皆さん、こんにちは。Gazです。

今日は暗号通貨の代表格であるBitcoin(ビットコイン)について多くの方が勘違いをしている点があると思い、私なりのビットコインに関する考え方を共有させて頂きます。そのキッカケとなったのが2021年3月22日に行われたBIS(国際決済銀行)のオンラインサミットに参加したFRBのパウエル議長の発言です。



彼の主張は以下の通り。

  • 主張1:マイニングは環境問題を引き起こす
  • 主張2:暗号資産は価格変動が大きすぎる
  • 主張3:決済手段として利用されていない

この主張1の発言について私なりに思う点を解説していきます。(主張2と3については説明が長くなってしまいますので、またの機会にしたいと思います。ちなみに主張2と3も解決可能です。)


マイニングは環境問題になるの?

power-plant

マイニングは大量の電気代を消費するとで二酸化炭素を排出するため、以下のような具合で環境に悪影響と主張されています。

マイニング による中国の年間エネルギー消費量は2024年に296.59Twhでピークに達すると予想されます。それに応じて1億3,050万メートルトンの炭素排出量を生成します。この排出量はチェコ共和国とカタールの年間温室効果ガス排出量の合計を上回ります。


この主張はMicrosoftの創業者であるビルゲイツも同じことを言っています。

そして、ここからが私の主張になりますが、マイニングによる環境問題への解決策はいくらでもあるという点です。この現代において、この問題を解決できないわけがないという話をこれからしていきます。


マイニングによる環境問題の解決策 その1

まず、中国のマイニングエネルギーが問題になっている大きな理由は電気消費量の多さではなく、エネルギーの供給が石炭などの化石燃料を主軸としている点にあります。極端な言い方をすれば、中国で使われるエネルギーが100%再生可能エネルギーによって賄われているのであれば環境問題を引き起こすことはなくなり、問題はすぐにでも解決可能です。

イギリスのケンブリッジ大学の調査によれば、暗号通貨全体のマイニングによるエネルギー源の39%は再生可能エネルギーによって賄われていることがわかっています。世界によってばらつきはあるものの主力は水力発電によって供給されています。ただし、残り61%は化石燃料によって賄われますが、それはエネルギーコストの問題です。

再生可能エネルギーによる電力供給のコストが安くなれば化石燃料を使う意味がありません。私たち一般市民が原子力発電や火力発電に頼っているのと一緒で世界の発電方法が再生可能エネルギーによって賄われたり、電気自動車や排気ガスを排出しない自動車、機械を使うようになればマイニングによる環境問題は解決するのです。

先日は新設されたエネルギー工場の82%は再生可能エネルギーであるというツイートを見ました。


世界は脱炭素化を推進していますし、再生可能エネルギーが化石燃料よりも安価で便利に使えるようになる世界のが大きなトレンドだと私は思っています。


マイニングによる環境問題の解決策 その2

ちょっと難しい話なので大変恐縮ですが、ビットコインには「採掘難易度(ハッシュレート」」というものが設定されていて、それが以下のグラフの通り年々上昇傾向にあります。

bitcoin-hashrate
参照元:bitinfocharts

採掘難易度というのはマイニングでビットコインを取得するための計算力レベルの高さと思っていただければOKです。採掘難易度が高ければ高いほど、電気代やコンピュータチップにお金をかける必要があります。そのためマイニング工場を運営する企業は採掘難易度が上がるたびに経営が悪化することになるので電気代を安く供給できない会社、高性能なコンピュータチップを開発できない会社というのはどんどん淘汰されていきます。マイニング工場が淘汰されるということはマイニングに使われる電気使用量が世界的に落ちいてくるということなんです。

つまり、ビットコインがいくら高騰したからと言ってマイニング工場が無尽蔵に増えていくわけではなく、直近ではマイニングに使用される電気量は上昇傾向ですが超長期的に見ると世界レベルで落ち着いてくる傾向になるのが既定路線です。


マイニングによる環境問題の解決策 その3

3つ目の解決策もちょっと難しい話なのですが、暗号通貨にはビットコインのようにマイニングが必要な暗号通貨とそうではないものがあります。マイニングが必要な暗号通貨の代表例は以下の通りです。

  • Bitcoin(ビットコイン)
  • Ethereum(イーサリアム)
  • Litecoin(ライトコイン)
  • Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
  • Dogecoin(ドージコイン) など

他にもたくさんありますが上記にある暗号通貨は取引の記録を作るためにマイニングが必要になります。特にビットコインほどの規模になれば、大量の電気代やコンピュータが必要になるので、社会問題化しやすくなります。

でも、暗号通貨の中にはマイニング(過剰なコンピュータ計算)を必要としない暗号通貨がたくさんあります。それが以下のとおりです。
  • Binance Coin(バイナンスコイン)
  • Ripple(リップル)
  • Tether(テザー)
  • NEM(ネム)
  • QTUM(クアンタム) など

これらの暗号通貨はマイニングの代わりに、暗号通貨の保有量の多いスーパーノード(アカウントと捉えてもらえればOKです)や特定の条件を持っているスーパーノードが取引を承認したり、システムを監視するのでマイニングを必要としません。

先ほど、マイニングが必要な暗号通貨として紹介した「イーサリアム」ですが、イーサリアムは将来マイニングを必要としない仕組みに変化する予定です。これはハードフォーク(ブロックチェーンの仕組みを大幅にアップデートすること)とプラットフォームに参加する大多数の賛同によって、マイニング を必要とする暗号通貨からマイニングを必要としない暗号通貨に変化することができます。

実際に起きるかは別としても物理的にはビットコインでもこれと同じことが可能ですし、本当にマイニングによって深刻な環境問題を引き起こし、それがビットコインマイナー(ビットコインをマイニング する人)がシステムの変更を望むのであれば、マイニング の仕組み自体を変更することができるのが、ブロックチェーンということになります。

これは私の予想なので信じないで欲しいのですが、暗号通貨市場は現在ビットコインの独占市場となっていますが、長期的にはアルトコイン(ビットコイン以外の暗号通貨のこと)のシェア率が今よりも高くなっていくはずです。他の市場で例えるなら、VISAとMasterCardが独占してる決済市場も今後はPayPalやスクエアなどの企業が大きくなっていくと思いますし、半導体市場、通信、クラウドなど、どの市場を見ても1社が独占している市場というのは珍しいです。暗号通貨市場においても、必ずシェアが分かれてくるのが自然だと思うので、そうなればマイニングを必要とすることも、電気量を過剰に使うことも今よりも減っていくと思われます。


マイニングによる環境問題の解決策 まとめ

今回説明させて頂きましたビットコインが引き起こす環境問題への解決策をまとめると、内容は以下の通りです。


  • 解決策1:ビットコインのエネルギー源は再生可能エネルギーにシフトする
  • 解決策2:ビットコインをマイニングする人は淘汰されていく
  • 解決策3:マイニングを必要としない暗号通貨のシェア率が上がる

以上、ビットコインは大きな環境問題を引き起こすという主張に対して、解決策を3つ説明してきましたが内容はいかがでしたでしょうか。

ビットコインの環境問題が解決する前に投資をされる人は、その差分の利益を取れるかもしれませんが暗号通貨への投資はリスクが高いので資産が減る可能性もあります。投資をする際は、慎重にお願いします。


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