皆さん、こんにちは。Gazです。

SNSでは風説として以下のようなことがよく言われます。


  • 実績非公開のアカウントは良くない
  • 匿名アカウントが良くない
  • 投資系YouTuberの7割はウソ

本当にそうでしょうか?私は顔出ししていないYouTuberでも動物系のアイコンを使っているツイッターアカウントでも投資の優良情報を配信してくれる方々を何人も知っていますし、逆に顔出し&実績公開をされているYouTuberの方でも再現性の低い投資や詐欺まがいのような商品を案内している動画も拝見したことがあります。むしろ、怪しい人ほど正統派を装っているような気さえしてしまいます。

今回の記事では、投資初心者がYouTuberやツイッターアカウントをフォローする際、どんなことに気をつけるべきなのか、フォローするべきアカウントの条件を私なりに分析し、5つの項目に整理してみました。投資業界が少しでも良い環境になってくれることを願っていますし、今後SNSを活用される際には参考にしていただければと思います。


フォローすべき人の条件1「強い口調を使わない」

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フォロワー数やチャンネル登録者数の多いアカウントほど口調が強くなる傾向にあります。相手に自分の意図を伝えるために「絶対に○○だ!」「△△はオワコンです!」「まだ○○してないの?」など強い口調を使って自身の情報発信の正当性を示します。その方が読者にとっても伝わりやすくYouTubeやブログなどの広告 or アフィリエイトビジネスは収益が稼ぎやすいため、そういう言葉遣いを巧みに操れるのもインフルエンサーたる所以だと思います。

ただし、投資の世界においては未来のこととなりますので「絶対に○○だ!」ということはありません。著しく可能性の高い話というのは存在するかもしれませんが、それでも未来予知や将来のことを明確に言い当てることは難しいと思います。

2020年であれば、テスラ、Zoom、Bitcoinについてとても明るい未来を描く投資家が多く私も彼らの成長には注目していますが、それでも”絶対”はないと思います。投資はリスクがあるから価格が変動しますし、リターンが高い商品ほど知っておくべきリスクも多岐にわたります。ノーリスクハイリターンという商品は存在しません。あればきっと詐欺商品だけだと思います。

よく「GAFAに上場当時から投資をしていれば資産は○倍になった!」という話がありますが、上場当時にGAFAに投資するのは超難易度が高いウルトラCの投資方法です。当時Googleやアップルはベンチャーキャピタルに何度も出資を断られていますし、Amazonが上場した時もネットで物を買うなんてありえないと考える人がほとんどでした。そういう世の中で彼らに大きな資産を投資しようなんて思える投資家というのは、よほどの天才や変態、オタクです。

つまり投資にはリスクが必ずあるので、強い口調で勧められる投資商品はそう多くはありません。(むしろ、そんな投資商品は存在しません。)だからこそ、情報発信者の口調には注目して頂きたいと思います。


フォローすべき人の条件2「過去の成功にこだわらない」

フォロワー数が多い人ほど輝かしい実績を持っています。「運用資産がわずか3年で○倍になった!」「資産1億円超え」「月収が7桁」など他の人には真似できない実績が信用力を底上げし、その人のブランドを作っていると思います。そしてYouTubeでの運用実績公開動画やブログでの結果報告記事は集客要素となって多くのPVや再生回数が集まる傾向にあるため、マーケティング方法としては強力な武器となっているんです。

だたし、先ほども申し上げた通り投資は”未来の話”です。過去の成功体験よりも現在進行形での成功体験が求められます。1年前のパフォーマンスよりも今月、今週、今日時点での成長が大事ですし、もっと言えば、これから3年、5年、10年での運用成績が悪くては意味がありません。

そういう世界の中で「過去の成績が良かった」というアピールは逆に現在の投資判断を鈍らせてしまう可能性もあると私は思います。経済は常に動いていますし、過去の情報は必ずアップデートされていきます。「PER○倍以上は投資しちゃダメ!」「時価総額は○○億円以下がおすすめ」というような情報は時代によって古くなったりするということです。

何度も言いますが投資は未来の話なので、過去より未来のことを想像している人の方が強いと思います。


フォローすべき人の条件3「クローズドな空間に誘わない」

クローズドな空間というのはDM、LINE@、オンラインサロンなどオンライン上で第三者が会話を覗き見できない状況を意味します。最初に断っておきますがオンラインサロンやYouTubeのメンバーシップ、メールマガジン、有料noteなど特定の人に向けた情報発信を否定しているわけではありません。それはそれでメリットがたくさんあります。ただ私は自分よりも金融知識のない人や弱者に対してクローズドな空間に誘って情報発信する方法は好きではありません。

