皆さん、こんにちは。Gazです。

投資界隈ではたくさんの投資手法や投資先があることから対立構造が生まれることが多いんです。

投資を始める人は自分に合う最も良い投資方法を探そうとするので、どうしてもランキング1位の投資商品やより優れた投資手法を学びたいと思うはずです。そんな気持ちを利用して情報提供者は対立構造を作ってプレゼンする方が理解されやすく注目を集めやすいので投資界隈ではよく一方の投資手法がもう一方の投資手法より優れている(もしくは劣っている)と主張します。

ただし、私個人の考え方としては簡単に優劣がつけれらるほど投資は単純ではないと思っているので、そのあたりの考え方を今日は話していこうと思います。

よく生まれる対立構造

opposites

SNSでよく言われる対立構造を一覧にして見ました。

  • 米国株 VS 日本株
  • 投資信託 VS ETF
  • インデックスファンド VS アクティブファンド
  • 一般NISA VS つみたてNISA
  • 一括投資 VS 積立投資
  • 全米国株式 VS 全世界株式
  • グロース株 VS バリュー株
  • キャピタルゲイン VS インカムゲイン
  • 短期トレード VS 長期投資
  • テクニカル分析 VS ファンダメンタル分析
  • 現物 VS レバレッジ
  • 金 VS ビットコイン

少なくともYouTubeやTwitterなどで1つ、2つは見たことがあるはずです。「米国株 VS 日本株」であれば日経平均とダウ平均株価の長期チャートを見せつけて、長期的に上昇しているのは米国株だから今後も米国株に投資をするのが最適解で日本株は米国株よりも劣っているなどと主張されます。

それ以外にもインカムゲイン(配当益)は毎回税金が加算されるため投資効率が悪くキャピタルゲイン(売却益)よりもお金持ちになるスピードが遅くなるなど、正直言ったもん勝ちかもしれません。

ただ私から言わせれば、日本株でもエムスリーやモノタロウ、GMO-PG、レーザーテックなど急成長している銘柄は多数ありますし、キャピタルゲインは資産は増えるもののお金を消費するタイミングが少なく節約や我慢を強いられる投資方法なので生活が裕福になりません。


投資 = ジャンケン

投資手法というのは「ジャンケン」みたいなものです。グーはチョキには勝てますが、パーには勝てません。パーはグーには勝てるけどチョキには勝てなんです。つまり、何かを選択することによって当然メリットとデメリットが生まれますし、時代や環境など戦う相手によってグーを出すのか、チョキを出すのか、手を変え品を変えていかないと相場には対応できないということも意味しています。

たとえば、インデックス投資は生まれた当初は批判が多く、インデックス運用を広めたバンガードの創設者ジャック・ボーグルは「ボーグルの愚行」と呼ばれるほどでした。(参考書籍:航路を守れ

ですが2021年の現在においてインデックスファンドはほとんどのアクティブ投資家を打ち負かすと名著ウォール街のランダムウォーカーや敗者のゲームに書かれている通り、時代が違えばトレンドになる投資手法も変化してくるのが投資市場です。

その他、一括投資と積立投資にしても、グロース株VSバリュー株に関してもサイクルは違えど同じことが言えます。投資家は時代と相場、さらには自分との相性を見極めて、そのときに合わせた最適解を選ぶ必要があります。そしてときにはその最適解が時代とともに変わっていくので、その変化も見極めなければいけません。

今後またSNSで対立構造を見た際にはどちらか一方の意見だけを見るのでなく、メリットとデメリットの両面を見る癖をつけていきましょう。


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