この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。

    「ハードフォークって何?」
    「リプレイプロテクションって何?」
    「仮想通貨が分裂するってどういうこと?」
    「分裂する理由が知りたい」




ブロックチェーンの仕組み

仮想通貨の分裂を説明する前に、ブロックチェーンの特徴を少し理解する必要があります。

ブロックチェーンとは、世界中誰でも閲覧できる公開台帳です。

ブロックチェーンに取引履歴を書き残す作業(マイニング)は条件を満たせば誰でも記録を書き残すことができます。

そのため、有名な仮想通貨のマイニングではたくさんのブロック(取引データ)が同時に生成されており、ブロックチェーンは複数に派生したブロックチェーンから最も正しいチェーンを選択し続けることで一つのチェーンが出来上がっています。

スプリット

たとえば、3人のマイナー(マイニングをする人)が同時にブロックチェーンを生成した場合、一瞬だけ上記のような構造になります。

するとブロックチェーンのブログラムは3つ生成されたチェーンの中から最も長いチェーンAを選択します。

このようにブロックチェーンは絶えず長いチェーンを選択し、短いチェーンは切り捨てているため、ブロックチェーンが2つのブロックチェーンに別れて派生し続けることはありません。


フォークとは

ハードフォークなど、仮想通貨関連の話で「フォーク」と聞くと仮想通貨が分裂し、新しい仮想通貨ができることだと勘違いしている人も多いようです。

フォークは決して、仮想通貨の分裂を意味する言葉ではありません。

フォークには、ハードフォークとソフトフォークの2種類がありますので、一つずつ説明していきます。


ハードフォーク

フォークとは、ブロックチェーンシステムやブログラムのアップグレードを意味する言葉です。

中でもハードフォークは今まで出来なかった事ができるようになるなど、新機能の追加を含むアップグレードとなります。

ハードフォークでは今まで出来なかったことをできるようにするため、ブロックチェーンを動かすコンピュータマシンの方にもアップデートが必要になるなど、改修作業が大規模になる傾向にあります。


ソフトフォーク

ハードフォークに対して、ソフトフォークというのは、「今まで出来た事を出来なくするためのアップグレード」を意味します。

機能を制限することで、処理速度を早くしたり、利便性をあげることが目的となります。

ソフトフォークはもともとある機能を制限するだけなので、ハードフォークに比べると改修規模は小さくまとまる傾向にあります。


ハードフォークとソフトフォークの違い

ハードフォークとソフトフォークの違いを自動車で例えて説明します。

最高時速100Kmを出すことができる自動車を開発したとします。

これをハードフォークすると、時速120Kmで走行することが可能となります。今までよりも早く目的地にたどり着くことができるようになります。


しかし、ソフトフォークすると、100Km出せる自動車の最高時速を80Kmに抑えることができるようになります。

ソフトフォークすることによってスピード違反などの犯罪を軽減させることができるようになります。


仮想通貨の分裂とは

分裂とは、文字どおり2つ以上に分かれた仮想通貨がそれぞれ市場価値をもって市場に流通し続けていることを意味します。

もっとも有名な仮想通貨の分裂は、2017年8月に起きたビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)です。

2018年現在では、BTCもBCHも共に大きば反響を呼び世界中で取引されています。

逆に分裂がうまくいかなかった例としては、ビットコインゴールドやビットコインダイヤモンドです。

分裂し市場に新しい通過として誕生したものビットコインキャッシュほど時価総額は上がらず、世間の認識としは薄いものとなっています。


分裂する理由

仮想通貨が分裂する理由は通貨によって様々ですが、往々にしてあるのが思想の違いです。

BTCとBCHの例でいうならば、BCHを支持した側がBTCの送金の遅さや手数料の高さを改善するために取引データを格納するブロックのサイズを大きくする頃を訴えました。

これに対してBTCを支持する側はブロックサイズの変更を拒否したため、BCHを支持する側が新しい仮想通貨を作ってそれを実現した経緯があります。

デジタル通貨はいくらでも通貨を作りやすいため、意見が対立した際の解決方法として分裂というのがあると考えるのが最も理解しやすいはずです。


リプレイプロテクションとは

仮想通貨の分裂騒動と同時に話題にされるのが「リプレイプロテクション」

リプレイプロテクションとは、あるブロックチェーン問題の解決策です。

既存のブロックチェーンから新しい仮想通貨を派生させた場合、既存の通貨を持っている人は新しい通貨も同時に保有している状態になります。

この時、どちらか一方の通貨を送金すると稀に両方の通貨を送金してしまう現象が起こります。

人によっては二重送金という言い方をしますが、本来送っていない通貨が送られてしまう問題です。

これを防ぐブログラムがリプレイプロテクションです。

送りたい通貨だけを送ることができる(正常に作動する状態にできる)システムです。