その理由は情報発信者に悪意がなかったとしても詐欺や怪しい情報を発信すればフォロワーは騙されやすくなったり、提案を拒否しづらくなるからです。アメリカのイェール大学で行われた「ミルグラムの実験」という電気ショック椅子を使った有名な実験でもそれは証明されています。

実験の詳細はWikipediaで確認頂ければと思いますが、実験から考察できることは以下の3つの条件が揃った時に人は非人道的なことであっても権威者の命令に従ってしまうことです。


  • 権威者との間に明確な上下関係がある
  • 情報が遮断され選択肢の少ない空間にいる
  • 与えられた役割がハッキリしている

最近の例でいえば、かんぽ生命(日本郵政グループ)の不正営業です。会社の組織的な命令により多くの高齢者がかんぽ生命の営業によって顧客にとって著しく不利な契約を締結させられた事例です。営業マンは悪いことだとわかっていても、上記の条件が揃ってしまえば悪いことでも契約件数を稼ごうと必死に行動してしまいます。これと同様に金融業界においては個人の利益のためならDMやLINEを使ったデート商法や詐欺が横行していますし、お金を騙しとるケースが現在でも後を立たちません。

私はまともな投資商品であれば誰もが見えるところで提案すれば良いし、わざわざクローズドな空間に呼び込む必要はないと思っています。不用意にLINEの登録やメールアドレスを聞かれたり、クローズドな空間でのみ情報を教えるなど言われた場合には近寄らないのが賢明だと私は思います。


フォローすべき人の条件4「反対意見やデメリットを提示する」

フォローすべき人の条件1〜3までは”やってはいけない駄目な例”を紹介してきましたが、4と5に関しては私たちも真似するべき良い行動パターンを紹介して行きます。そのうちの1つが、「反対意見やデメリットを提示する」ということです。

投資というのは未来を100%予想することはできませんし、唯一絶対的に正しい投資方法もありません。たくさんの成功事例があり、どんな手法で利益を増やすかは投資家次第です。だからこそ投資方法や銘柄分析情報に触れる際には角度を変えれば様々な見方があるということを知っておくべきです。

情報発信者の立場で考えれば複数の方向から物事を見ることができない投資初心者が投資リスクを知らないまま投資を始めてしまわないよう反対意見や考えうるデメリットを可能な限り情報として添えておくべきです。もし、それができないのでれば他の投資家の記事やツイートを紹介するだけでもOKだと思います。

そういう気遣いができる投資家ほど投資成績は優秀だと思いますし長く生き残ると私は思っているので、強い口調を使わずに冷静に複数の方向から物事を見れる投資家をフォローしていきましょう。


フォローすべき人の条件5「複数の情報源を多用する」

最後の条件は「複数の情報源を多用する」ということです。自分の意見だけを主張するのではなく、確からしいデータを使って客観的に情報提供できる投資家は信用するべき投資家だと思います。

良く出てくるデータソースの例は以下の通り。


  • 政府関連(FRED、日本の各省庁)
  • 経済ニュース(WSJ、日経、CNBC、Bloomberg)
  • 民間レポート(バンガード、JPモルガン、野村、みずほ)
  • 協会関連(IMF、OECD、日本証券協会、金融広報中央委員会)
  • 解析ツール(docoh、バフェットコード)
  • 企業のIRや決算説明資料 など

もちろん、データを使えば良いという話ではありませんが客観的な数字を使うことによって多角的な見方が可能になるはずです。良い情報発信者とは自分の主張を押し付けるのではなく、情報を受け取る人が自走できるよう手助けをしたり、行動の選択肢を増やしてあげれる人だと思います。情報はあくまでも1つの断片を切り取ったものであり、根拠となるデータを元にして「私はこう分析しましたが、あなたはどう思いますか?」というスタンスで発信する方が健全な環境づくりができるはず。


まとめ

今回紹介したフォローすべき人の条件5つをまとめると、以下の通りです。


  • 強い口調を使わない
  • 過去の成功にこだわらない
  • クローズドな空間に誘わない
  • 反対意見やデメリットを提示する
  • 複数の情報源を多用する

現在、SNSでフォローしている方々は上記の条件に当てはまる人はたくさんいますでしょうか?SNSで触れる言葉はきっと未来の自分を作る要因となります。今後SNSで投資関連アカウントをフォローする際の戦略に役立てていただければ幸いです。


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