皆さん、こんにちは。Gazです。
最近、有名人が自身のアート作品や映像、写真、中にはツイートをNFT化して販売するケースが増えています。
【NFTの落札価格と内容】
- 4億円:DogeCoinの柴犬画像
- 3億1,640万円:TwitterCEOの初ツイート
- 8,300万円:YouTube動画「Charlie Bit My Finger」
- 1,300万円:せきぐちあいみ VRアート
- 1,041万円:与沢翼の出産ツイート
上記は有名人の中でもトップレイヤーの例となります。世界中ではマイナーなインフルエンサーも含めて、このようなムーブメントが起こっており、日本でもPerfumeなど様々なトップアイドルや有名芸能人が自身の作品をNFT化しているのが現状で、SNSでも大きな話題となっています。
こちらのNFTArt…なんと日本円で約1300万円で落札頂きました…!正直まだ実感が無いのですがとても嬉しく、驚いております…!
— せきぐちあいみ AimiSekiguchi (@sekiguchiaimi) March 24, 2021
VRアートの新たな可能性が始まる記念すべき日となりました…!!ありがとうございます!!!!!!#nftart #cryptoart #nft https://t.co/lhpUJO7zqS
Perfume 初のNFTアート「Imaginary Museum “Time Warp” 」最初の作品がライゾマティクス独自のプラットフォーム「NFT Experiment」(環境負荷を軽減したPolygonを採用)にて、本日21:00より販売スタートとなります!
— Perfume_Staff (@Perfume_Staff) June 11, 2021
NFT Experiment👉 https://t.co/ZniPAdWKiT
詳細は👉https://t.co/YifEhTIwdZ#prfm pic.twitter.com/Nu83P9IFuB
MUCH WOW — the original #Doge meme just sold as an NFT for 1696.9 ETH ($4M USD)
— 💸💸💸 (@itsALLrisky) June 11, 2021
This is a record for the most expensive meme NFT EVER!
Congrats to the bidder & seller! (Proceeds of the sale go to charity — such philanthropy!)
The Meme Economy is here to stay! $DOGE #Dogecoin pic.twitter.com/MZ70GFSFL5
そもそもNFTって何?
NFTを簡単に説明していきます。
NFTとは、Non-fungible-tokenの略称で、非代替性トークン(他のものに変更することができない権利)という日本語訳になります。言葉の意味を分解すると「fungible」は代替可能なと言う意味で、「token」は仮想通貨という意味で使うこともあれば、発行券、証拠、権利という意味があります。仮想通貨界隈ではよく使われるので覚えておきましょう。
具体的にNFTになり得ないものを想像すると、NFTを理解するのが簡単です。それは通貨や企業が発行するポイント、チケット、水、イヤホン、木材などです。これらの共通点は希少性が低く、同じものですぐに代替可能であることが特徴です。そう言うものは他で十分に変わりが効くのでNFTにすることはとても難しいです。
逆にNFTになり得るものは、世界で初めて発行されたチケットやスティーブ・ジョブズが使っていたiPhone、1万年前の水などはNFTになり得る可能性があります。その他にも、世界に1つしかないアート作品、世界初のツイート、有名なゲーム内で数が限られている限定ガチャアイテムなども当然希少性が高いので実物でもデジタル物でもNFTに変えることが可能です。
広がるNFT市場
2021年6月25日、米国の大手金融企業CitiグループがNFT市場に参入することを発表しました。それ以外でも多くの有名企業がNFT市場に続々と参入しているのが、今の現状です。
NFTの注意点
ここからが今回の本題になりますが、私が最近のNFTブームで言いたいことは以下の2つです。
- NFTの価値は「ブロックチェーン」に帰属する
- NFTの価値は「コンテンツ」に帰属する
NFTを買う世代の多くは投資目的で保有していると思われます。お金持ちの投資家が有名な絵画や限定生産されているような車、時計を買う目的と一緒です。将来の値上がり益やプレミアを狙ってNFTを購入しているはずです。
だとすれば、将来の価値が何で決まるかを知っておかなければいけません。私が考えるNFTの将来の価値は「ブロックチェーン」と「コンテンツ」で決まります。
強いブロックチェーンとは
BitcoinやEthereumなどに代表されるブロックチェーンの特徴として、マイニングなどの参加者が多いほど強固なセキュリティが保たれます。Bitcoinと同じマイニングをする仕組みの仮想通貨でモナコインやドージコイン、ライトコインなどがありますが、これら通貨のマイニング参加者は明らかにビットコインよりも参加者が少ないため、データを改ざんしやすく、セキュリティが低くなります。
つまり、マイニングしている参加者が多いブロックチェーン上にあるNFTとそうじゃないNFTとでは安全性能や流動性が全く異なってくるため、同じ価値にはなりません。現状最もマイニング参加者が多いのはビットコインですが、ビットコインのブロックチェーン上では厳密にはNFTを生成することはできません。NFTや数字以外のデータを生成できるのはイーサリアムです。
2021年6月現在で、どのブロックチェーン上で発行されるNFTが価値を産むかという議論がなされれば、それは間違えなく参加者の多いイーサリアムであると言えます(ただし、イーサリアムにも欠点はたくさんあるので、すべてが完璧であるかと言うとそうではありません)。
価値の高いコンテンツとは
価値の高いコンテンツとは、とても難しいですが一般的に言えば希少性、流動性、耐久性、付加価値、代替性など価値につながる性質の高いものだと捉えることができます。
NFTのマーケットではアイドルのトレーディングカードや写真が販売されていますが、彼らのアイドルやアーティストとしての希少性や流動性、需要はあとどれぐらい続くと考えるでしょうか。
\#SKE48 の #NFTトレカ 取扱開始🎊/#CoincheckNFT では、SKE48とコラボレーションしたデジタルトレーディングカード「NFTトレカ」の取扱いを2021年6月16日より開始します👭#松井珠理奈 さん、#高柳明音 さんの卒業コンサートを撮り下ろしたNFTトレカも限定販売予定👗✨https://t.co/uWuTtxrU6b
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) June 10, 2021
歴史的なアーティストで言えば、モーツァルト、マイケル・ジャクソンやフレディ・マーキュリーのような後世代に語り継がれていくような価値の寿命を生み出すことができるでしょうか。若いアイドルであれば「若い」ことに価値があり、それが失われた時に同じ価値を表すのかどうかをNFTで購入する際は熟考するべきだと思います。
その他有名人のツイートなどもそうですが、自分だけが熱狂するのではなく、数年や数十年だったときに購入したNFTを欲しがる人がいるのかどうかを考えておくべきだと思います。もしそうでないのであれば、今のNFTブームで高値がつけられているだけで、数十年後NFTが当たり前となり多くのNFTが蔓延るようになれば、現在のNFTの価値は暴落していると思われます。
現在のNFTブームの載せられて無駄な出費が増えないよう、NFTを購入する際は株式や不動産に投資する感覚と同じで、十分に検討した上で購入するといいと思います。
応援のお願い
以下のリンクをクリック頂けますと私自身ブログの更新も続けやすくなります。お手数ですが応援のほど何卒宜しくお願いいたします🙇♂️