こんにちは。Gazです。
今回は"通信費の見直し"について解説します。資産運用において重要な項目となるので是非読み進めて下さい。
通信費を見直すことで年間6万円を節約
家計管理を見直す上で皆様が注目されるのは食費、光熱費、保険料、住居費(家賃)などと考えられますが、最も簡単かつ大きく家計支出を下げるものは通信費だと私は思います。その理由は以下の3つになります。
- 年間6万円も節約ができる
- 通信費は一生かかり続ける
- 節約している感覚がない
通信費を大きく下げる節約術は「格安SIM」です。大手キャリアから格安SIMへスマートフォンの契約を移行する場合、一般的な使い方であれば毎月5,000円程度(年間6万円)の節約が可能となりますが、使い方によって個人差が大きく変わるため格安SIM会社の公式HPにある「料金シミュレーション」でおおよその目安を確認してみて下さい。
1ヶ月単位の節約であれば数千円の節約にしかなりませんが、一生かかるスマホ代は長期的に見ると膨大な金額の節約が可能です。仮に中学生から死ぬまで約72年間(12〜84歳まで)スマホを使い続けた場合、節約金額は月額5,000円 × 12ヶ月 × 72年間で432万円となります。平均的なサラリーマンの年収分を切替作業1つで生み出すことができるのはとてもすごいことだと思います。30歳の方であれば54年間で324万円、50歳の方でも34年間の節約で204万円を一生涯で節約できる可能性があります。これをやらない手はないはずです。
節約は人生を助ける
たった年間6万円の節約と甘くみないで頂きたいです。年間6万円もあれば1回分の国内旅行もいけますし、習い事や書籍代など自己投資をすることも可能です。その6万円があなたの人生を切り開くかもしれませんし、時には家族を助けるためのお金になるかもしれないことを想像してほしいです。
毎月5千円を投資信託で運用することもできます。年利4%で30年間運用できた場合は344万円(投資元本180万円 + 増えた金額164万円)の資産形成が可能です。この344万円を養育費に充てたり、老後資金の足しにすることもできますし、格安SIMで節約できたお金がきっと自分の人生の可能性を広げてくれることは間違えないはずです。
さらに夫婦でやると節約額が倍になり、家族が増えれば増えるほど節約金額も上がることは忘れないで下さい。
格安SIMは節約してる感覚がない
格安SIMの手続き方法はシンプルです。au、docomo、ソフトバンクなど大手キャリアから格安SIMへ乗り換える場合はネット上の手続と郵送されてくるSIMカードを差し替えるだけで手続きが完了します。大手キャリアの解約手続きも電話1本で終わるのでそう難しいことではありません。
大手キャリアから格安SIMの切り替え手順は以下のように進みます。
乗り換え作業の手順(mineoの場合) |
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WEB上で申し込みが完了すると本人確認の審査に入りますが、一般的には2〜3日営業日で終了するためMNP予約番号発行を発行してから全ての乗り換え作業が完了するまでの間は約1週間程度(早ければ5日間)で終わることがほとんどです。それが終われば後はいつも通りスマホを使うだけ。毎月何もしなくても一定の金額を自動で節約することができます。「今月忙しくて節約し忘れた!!」などということがありませんので強力な節約の仕組みが完成するわけです。
格安SIMとは
格安SIMとは、auやドコモなど大手キャリアの通信設備をレンタルする企業(MVNO)が提供する通信サービスのことです。通信サービスを提要する事業者には「MNO」と「MVNO」2つが存在します。
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MNOは日本全国に電波塔や管理センターなどの通信設備を保有する事業者。日本全国を網羅した通信設備の維持、運営費をユーザから請求するために高い月額費用がかかっています。au、docomo、ソフトバンクなどの大手キャリアがMNOに該当します。
MNOの通信設備を借りている事業者「MVNO」が、格安SIMを提供する事業者です。MVNOはMNOの通信設備の一部を借りて運営しているため、通信設備のコストが安く抑えられる分ユーザに低価格でサービスを提供できるという仕組みになります。そして先ほど紹介したように簡単な手続きで切り替えられるので非常に人気です。
格安SIMの注意点
格安SIMのメリットは圧倒的なコストの安さですがデメリットもあるのでは?という方向けに格安SIMへ移行する際の注意点をまとめてみました。それは以下の6つです。
- 電波エリアに要注意
