20代でこれから資産運用を考えている方向けに資産運用を勧める上でのコツをまとめています。

資産運用に興味のない方にも理解していただけるよう資産運用のメリットも記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 資産運用するメリットがわかる
  • 資産管理のコツを理解できる
  • 失敗しにくい投資方法がわかる
  • 資産運用の計画が立てやすくなる




20代から資産運用するメリット

資産運用することによってどれくらいのメリットが得られるかということについて、積極的に投資を行っているアメリカ人とあまり投資をしない日本人のデータをもとに解説していきます。


金融資産の半分は貯金する日本人

金融庁が発表した説明資料

金融庁が発表した説明資料によると、日本人は全金融資産のうちわずか18%程度しか投資をしません。しかし、アメリカやイギリスでは保有資産のおおよそ35%から45%もの資産を投資に回しているというデータがでています。

仮に1世帯あたりの保有資産が400万円だった場合は以下のような内訳となります。

全資産400万円の内訳
投資額 預金
日本75万円207万円
米国180万円54万円
差分2.4倍約1/4倍

日本人が200万円貯金するのに対してアメリカでは54万円しか貯金せず、代わりに投資にかけるお金が日本に比べて2倍以上となっています。

その結果、日本とアメリカとで家計の金融資産がどのように推移したかを次に説明していきます。


20年で3.11倍の資産となる米国

金融庁が発表した説明資料

1995年から2015年までの各国の資産推移を見るとアメリカの家計金融資産は3.11倍となっていますが、資産運用をほとんどしない日本人は1.47倍にしか金融資産が増えません。

仮に22歳から働いて40歳までに1,000万円貯金を貯めたとしても、その貯金額は20年間で470万円しか増やすことができません。しかしアメリカ人のように投資比率を上げることによって、3,000万円以上の金融資産を得られる可能性が高まります。


老後の資金は約3,000万円は必要と言われています。

お年寄りの訪日外国人が多いのは投資による資産運用のおかげで老後も裕福に暮らすことができます。逆に投資をしない日本の老人は家や近所で散歩するなど、あまりお金をかけない生活となる傾向にあります。

このように老後に大きな資産形成ができるのが資産運用のメリットです。


どんな人生を送りたいか

終身雇用が崩壊し、おそらく年金ももらえなくなる20代にとって老後の資産形成は深刻な問題となります。

資産運用はリスクもありますが、過去アメリカやイギリスの歴史が証明しているように資産を増やすことができる方法です。

正直使わない手はないと考えます。


20代資産運用のポートフォリオ

ポートフォリオとは金融資産を分散して管理することを意味します。

ポートフォリオは現金、株式、投資信託、生命保険など金融商品の内訳として使われることばですが、投資をしたことがない方にもわかるように月給の使い道をポートフォリオに見立てて説明していきます。


日本人の20代平均年収296万円(月収24.6万円)のポートフォリオはおおよそ以下のような構成です。

20代資産運用のためのポートフォリオ
支払い項目 現実 理想
貯金4万円5万円
投資0円5万円
保険6千円6千円
趣味5万円1万円
生活費15万円13万円
合計24.6万円24.6万円

家賃や食費、医療、通信費などの生活費や趣味や自己投資に使うお金を考慮すれば、実際に貯金できる金額は3万円から4万円程度に収まるはずです。もちろん、投資にかけるお金はゼロ円状態。


反対に投資家になるのであれば、お金の使い方は大きく変わります。

生活費はふるさと納税や格安SIM、クレジットカードなどで節約すれば簡単に下げることが可能で、浮いた分を貯金と投資に回します。同じ月給でも貯金や投資に回す金額は倍近くは差が出るはずです。まずは自分の給与と使い道を比較するところから始めましょう。


運用資産は月5万円まで

平均月収が24.6万円の場合は、投資資金は毎月5万円以上の出費を超えないことをおすすめします。

投資には「余剰金」という概念があり、明日なくなっても生活に負担をかけない金額で資産を運用するのが基本です。


万が一、生活を脅かすような大金を投資に回してしまうと、「必ず勝たなければならない」「負けることは絶対に許さない」という心理が働き、投資では負けやすくなります。

最初から大きすぎる資金を運用すると身を滅ぼすことになるので、最初は少額投資を心がけて5万円以上の出費は絶対にしないようにしましょう。どうしても欲しい銘柄がある場合は、同じ月にするのではなく、じっくり分析して次の給料で購入するかどうか再度検討することもおすすめです。


