この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。

    「ポンジスキームって何?」
    「ポンジスキーム詐欺に騙されたくない」
    「ポンジスキームの手口って進化してる?」




仮想通貨詐欺に多いポンジスキームとは

ポンジスキームとは、第一次世界大戦後の金融秩序が混乱する中で詐欺を起こしたチャールズ・ポンジという人物名から由来する詐欺手法です。

その手法は「架空金融商品への出資を募り、資金を持ち逃げ」する方法です。


ポンジスキームの流れ

ポンジスキームは架空の金融商品を出資してくれるであろう顧客に説明するところから始まります。

金融商品の説明に中には、以下のような謳い文句で言葉巧みに出資を誘ってきます。

    絶対に儲けることができる」
    元本保証があり、損をすることはない」
    限られた人にしか買うことができない」
    「購入できるのは今だけ

ここで、少額でも出資をしてしまうとポンジスキームの恐ろしい手口にひっかかりやすくなります。

次にポンジスキームでは、出資してくれた相手に対して、出資金の一部を利用し「配当」や「株主待遇」などの名目で現金を渡したり、サービスや商品を手渡すことで顧客との信頼関係構築を図ります。

ポンジスキームを働く詐欺師を信用しきった顧客は、追加投資を促され最初に投資した金額よりもより高額な資金を投資するようになります。

詐欺師はこれらの手法で顧客から資金を搾り取った上で、正体を隠し連絡を断つことによってポンジスキーム詐欺が完了します。


仮想通貨詐欺に多いポンジスキームの手口

ポンジスキームは100年以上も昔から用いられる手法ですが、顧客との信頼関係を構築する手法が進化するなどして現在でも多くの詐欺被害が発生しています。

ここでは典型的な詐欺手口と進化してる手口を紹介していきます。


ポンジスキームは確実に儲かると断言される

ポンジスキームでは、顧客に少しでも投資してもらうため、粘り強く自らの主張をまげることなく投資メリットを説明します。

    ガン治療の新薬を開発されたので、売り出せば必ず儲かる
    有名企業の未公開株で既に上場が決まっているため、上場後必ず儲かる

などなど、ありえない事例や独自の理論で「確実に儲かるロジックがある」ということを執拗に説明し、顧客をその気にさせるのがポンジスキームの恐ろしいところです。

少し考えれば簡単にありえないことだと判断できるはずが、長時間セミナーを開催することで顧客ターゲットの思考を錯乱させたり、Youtube動画やSNSのフォロワーなど様々な仕掛けを証拠としてターゲットに提示して、本当に儲かる投資だと信じ込ませるのがポンジスキーム狙いです、


ポンジスキームは保証があると説明される

ポンジスキームでは顧客から預かった資産を投資に回すことはありません。

つまり、詐欺師が私用で顧客資産に手を出さなければ預かった資産が減ることはないため、最悪全額返金することも可能です。

全額返金することができるということは、全額保証があるという実績を作ることもできる上に、詐欺師が自信を持って元本保証を提案できるということにもつながります。

ポンジスキームでは預かった顧客資金の一部をすぐに返金し、報酬を得ているように見せることで顧客はどんどん騙されて追加投資をしてしまうため、元本保証があるという間違った思い込みのまま大金と投資してしまう事態に襲われてしまいます。


ポンジスキームは取引所から直接購入することができない

ポンジスキームではセミナーやLINE@などを利用して、投資資金を指定の銀行口座に振り込むのが一般的です。

一般的な知識として金融庁の登録を受けている証券企業や仮想通貨交換業でしか金融商品を取り扱うことができません。

つまり、代理購入を促している時点でポンジスキームであり、犯罪です。

また代理購入ではなくても、金融庁の許可がないまま特定の金融商品を斡旋することも日本ではできません。


ポンジスキームは最低購入金額がある

ポンジスキームには、1口10万円からなど最低購入金額が提示されることが一般的です。

金融庁の登録を受けている仮想通貨取引所では10円からでも投資を開始することも可能ですが、詐欺を働くポンジスキームでは効率的に詐欺を働くために少額投資は受け付けないことがよくあります。


ポンジスキームは有名人が登場する

最近のポンジスキームは、顧客ターゲットの年齢に合わせた有名芸能人のコンサートや演説を主催する方法が流行しています。

顧客からだまし取った資金の一部を元手に有名人を起用したセミナーやコンサートを主催することによってより顧客との関係構築を図るのが詐欺師の狙いです。

有名芸能人と近くで接したり、豪華な食事や報酬を受け取ることによって顧客は追加投資を促されていきます。

人によっては予想以上の報酬を得ることで追加投資の提案を断りずらくなる心理が働く人もいるかもしれません。

それがポンジスキームの詐欺手口です。


ポンジスキームに騙されない方法

ポンジスキームに騙されない方法として、もちろんポンジスキームとう詐欺手法があるということを認知することも大切ですが、それ以上に大切なのは「心構え」です。

ポンジスキームに騙されないために、いくつか大事な心構えを紹介します。


リスクがない投資はないという心構え

金融商品を売り買いすることによって成り立つ投資市場は、損をする人と得をする人の資産移動によって成り立っています。

投資家が得をするか損をするかはその時の投資判断に委ねられ、必ず得をするということは投資原理を考えれば不可能です。

つまり、売り買いの激しい投資商品はハイリスク・ハイリターンとなり、高い利益を得るためには大損する投資家を作り出さない限り実現不可能ということです。

ポンジスキームなどの詐欺案件はローリスク・ハイリターンな金融商品だということを説明しますが、そんな金融商品を作ることは不可能です。


法律や税制への対応を確認

ポンジスキームをはじめとした詐欺のほとんどは犯罪です。

つまり、法律に抵触する行為を犯すことによって成立しています。

金融庁の許可なく金融商品を販売するなどして詐欺が成立するため、金融商品を購入する際は販売元が金融庁の許可や登録を得ている企業かどうかを即確認しましょう。

これだけでもほとんどの詐欺は避けられるはずです。


価格設定と販売方法を確認

金融商品を購入する際は販売価格と販売手法を吟味することが大切です。

仮にこれらを制限される場合、制限されればされるほど自分にとって不利になると考えるべきです。

例えば、最低購入金額を10万円と設定されるなら、10万円の投資資金がない方は投資に参加することができないため売買されにくくなり、やがては人気がなくなる可能性もあるでしょう。

販売方法も同様に限定された人にしか売買することができないのであれば、市場は狭くなるので投資した金融商品の価値が上がる可能性は低くなります。

単純に今だけしか購入できない、選ばれた人にしか買えないなどという謳い文句は、回り回ってあなたにとってもデメリットとなります。


目に見えるプロダクトがあるか

株式投資でも仮想通貨投資でも投資をする際は、目に見えるプロダクトがあるかを確認するべきです。

ほとんどの投資商品はプロダクトが現在開発中で○年以降にリリース予定というような内容のものがほとんとです。

これは製品開発よりも資金調達に傾注している可能性が高く、投資資金が無駄となる場合があります。

仮想通貨投資なら既にテスト版をリリースしている事実やプロトタイプの登録者数が○万人いるなどの事実がなければ投資するのは難しいと考えるべきです。