
この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。
「クラウドファンディングとは?」
「クラウドファンディングってどんな仕組み?」
「クラウドファンディングは1種類ではない?」
「それぞれの特徴を知りたい。」
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、顧客の必要資金を多くの投資家から集めて出資する事業のこと意味します。
クラウドファンディングの意味
クラウドファンディングの文字を分解すると以下のようになります。
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クラウドは「雲(cloud)」を意味する言葉ではなく、群衆という意味のクラウド(Crowd)を使います。
クラウドファンディングの市場規模
矢野経済研究所によれば、日本国内のクラウドファンディング市場は2013年より右肩上がりとなっています。

ソーシャルレンディングが大部分を占めるのは機関投資家や個人大物投資家の利用によるものです。
投資型クラウドファンディングが2017年から急速に発展したことにより、2018年以降の成長率もかなり期待できます。
国内クラウドファンディング市場、今年度1000億円超え-矢野経済研見込み | 金融・商況 ニュース | 日刊工業新聞 電子版 https://t.co/ahAUW0vNSM
― Gaz@仮想通貨ブログ更新中 (@gazooblog) 2018年12月1日
クラウドファンディングの仕組み(全体像)
クラウドファンディングといっても、実はクラウドファンディングには5つの形態があります。
クラウドファンディング5つの形態 |
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それぞれの形態は投資家へのリターンや事業者の免許によって分類されています。
寄付型クラウドファンディングの仕組み
寄付型クラウドファンディングの特徴 |
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寄付型クラウドファンディングは支援をする投資家には何の見返りもありません。
そのため、1口の出資金も数千円とやすい傾向にあります。
しかし、寄付型クラウドファンディングは社会的に価値の高い事業が多く、NPO法人などが起案者としてあげられます。
NPO法人による寄付型クラウドファンディング
たとえば、認定NPO法人セカンドハーベスト名古屋では「食事に困らない社会を実現するために」母子生活支援施設、障害者施設、児童養護施設など約200の施設や団体に食品を届けるための資金をクラウドファンディングで募集しました。
出典:Ready forより引用
結果、目標金額100万円を大きく超える144万円もの資金をわずか19日間で調達することができています。
ふるさと納税を利用したクラウドファンディングの仕組み
ふるさと納税のように気になる地方自治体のプロジェクトを支援することによって、税制控除を受けることができるクラウドファンディングがあります。
中には、ふるさと納税のように返礼品があるなど寄付型と購入型のハイブリットなクラウドファンディングとなっています。
購入型クラウドファンディングの仕組み
購入型クラウドファンディングの特徴 |
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購入型クラウドファンディングは予約販売の仕組みと似ており、よく芸能人などが利用する傾向もあります。(もちろん、一般の人の方が多く利用されています。)
キンコン西野氏も購入型クラウドファンディングを活用
上記の動画で西野さんが購入型クラウドファンディングをどう活用したかを説明しています。
購入型クラウドファンディングのいいところはマーケティング的な手法でも利用できるという点にあります。
事前予約販売の仕組みと似ており、購入型クラウドファンディングは制作コストを支払う前に売上を確定できるため、物販やサービスなどの販売との相性が抜群に良くなります。
ジョーブログも購入型クラウドファンディングを活用
ジョーブログを運営するジョーさんの場合は「インフルエンサーに会えるBAR」を作るための資金として2,000万円をクラウドファンディングで募集。
出典:CAMPFIREより引用
BARで飲めるドリンクや講演会サービスなどの商品を用意し2,130万円の資金調達に成功されています。
融資型クラウドファンディングの仕組み
融資型クラウドファンディングとは、俗に「ソーシャルレンディング」と呼ばれています。
融資型クラウドファンディング(以下、ソーシャルレンディング)は支援した見返りとして一定期間の金利(配当)を得ることができのと、支援が成功すれば投資した金額が全額返金される仕組みです。
ソーシャルレンディングは業者選びが重要
ソーシャルレンディングは見返り(金利)が上がれば上がるほど資金回収の難易度が高く、全額損をするリスクもあります。
ソーシャルレンディングの業者選びについては以下の記事をご覧ください。
関連記事:ソーシャルレンディングおすすめの会社選び【2019年最新】
ファンド投資型クラウドファンディングの仕組み
ファンド投資型クラウドファンディングは、ファンド企業の利益の一部を投資家に分配金として還元する仕組みです。
投資信託と同じような仕組みで「第二種金融商品取引業」の登録が必要となる業種です。
投資信託ならNISAがおすすめ
現在ではNISAという非課税制度が話題となり投資信託の方が人気となっているため、以下の記事を参考することをおすすめします。
関連記事:つみたてNISA、おすすめの証券口座【2019年版】
株式投資型クラウドファンディングの仕組み
株式投資型クラウドファンディングは、ベンチャー企業など非上場企業の資金調達方法です。
2015年5月に金融商品取引法が改正されたことによって法律的に問題なく上場企業以外へ資金調達ができるようになり、投資家は優良企業を先取りできるなどのメリットが生まれます。
株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
株式投資型クラウドファンディング国内初の企業として「FUNDINNO(ファンディーノ)」というサービスがあります。
FUNDINNO(ファンディーノ)は国内の優良企業を集めた株式投資型クラウドファンディングです。
累計成約額は18億円を超えており、ものすごい勢いで投資家の資金が集まっているサービスです。
