皆さん、こんにちは。Gazです。

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Twitterやブログ、雑誌で投資情報を見ていると、必ず出てくるオススメ銘柄。「10万円以下で買える!」「配当利回りが高い!」「急成長が期待できる!」など様々な理由で購入の動機を紹介しているメディアが多いですが、私個人の考え方としては誰にでもおすすめできる銘柄というのは、この世には存在しません。

オススメ銘柄というのは、必ず「購入する人の条件」が存在します。誰にでもお勧めなのではなく、特定の条件を満たした人にだけお勧めできる銘柄のことを世の中では「オススメ銘柄」としてアピールしているということです。


人気おすすめ銘柄

様々なメディアでお勧め銘柄として紹介されやすいのが、GAFAMやS&P500指数などの米国株やソフトバンク、KDDI、NTTなど日本の大手株に加えて、配当利回りの高い総合商社、たばこ株、金融株などが良く紹介されていると思います。最近では、コロナ終息が期待されるなどしてエネルギー関連や海運などの銘柄も注目されていると思います。

GAFAMやS&P500指数を保有する場合、最も注目されるのが「つみたてNISA」という税優遇制度を使って以下のような投資信託に投資をすることです。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 楽天VTI

過去記事でも紹介した通り、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のGAFAM比率は21.7%(2021年7月時点)も占めているので、投資先としても十分に検討できる範囲だと思います。


つみたてNISAの条件

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ここからが本題となりますが、つみたてNISAを使って「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」へ投資をすることは、誰にとってお勧めなのでしょうか。私が思う投資条件は以下の通りです。

  • 生活防衛資金を用意できている
  • 10年先までお金を引き出す予定がない

上記の条件を満たすことが必要だと思う理由は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が10年に1度程度の感覚で株価大暴落を起こすリスクがある商品だからです。過去の歴史を見れば、たった1年半という期間で資産が半分以下になったこともありますし、13年間以上株価が最高値を更新しなかったという時期もあります。

そう言うリスクを抱えながら資産を増やすためには、最低でも上記の条件が必要になってきます。

近々、住宅購入や結婚式、子供の大学進学などで大きな支出をカバーすることができない、生活費半年分以上の貯金を持っていないという状況であれば数年でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)へ投資した分を切り崩したり、株価が暴落した時に慌てて安い価格で損切りする可能性が高くなり、せっかく資産を増やす目的で始めたにも関わらず、資産を減らすための罠を用意してしまったことにもつながります。

つまり、つみたてNISAを使ったeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への投資は、誰に対してもオススメ商品になるわけではなく、先ほど紹介した条件を満たす人だけに「お勧めできる商品である」というのが正しい表現です。

このようなことは他の投資商品にも言えることです。


仮想通貨投資の条件

超人気銘柄ではあるもののハイリスクなビットコインや仮想通貨投資についても条件を考えていきましょう。私が思う条件は以下の通りです。

  • 米国指数など安定したコア資産がある
  • ビットコインの仕組みを理解している
  • ハードフォークのニュースを追えてる
  • SECの動向にも注目できている

つみたてNISAの投資条件と比較すると厳しいものがありますが、それだけリスクの高い投資商品であるからこそ、必要な知識もスキルも格段に上がるのは致し方ありません。

仮想通貨の歴史はとても浅く、2009年に1BTC当たりの価格が0.07円(正確には0円)から始まっており、2021年8月時点の1BTC = 479万円と比較すると約12年間で6,842万倍にも価格が変動しています。これだけ短い期間で大きく価格が変動するということは、逆に下がる時も一瞬という可能性が残されています。

その兆候を把握し、万が一が起きた際に逃げるためには先ほどあげた条件が必要不可欠です。

仮想通貨で億り人になれるとか、人生逆転できると言って多額のお金を投資する人が世界中にたくさんいるということですが、そういうリスクを顧みずにTwitterやReddit、テレグラムで情報発信する人は少なくありません。

だからこそ、投資に詳しくない方が仮想通貨投資に足を踏み込む場合には投資条件を気をつけて確認してほしいと思います。誰でも儲かる銘柄はありませんし、誰もが同じタイミングで同じ銘柄に投資をすれば儲かるわけではありません。


誰にお勧めか見極める

SNSを見ていると、インフルエンサーに対して「価格操縦だ!」「お金を返せ!」と主張する方々を見かけたことがあります。自分が投資で負けた原因を情報発信しているインフルエンサーに転嫁させて、責任を取るように責めているのです。

この際、インフルエンサーに悪意があるかどうかは別としても、騙されたり、投資の判断をしたのは自分自身であることは変わりません。投資をする前は儲かる可能性の方が高いと判断したのは自分です。にも関わらず、最終的に損失を被った場合の責任を第三者に押し付けるのは違うのかなと私は思います。


だからこそですが、投資のおすすめ銘柄を見つけた際は、誰にとって「お勧め」なのかを見極める必要があります。一般的に商品を誰かに売りつける場合は、「売り手にもメリットがある」ことが当たり前です。

営業活動をする人はその商品が売れることによって、自分の給料が上がるというメリットがあります。TVCMを展開する企業もお店に来てほしいから商品宣伝をするわけですし、服屋さんはあなたに商品を買ってほしいから「お似合いです」と言います。

すべての人が損得勘定で生きているだけではありませんが、そういうビジネス構造を理解することによって自分に合う商品を判断することができるはずです。


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