皆さん、こんにちは。Gazです。

今回は「景気循環」の話をしていきたいと思います。

株式市場も人生と同じで、良い時もあれば悪い時もあります。

日本ではずっーーと景気が低迷しているので「景気って良い時あった?」「1990年代のバブル時代のこと?」「アベノミクス?」「全然給料上がってないけど。。」というように経済はあまり良くないというイメージを持つ方が多いと思いますが、世界経済は良い時と悪い時が交互に循環しています。

景気が良い時と悪い時があるということを知ることで、株価が暴落した時に冷静な判断ができるようになったり、今現在が景気が良いのか悪いかのを判断する材料にもなったりするので、興味のある方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

特にS&P500のチャートなどを見て、「株式市場は常に右肩上がりで成長し続ける」と考える人は、そのままの知識では景気が悪くなった時に痛い目を見る可能性もあるので、景気は循環するということを知っておいた方が賢明です。


景気循環とは?わかりやすく解説

経済(景気)というのはずっと好景気が続くわけではありません。

「好景気 ➡︎ 後退 ➡︎ 不況 ➡︎ 回復」というような景気サイクルが回りながら、経済は動き続けています。

たとえば、ちょっと前にブームとなった「タピオカミルクティー」を想像してみてください。

2019年頃をピークに日本に多くのタピオカミルクティーの出店が相次いだ時期がまさにタピオカミルクティーの好景気時代となります。その後、人気は後退しブームは落ち着きを見せています。

タピオカミルクティーの流行が永久に流行り続けることなどありえないのは、皆さんもわかるはずです。

流行が終わり景気が後退し始めると、お店を増やしすぎた企業や在庫を抱えている店舗においては生産ラインを減らしたり、店舗を縮小するなどして売上が立たない状況に陥ります。これが後退期および不況の始まりです。

後退期が長く続くと商品が売れず売上が立たなくなり、いよいよ社員をリストラしたり、店を畳むなど企業の倒産が増えていきます。これが不況です。

タピオカ輸入量の推移


タピオカブームというのは実は1992年にもココナッツミルクととにもブームになったことがあります。

タピオカは一つの例にしか過ぎませんが、どの業界、国や地域においても好景気というのはずっと続くのではなく、後退や不況を繰り返しながら進んでいくというサイクルがあるということをタピオカミルクティーの歴史をキッカケにして覚えて頂けると幸いです。


景気循環株

では、ここからは投資の話に戻ります。

金融市場では景気が悪い時にでも業績が好調になる銘柄があります。

一般的には食品や医薬品、飲料などの消費安定株(生活必需品セクター)は景気が悪い時ほど、需要が高まります。

給料が少なくなると外食を減らして自炊したり、業務スーパーなどで安い商品をたくさん買うような経験は誰にでもあるはずです。生活必需品に関連する銘柄は不景気に強くなります。


米国株では全株式銘柄を11種類の業種(セクター)に分けることが一般的ですが、その11種類の業種を調子の良い時に分けると以下のようなグラフが出来上がります。

景気サイクル
参照元:SBI証券

先ほど紹介した消費安定株は景気が悪く金利が低い時期に株価が上がりやすい傾向にあります。

対してGoogleやApple、Amazonなどのハイテク株(情報技術セクター)は好景気かつ金利が低い時に株価が上昇しやすい特徴があります。


重要なのは、これらの景気が良い時と悪い時が回転するように回っていると言う事実です。

先ほど紹介した消費安定株だけがずっと好調な相場が続くことはあり得ません。

しかも景気のサイクルは等間隔に訪れるのではなく、長さも時代によってそれぞれです。

確実に時期を予測することは不可能ですが、サイクルを覚えておくと次に好調となるであろうセクターの動きが予測しやすくなります。

景気は不安定ではあるものの、規則性を持って動いているということが少しでもわかっていただけると嬉しいです。