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投資初心者が失敗する3つの考え方

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昨今の日本では投資ブームが訪れています。2014年にはNISA制度、2016年にはジュニアNISA、2018年にはつみたてNISAが開始しています。その後、米国株や仮想通貨ブーム、老後2,000万円問題などをキッカケとして日本人で投資を始める人はかなり増えているという実感があります。

その一方で投資ブームに伴って得をする人もいれば、当然損をしたりトラブルに巻き込まれる人も少なくないはずです。独立行政法人「国民生活センター」の調査によれば、2018年以降から2021年6月時点でのセンターに寄せられた各種相談件数は以下の通りとなっています。

国民生活センターへの相談件数(2021年6月末時点)
相談項目 2018年 2019年 2020年 2021年
生命保険6,5898,8076,066978
投資信託95386960877
先物取引22017617823
FX5777511,584508
ファンド型投資10,3435,5305,206830
未公開株31023516230
怪しい社債31916610024
多重債務25,33423,65320,5973,648
暗号資産3,4532,4721,640243

生命保険や投資信託の相談事例を見ると、圧倒的に商品を理解せずに契約しているケースが多く、事例によっては騙されていたり、強引に契約を迫られたというような内容も散見されます。

お金というのは楽しい人生を過ごす上で決して欠かせないほど大事なものであるからこそ、トラブルも発生します。これから投資を始める方が少しでも失敗しないよう、今回は3つの間違った考え方について解説をしていきます。


深く理解しない

国民生活センターに寄せられた事例からも明らかですが、投資初心者が失敗する考え方の1つ目は投資手法や投資先を「深く理解しようとしないこと」です。

投資初心者にとっての投資は「難しい」「お金がないと続かない」「経済知識が必要」「騙されやすい」というイメージがある人が多いと思いますし、そのイメージのほとんどは間違っておりません。

実際、投資は簡単ではありません。経済動向のチェック、投資先の分析、ポートフォリオの運用など勉強することは山ほどありますし、勉強に終わりもありません。

だからなのかはわかりませんが多くの投資初心者は「簡単にわかりやすい説明」をしているブログやYouTube動画、書籍、雑誌を頼りに効率的に学習しようとします。ここで全員がドロップアウトせずに正しい投資知識を学ぶことが出来ればいいのですが、当然「面倒臭い」「勉強が大変」「雰囲気で投資をする」という方々が出てきます。

そして、その方々が取る行動は以下の通りです

  • 成功者の真似をする
  • 金融のプロに投資先を任せる
  • 簡単で甘い話に乗せられる

成功している人の投資先を真似して投資を開始してみてみたり、銀行窓口にいる金融営業マンや雑誌で経済アナリストがオススメしている中小型株を信じて投資をするというパターンに陥りがちです。

投資成功者がお勧めするすべての投資先が確実に失敗する投資先とまではいきませんが、うまくいく確率は高くないと思います。なぜなら、資産額が大きい投資成功者の投資先が投資初心者に最適な銘柄と一致する確率はそれほど高くない上に、売買するタイミングも全然違うからです。

資産1億円以上持っている投資家が100万円分(資産全体の1%以下)を投資をするときに取る投資リスクと資産30万円しかない投資初心者が10万円分(資産全体の30%)を投資する場合に取るべき投資リスクおよび投資方法は全然イコールではありません。

投資初心者ほど、もっと確実にリスクを低くして投資を開始する必要があります。決して成功者の銘柄に投資初心者が投資すべき銘柄があると思わない方が賢明です。


また金融営業マンに相談するときも注意が必要です。最近話題の「山崎元の“やってはいけない”資産運用」でその多くが語られているので、私があえて説明する必要はないかもしれませんが、金融営業マンは資産運用のプロではなく、金融商品を販売して企業の利益に貢献するプロです。言い換えれば、顧客から高い手数料を徴収することで顧客に損させるのが仕事です。

彼らのアドバイスは必ずしも顧客第一ではなく、銀行や証券会社、郵便局が儲けるために投資商品を顧客に買わせるためのセールストークです。自分で深く考えることを放棄すると、このような災害がふってかかるので、投資初心者は投資に失敗しやすくなります。