貯金計画を立てておく

人生には「結婚」「出産」「旅行」「新居」など必ず大きなお金が必要なタイミングがあります。必要な時にお金がないという状態を避けるため、大きな支出が発生する時期と予算額をある程度把握ながら資産運用をしていくことが重要です。

結婚を約束しているパートナーがいる場合や世界旅行を目的としている場合など、状況に応じて貯金額と投資金額の積立金額を調整することを忘れないでください。


20代資産運用のコツは少額投資

株式投資、為替FX、仮想通貨などすべての投資に共通する法則があります。それは「リスクが高い投資ほどリターンが高く、リターンが低い投資ほどリスクも低い」という法則です。

投資ではリターンよりもリスクを管理し、運用原資(元本)を減らさないことが成功する上で最も大切なことです。投資を始めたばかりの方はどうしてもリターンの方ばかりに注力しがちで、リスクの把握が下手な傾向にあります。

当然始めたばかりであれば失敗する確率も高く、取引回数を重ねるごとに反省点も多く見つかります。だからこそ、はじめは大きな資産をうご書くのではなく、10万円の資産があるとすれば1万円(10分の1)ずつ取引するなど、少額で取引回数を増やすことが肝心です。


積立投資(ドル・コスト平均法)

これから投資を始める方に覚えてもらいたいのが「積立投資(ドル・コスト平均法)」という投資方法です。積立投資とは同じ銘柄を毎月1万円ずつ購入するなど、定期的に同じ金額を購入する投資方法です。

積立投資のメリット
  • 価格変動リスクが低くなる
  • 取引時期の失敗がしにくい
  • 購入単価がやすくなりやすい

積立投資は金融商品の価格が高い時には購入量(口数)が少なくなり、逆に安くなると購入量を大きくできるメリットがあります。

1ドル = 100円の金融商品を毎月1万円ずつ積立投資する場合、1ドル = 120円時には83ドル分しか買いませんが、1ドル = 80円になった月では125ドル分を購入するため、値上がり利益を狙いやすくなります。


積立投資は株式、FX、仮想通貨などどの投資にでも使える投資方法です。取引に迷う場合は1度に大きく取引するのではなく、少額を毎月定額で購入する積立投資の作戦を実行しましょう。

分散投資

積立投資の次に覚えるべきは「分散投資

1つの金融銘柄に投資するよりも複数の金融銘柄に投資する方が積立投資同様に価格変動リスクが低くなるからです。


同じ10万円を1つの銘柄Aに投資した場合と2万円ずつ5つの銘柄A〜Eに投資した場合を想定してください。投資銘柄Aだけがマイナス50%となってしまうと銘柄Aにしか投資しなかった投資家は資産を5万円も減らしてしまうのに対して、分散投資を行なった投資家はわずか1万円の損失に抑えることができます。

互いの価格変動リスクをヘッジするためには、全く違う金融市場の銘柄に分散投資をすることをおすすめします。


20代資産運用計画

20代から老後まで資産運用をする場合は長期的な計画を立てておくことをお勧めします。

計画を立てることを勧める理由は長期的に運用資産目標を立てることで、不必要なリスクをとってリターンを得ようとしなくなり、投資家として生き残れる確率が上がるからです。

低リスク思考の運用計画

低リスクで資産運用をしたいと考えるなら、利回りは10%以下に抑えることをお勧めします。年間投資額が60万円(毎月5万円)なら1年目の総資産目標は66万円(プラス6万円)です。

仮に利回り5%で運用できた場合、20年後の資産は2,000万円を超えることになるます。

利回り5%運用計画

年利10%以下の資産運用をするなら、以下のような投資方法がおすすめです。


10%以上を目指すなら仮想通貨投資

これから投資を始める方に利回り10%以上を目標にすることは基本お勧めできません。しかし、投資の勉強を人よりも熱心に続けることができていて、低リスクの資産運用方法が簡単すぎて退屈だという方は利回り10%以上を目指すことも視野に入れてみましょう。

利回り10%以上を達成させるためにはプロに運用を委託する投資信託やロボアドバイザーでは不可能で、自分で資産を運用しなければいけません。そのためには個別株や仮想通貨など、特定の金融銘柄を触る必要があります。

仮に利回り15%を20年間も継続できた場合の最終資産額は74,861,974円です。

利回り15%運用計画

かなり難度が高い投資方法ですが、やるなら以下のような方法があります。