり、ETFで配当や利子を増やしていく方法が最も効率的で利益を得やすい方法だと思います。


上記のような投資方法を覚えた上で、もう少し詳しく経済の勉強や企業業績について詳しく知りたい場合、どのように情報収集をしていくべきなのか。

単純にニュースサイトを見ているだけでは、投資スキルも向上しにくいはず。

また、日本株と米国株の勉強方法は利用するべきサイトなどが全く違います。

今回は「日本株」の場合を想定しながら、おすすめの勉強方法をまとめていきます。


売買代金上位銘柄をチェック

毎日更新される「売買代金上位ランキング」をご覧になったことはありますでしょうか。

売買代金上位銘柄
出典:Yahoo!ファイナンス

上記はその日の株式市場で取引量(売買代金)が多い銘柄のランキングです。

取引量が多いということは、それだけ企業の業績に注目が集まっていたり、市場トレンドの影響を受けている可能性が高いことを意味します。


気になる銘柄を分析

まずは「売買代金が多い銘柄」「前日比が大きい銘柄」に注目してください。

気になる銘柄を見つけたら、その会社名をマネックス証券の銘柄スカウターもしくはバフェットコードに打ち込んで、企業の事業内容、業績、競合他社を確認します。

すると、その銘柄がどうして株価が伸びているのか(もしくは下落しているのか)がわかってきます。

銘柄によっては半導体不足や脱炭素化などのメガトレンドの影響を受けていたり、企業の業績や配当が長期的に右肩上がりで堅実な成長を見せていたり、新しい技術が発表されるなど、様々な要因が株価に影響していることが理解できるはずです。

この作業を何度も何度も繰り返すことによって、投資スキルは確実に向上していきます。


企業決算をチェック

売買代金で市場動向を掴んだら、次は「企業決算」に注目していきましょう。

企業の決算時期は企業によって異なりますが、決算は3月、6月、9月、12月の四半期ごとで区切られるため、その翌月となる4月、7月、10月、1月が最も決算発表の忙しくなる月となります。

東京証券取引所に上場している銘柄は、全部で3,824銘柄(2022年1月5日時点)。

それら全ての決算資料に目を通すのは不可能ですので、気になる銘柄を厳選していく必要があります。

その場合は「iMarket」を利用しましょう。

imarket
出典:iMarket

iMarketでは、決算や業績修正を発表した企業の売上や利益、EPSを一覧で確認することができます。

決算速報系のサイトでは「株探」を利用されている方もいると思います。

株探は1ページで多数の企業を確認できますが、1クリックしないと売上や営業利益まで細かく確認できなかったりするので、その点だけはiMarketが便利です。

気になる銘柄を見つけたら、画面右側にあるコード番号をクリックして通期と四半期ごとの決算数字を確認したり、決算短信のリンクもあるので定性的な情報も確認していきましょう。

この方法も売買代金上位銘柄と同様にたくさん繰り返すことで、とても勉強になります。


適時開示もチェック

iMarketでは、「全て」というタブをクリックすると、適時開示も確認することができます。

imarket適時開示
出典:iMarket

適時開示とは、「重要な会社情報の開示」のことです。

公正な株価等の形成および投資者保護を目的として、株式市場に上場する会社には情報開示が義務付けられています。

決算発表以外にも関連会社との提携や買収、月次報告など重要な発表によって株価が左右されるため、気になる企業がある場合はチェックしない手はないと思います。