皆さん、こんにちは。Gazです。

最近Twitterのタイムラインを見てたところ、PERについてのツイートが拡散されておりました。

これらのツイートをキッカケに私なりにもPERについて解説しようと思いましたので、参考の1つになれば幸いです。


PERとは企業の人気度

PERとは、一般的に「株価収益率」と訳されます。

それはPERの計算式が以下の方程式で求められるからです。

    PER = 株価 ÷ 一株あたりの純利益(EPS)

たとえば、上記の式に日本一時価総額の高いトヨタ自動車の数字を当てはめてみると、PERは12.1倍となります。

【トヨタ自動車のPER】
    = 株価 ÷ 一株あたりの純利益(EPS)
    = 2,019.5円 ÷ 166.1円
    = 12.1倍

PERは「○倍」という形式で表されます。

トヨタ自動車の株価は企業の利益(当期純利益)よりも12倍も高く評価されていることです。

PERは企業の業績成長よりも早いスピードで株価が買われるほど倍率が上がっていきます。

未来の業績を期待され投資家にたくさん買われている銘柄ほど、PERの倍率は高くなっていくので、PERは人気度を表す指数と捉えることができます。


PERの本当の意味

一般的にPERを説明する際、倍率が低い銘柄ほど「割安(お買い得)である」と判断されることがあります。

ですが、経験のある投資家ほどPERだけで企業を割安(もしくは割高)と判断することはありません。

ここ超重要なポイントなので、繰り返します!

経験のある投資家ほど、PERだけで企業を割安(もしくは割高)と判断することはありません。


その理由を考える前にまずはPERが高い企業の特徴を考えてみましょう。

PERの高い企業の特徴は以下の通りです。

  • 情報技術やヘルスケアなど成長産業に分類されることが多い
  • 市場トレンド(最近では海運、鉱業)に合わせて人気が出ている

PERが高い企業というのは、本来の企業価値に加えて成長産業に属していたり、市場トレンドの影響で株価に追い風が吹いていることが多いです。

ですので、企業業績が好調な時は一気に株価も上がっていきますが、万が一悪い決算を出してしまったり、市場トレンドが変わってしまうと大きなダメージ(株価暴落)を受けてしまう可能性があります。

つまり、PERが高い企業は株価が上がりやすくもあり、下がりやすい企業が多いということです。


これらの事実を理解する上で、適した銘柄があります。

それが2020年コロナの影響とともに話題になったweb会議サービスを展開するZoom Video Communications(ティッカーシンボル:ZM)という銘柄です。

Zoom株価
参照元:Google Finance

ZoomのPERは2020年1月30日時点で847倍を記録していましたが、その後株価が下落するとともに2021年9月28日時点では79倍にまで落ちています。

Zoomの最近の業績は2021年2Q決算を見ても「売上$1.021B(YoY+54%)、EPS:$1.36(YoY+48%)」と驚異的な成績を出していますが、成長率が以前(+300%超)よりも鈍化したことで投資家からの人気が薄れて、株価が売られる結果とまりました。

PERが高いということは、それほど大きな実績を今後も残してくれるであろうという期待値の表れです。

どれだけ高い実績を出したとしてもPERが高い銘柄ほど、期待と外れる決算を出した場合には大きく売られる可能性が高くなります。

PER(人気度)の高さとは良い決算が期待できる一方で、万が一期待通りの決算が出ない場合は株価が下落する可能性があるという特徴をもっています。


PERの使い方

PERの正しい使い方としては、PERだけで投資の判断をしてはいけないということです。

PERはあくまでも銘柄の人気度を表す指標であり、銘柄の特徴を掴むためのキッカケでしかありません。

PERが高くてもずっと成長し続ける企業もあれば、Zoomのようにすぐに失速してしまう銘柄もあります。

逆にPERが低くても成長する企業もあれば、ずっーと低迷し続ける企業もあるんです。


高PERで成長する企業

高いPERのままでも長期で成長し続ける銘柄があります。

投資をする方なら誰でも知っている銘柄で米国の時価総額ランキング上位を占めるGAFAMという企業群です。

Apple株価
参照元:Google Finance

日本で初めてiPhoneが発売された2008年9月30日時点、AppleがPERは既に14倍でした。

その後2019年まではPER8倍から18倍付近を推移。

2020年末にはPER35倍まで上昇します。

AppleのPER推移

Apple PER推移
参照元:Macro Trends

常に高いPERとなるAppleですが、株価は長期的かつ驚異的に右肩上がりで成長し続けています。

このような企業も世界には存在するので、PER高いから一概に割高であるとは判断できません。

結論、PERだけで未来の株価は想像できません。

それ以外の要素も分析していかないと投資では勝てません。