仮想通貨投資家が使う国内取引所

2021年10月、仮想通貨メディア「コインパートナー」が仮想通貨投資家300名に国内仮想通貨取引所に関するアンケート調査を実施しました。


上記のアンケート調査を私なりにまとめると、以下の通りです。

  • 最も支持があるのはCoinCheck
  • 選ばれる理由は「信頼と知名度」
  • 投資額は50万円未満が最多


コインチェックが選ばれる理由

コインパートナーのアンケート調査によれば、最も愛用している国内取引所として300名の中から90票もの人気を集めたのがCoinCheck(コインチェック)でした。

次いでbitFlyer(61票)、GMOコイン(43票)と続く結果となります。

アンケート調査の中にはコインチェックを選んだ理由として「有名で信頼できる」「友人に勧められた」というものが多かったそうです。


コインチェックの歴史

日本で最初に仮想通貨の取り扱いを開始したのは、私の記憶が正しければMt.GOX(マウント・ゴックス)が2010年に開始した仮想通貨取引所です。

あの「セルフ・ゴックス」という言葉を作るほど有名な取引所ですね。


日本の第1次ブームが終わり、第二次ブームとしてコインチェック、ビットフライヤー、Zaif(ザイフ)などの取引所ブームが出てくるのですが、その中でもコインチェックは設立が2012年と他の会社よりもズバ抜けて早く仮想通貨事業をスタートさせた会社です。

2017年4月に改正された資金決済法にて、仮想通貨事業が日本で認められるようになったのですが、その5年も前から事業を開始していのがコインチェックということになります。

その後、コインチェックは仮想通貨市場全体を震撼させるNEM流出事件を起こし、マネックスグループに買収され、今の地位を確率します。


当然、過去の大失敗から改善された教訓は大きく、セキュリティ、ガバナンス面、消費者への認知などが期待されて、現在の「信頼と知名度」を獲得しているわけです。


コインチェックのデメリット

コインチェックのデメリットしては、よく「手数料が高い」ということが挙げられると思いますが、私は取り扱い銘柄が多すぎるということも投資家によってはデメリットになると思われます。

マイナーな仮想通貨ほど価格変動幅が激しく、大きく儲けられる可能性もあるのですが、ほどんどの場合はゴミ同然の価格になってしまい、資産を溶かしてしまう原因となるはずです。

正直、仮想通貨投資を始めるならビットコイン(BTC)だけで十分です。

取り扱い銘柄が増えると、企業側(取引所)は手数料収入が入りやすくなり利益が出るのですが、消費者や投資家目線で行くと、それほどメリットではないということです。


50万円未満の投資が多い

TwitterやYouTubeで仮想通貨投資関連の情報を発信されている方の中には、運用資産が1億円以上いる方も見かけますし、数百万円、数千万円投資している方も珍しくありません。

しかしながら、アンケート結果を見ると投資額50万円未満の方が全体の77%も占めており、いかにSNSで情報発信されている方の投資額が平均と乖離しているかを理解することができます。

これから投資をする方もメディアやインフルエンサーに煽られるのでなく、始めるなら無理のない金額から開始するのが最適解となるはずです。