- 解約時期は月末に合わせる
- 支払いはクレジットカードのみ
- キャリアのメールアドレスは使えなくなる
- 既存の機種が使えるかを確認する
- 機種変更する場合はデータ移行も必要
電波エリアに要注意
最も注意すべきは電波網の強さです。同じ生活圏で格安SIMを使っている方がいれば使用状況やサービス品質を聞くことをおすすめします。そうでない場合は以下のサイトで自分の生活エリアの電波網を必ず確認しましょう。
3Gや4Gの電波網が色濃くハッキリと入っている場合であれば、問題なく格安SIMも使える"可能性が高い"場所となります。(ただし、建物や立地によっても変わります)MVNOの場合はどのキャリアの電波網を使うかを選択可能です。私個人の意見としては料金よりも電波網の強さで選ぶことをおすすめいたします。
解約時期は月末に合わせる
大手キャリアは月を跨ぐと使用日が1日であっても月額費用を満額請求されるのに対して、格安SIMは日割計算で請求されることが主流です。そのため切り替え日が月末に近い方が微妙にお得ということを覚えておきましょう。さらに切り替え時は機種代割引など解約時にコストがかかることを心配されますが、基本は早期解約が最もお得になるはずです。昔は解約手数料が1万円程度に設定されていたり、引き留め時にポイント贈呈などもありましたが、それらがあった場合でも1月でも早く解約した方がお得になるケースがほとんどです。
支払いはクレジットカードのみ
格安SIMの支払いはクレジットカード一択です。(格安SIMを初めて使う方であれば、違和感を感じるかもしれません。)つまり、クレジットカードがないと格安SIMを持つことができないので「楽天カード」など使いやすいカードを事前に用意しておきましょう。
キャリアのメールアドレスは使えなくなる
iPhoneユーザはAppleIDや各種ログインIDに大手キャリアのメールアドレスを使っていることが多いはずです。それが使えなくなり格安SIMで新しいメールアドレスが提供されるようになるため、困らないようIDを変更するなどの対策は変更手続き前に済ませておきましょう。
既存の機種が使えるかを確認する
格安SIMへ切り替える際には、今使っている機種が継続して使えるかを公式HPで確認しましょう。対応機種でない場合はスマホ本体も購入する必要がでてきます。
機種変更する場合はデータ移行も必要
格安SIMの切り替え時に機種変更も一緒に行う場合はデータのバックアップが必要です。その場合はiCloudやGoogleアカウントを利用するのが最も簡単ですが、心配な方はYahoo!などの専用アプリ(無料)でバックアップを取っておくと安全です。LINEやゲームアプリなど使用中のアプリにも専用の引継ぎ設定があります。特にLINEなど消えたらまずいデータがあるアプリに関しては事前に設定方法をしておきましょう。機種変更をしない場合は機種本体のデータが消えるわけではありません。不安であればバックアップを取っておく程度でいいでしょう。
どの格安SIMサービスを選べば良い?
格安SIMを提供する企業(MVNO)は多数ありますが、中でもおすすめするのは以下の3社です。
楽天モバイル(ドコモ回線とau回線)は2020年4月に新規受付を終了しておりRakuten UN-LIMITのみ受付となっています。「電波エリア」に対しては賛否ありますがデータ使い放題(限定地域)や各種キャンペーンに加えて楽天経済圏の大きなメリットを享受できるので私は特におすすめです。mineoとUQモバイルは電波網が比較的強いとされる会社です。私自身がmineo(au回線)ユーザでとても快適に利用できています。(ただし、利用地域によって品質は異なります。)
モバイルWi-Fiの併用もおすすめ
楽天のデータ使用無制限以外はいくら格安SIMと言ってもデータ使用量を使いすぎると節約にはなりません。その場合は「GMOとくとくBB」や「UQ WiMAX」などのモバイルWi-Fiを併用するのがおすすめです。大手キャリアと格安SIMでは通信量ごとに月額料金が上がっていく料金モデルとなっており、「モバイルWi-Fi」と「光回線」だけが定額制かつ無制限でインターネットを利用できることを抑えておきましょう。
端末種別 | 通信規格 | 通信速度 | 通信量上限 | 料金 |
大手キャリア | 5G、LTE | やや高速 | 上限あり | かなり高い |
格安SIM | LTE、3G | 普通 | 上限あり | 激安 |
モバイルWiFi | WiMAX | 高速 | 無制限 | 安い |
光回線 | FTTH | 超高速 | 無制限 | やや高い |
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