極端に失敗を嫌う

投資初心者が失敗する考え方2つ目は「極端に失敗を嫌う」ことです。言い換えれば、必要なリスクを取りたがらないとも言えます。

特に元本保証にこだわって投資をする方は危険です。

なぜ危険かというと、本当は投資初心者でも許容できるリスクにも関わらず、必要以上にリスクを避けた結果として数百万円から数千万円単位の機会損失を生む可能性があるからです。もし、同じ給料だった人が投資の運用方法によって退職時の保有資産が数千万円多い場合、きっとあなたは後悔するはずです。投資はリスクとリターンが比例しますので、適度にリスク取らない場合は最初から損失を受け入れてしまうことを意味します。

日本では貯蓄型の保険がかなり売れているのは皆さん周知の事実だと思います。貯蓄型保険は”元本保証”された投資商品で利回りは普通預金よりも高く、医療保険などの特約もついている保険と投資のハイブリット商品です。元本保証型の投資商品は他にも「債券(国債、社債)」「定期預金」などがありますが、20年、30年などの長い期間株式を運用した場合と比べると利回りは先ほど解説した通り、運用額にもよりますが数百万円程度の差が生まれます。


損失を受け入れないと成長しない

もうひとつ、極端に失敗を嫌う初心者の特徴として「損を受け入れられない」ということがあります。

短期の個別株投資であれば株価が予想以上に下落した場合はすぐに損切りが必要になりますが、投資初心者はそれができない場合があります。株価が下落した後で「きっとまた株価が上がってくるはず。同じ価格まで戻ってきたら売却しよう」という考えになります。ですが大抵の場合、株価は戻ってきません、それどころか株価はもっと下がっていきます。結果として塩漬け状態になったり、大底で株を売って大損を確定させるというのはよくある失敗パターンです。

それ以外で損失を受け入れられないパターンは長期投資において株価暴落時に狼狽売りをしてしまうパターンになります。インデックス投資のような長期戦略で投資を始めたにも関わらずマイナス10%や20%下がった際に「株価はもっと下がるんじゃないか」と考えて早めに資産を売却してしまうことです。そうなると次に入るエントリーポイントを探しているうちに株価はどんどん回復し、大きく儲けらたはずの上昇局面を逃してしまうこともよくある失敗パターンの1つです。

投資戦略によって損の受け入れ方が異なりますが、ある程度の失敗を許容しない完璧主義で投資をしてしまうと、かえって損失が大きくなってしまうことがよくあります。投資を始める場合は自分がどこまで失敗してもいいのかというリスクを許容できる範囲を冷静に見極めることが重要になります。


努力すれば勝てると考える

では最後となる投資初心者が失敗する考え方は「努力すれば勝てる」と考えることです。

多くの投資初心者は「投資は経験と知識に比例して儲けやすくなる」「自分よりも経験のある人の方が儲けられる銘柄を知っている」と信じ切っていると思いますが、現実は違いますし、そう思っていると投資で失敗しやすくなります。

よくある投資初心者の失敗パターンとしては、失敗したことを経験と捉えることで何度も同じような失敗を重ね続けているうちに「経験が蓄積している」と勘違いすることです。全然資産が増えていないにも関わらず、「自分は経験途中だ」「今諦めたら過去の失敗が無駄に終わる」という現状維持バイアスに囚われてしまい、失敗から抜け出せなくパターンは失敗の中でもかなりタチの悪いケースです。

私の経験として投資は知識や経験がある方が勝つ可能性は高いと思いますが、正確に言えば「投資経験や知識がある方が投資に失敗しにくい」というのが正しい理解です。成功しやすいとか儲けやすいんじゃなくて、失敗パターンをよく知っているので罠にひっかかりにくいのが経験や知識がもたらすインセンティブだと考えています。

決して経験や知識のある方が儲けやすいということではありません。それを証明するデータとして、世界一有名なウォーレン・バフェットも1960年代から1980年代の投資パフォーマンスの方が今よりも遥かにいい成績をだしています。

世界一の投資家が過去の自分のパフォーマンスを超えられていません。むしろ年齢とともにパフォーマンスは落ちているのが事実です。

投資は未来の株価と現在の株価の差を正確に予想できる人が勝ちます。経験や知識はそれをサポートしますが、絶対ではありません。決して間違った固定概念に囚われないでほしいです。


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