皆さん、こんにちは。Gazです。

日本人は世界的に見ても金融知識(リテラシー)が低いことをご存知でしょうか。

2019年に実施された金融リテラシー調査の結果では、全世代において日本人の正答率は米国人よりも低く、イギリス、ドイツ、フランスと比べた場合でも最も正答率の低い国は日本でした。

金融リテラシー調査 2019年
参照元:金融広報中央委員会

また、米国の有力格付け企業でもあるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が2015年に実施した「グローバル・ファイナンシャル・リテラシー調査」でも日本の金融知識はG7の中で6位、世界では38位という結果となっています。


金融知識が足りなくて困ること

金融知識が低いと困ることは今後たくさんあります。

1つは老後資産です。

年齢を重ねるごとに働く時間も生産性も低くなるのが人間ですので、そうなった時にある程度の金融資産がなければ老後の生活を続けることができません。

それ以外にも大きな病気にかかってしまったり、住宅ローン、子供の教育費などお金に関する問題は尽きません。

そういう問題を解決するためには、絶対に金融知識が必要となります。


日本人に必要な金融知識

今回は金融リテラシーについて全てを解説するつもりはありません。

ただ1つだけ、どうしても私が皆さんに知っておいて欲しい知識を紹介します。

それは、現金と金融資産(株式、債券、不動産など)の比率についてです。

当ブログでも何度もこの事実に触れてきましたが、日本人は世界に比べると極端に貯金比率が多い国です。


詳しくは上記記事に記載しておりますが、日本人の貯金比率は全保有資産のうち54.5%も占めています。

たとえば、保険や株式、債券など様々な金融資産の合計金額が100万円だとすると、そのうち54万円も貯金をしているということです。

これはあくまでも平均値ですので、実際には株式や債券などの金融資産を一切もたない世帯も日本では多いと予想されます。


この事実に対して、米国人は全保有資産に対して15.9%しか貯金を持っていません。

貯金比率が低い分、株式や投資信託(ETF)に投資をしているのです。

その結果として、将来の老後資産を大きくすることができます。


米国の家計資産は3倍

貯金比率が低い米国人の家計資産を見てみると、直近20年の結果では米国人の家計資産は日本人に比べて約3倍ほど成長しています。

日米の家計金融資産
参照元:日興アセットマネジメント

上記のデータを見ると、資産を増やすポイントは貯金額ではなく貯金の「比率」が重要ということがわかります。

貯金が100万円だったらダメで、1,000万円だったら良いという話ではありません。

自分の保有資産をどのぐらいの割合で保有しておくべきかという状態で将来の資産額が3倍にも膨れ上がるかどうかが決まります。


日本は貯金体質

2020年12月、個人(家計部門)が保有する現金である「タンス預金」が初めて100兆円を突破し、101兆円と過去最高となったと日本銀行が「資金循環統計」で発表しました。

今は銀行に現金を預けても全然資産は増えません。

銀行金利は過去最低の0.001%となっているからです。

しかし、時代を遡れば銀行預金をしているだけで資産が増えたという歴史もあり、その成功体験が習慣として残っている気もします。

「投資 = ギャンブル」「お金は働いて稼ぐもの」「とにかく貯金はあるに越したことはない」など様々な理由をつけて過剰に貯金しすぎるのは日本の悪い習慣です。

先ほど紹介した世界のデータに目を向けて、少しでも将来のために最適な現金比率が維持できる日本になってほしいと思います。

また各個人ごとに最適な現金比率はことなりますので、よろしければ以下の記事もご覧ください。