皆さん、こんにちは。Gazです。
SNSでもアルトターンが来たというツイートを目にされたりすると思います。
完全にアルトターンです
— エル (@Capitalnvest) November 23, 2020
アルトターンの号砲お犬様が飛んだと話題に。 pic.twitter.com/NPxTWQXdM1
— deg.eth (@DEG_2020) January 2, 2021
このようなアルトターンという用語と関連する予備知識について今回は解説をして参ります。
アルトターンって何?
アルトターンとは、アルトコイン(ETHやXRPなどBitcoin以外の仮想通貨、オルトコインという人もいる)がビットコインよりも大きく上昇する現象です。
なぜ「アルトターン」という言葉が使われるようになったかというと、ビットコインが上がった後にアルトコインが上昇する局面が来たり、ビットコインが売られるとアルトコインはもっと売られてしまうというような相互関係が過去に見受けられているからです。
それらを理解頂くために、過去の相場を一緒に見ていきましょう。
過去のアルトターンを振り返る
参照元:coinmarketcap上記は各コインの時価総額占有率を時系列で表したグラフになります。
一番上の薄いオレンジ色がビットコインの占有率でビットコインの占有率が下がるとイーサリアム(濃い青の線)やテザー(薄い青い線)の占有率が上がっていることがわかります。
上記のグラフでアルトターンと言われる時期は2017年前半(2月〜6月頃)です。
この時期は日本で資金決済法の改正が4月に実施されたことにより、ビットコインと同様に爆上がりするアルトコインを探し始めるゴールドラッシュのような波が発生した時期になります。
その後、市場は年末までビットコインが優勢となり、1月になると一瞬だけアルトターンが来ますが、2018年1月から2019年9月までは長期的なビットコイン優勢の相場が続きます。
参照元:coinmarketcap
過去の歴史を振り返ると、アルトターンはビットコインが急激に成長した後です。
逆にビットコインが下がっている時というのは、多くのアルトコインが駆逐されていきます。
わかりやすい例としては2018年1月に発生したコインチェック事件です。
コインチェック事件が起きた後から2019年3月頃までは仮想通貨市場全体が下落していくのですが、ビットコインが下落するスピード以上に早くアルトコインの時価総額は消滅していきます。
その様子は先ほどのグラフを見るとわかるように、2018年1月以降のビットコイン占有率が33%から69%まで上昇していく様子で確認することができます。
その後、ビットコインが優勢な状況が2021年3月まで続いた後、再度アルトターンが訪れます。
このようにビットコインが優勢な時期とアルトターンは規模やタイミングは様々ですが、交互に繰り返す特性があります。
今後アルトターンは起きる?
アルトターンとビットコインが優勢な時期が交互に繰り返されるわけですから、アルトターンは今後も繰り返されます。
ただし、いつくるかというのはわかりません。
これは私の所感ですが、ビットコイン優勢時期が長ければ長いほど大きなアルトターンがくる可能性が高く、ビットコインが不利な状況が続くとアルトコインは例外なく駆逐されていくように考えています。
つまり、ビットコインの動きにアルトコインは連動やすいということです。
加えるなら、アルトコインを手に入れるためにはビットコインやイーサリアムを事前に手にする必要があります。
そうしないと、アルトコインを購入できないからです。
そういう仕組みからもアルトコインが上がる前はビットコインが優勢な状況が続きます。
NEXTドージコインを追うな
アルトターンが強い時ほど、ドージコインのような爆上げ通貨を探す投資家が増えていきます。
一攫千金を狙って、時価総額の小さい通貨に投資する行為です。
ですが、基本的にそのような投資の仕方はハイリスクでおすすめしません。
記憶に新しいのは、以前イケハヤさんが激推ししていた仮想通貨が暴落した事件です。
仮想通貨投資でこのような事態が起きることは、決して珍しいことではありません。
いくら魅力的な通貨を見つけたからといって、大金をアルトコインに投資する行為は自殺行為になりやすいということも知って欲しいです。